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来春快速トリオが入学の東海大 一躍大学駅伝界の台風の目に

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「本当に詳しすぎる!」──陸上関係者の間で本連載が話題沸騰中だ。一年中いつでも陸上長距離の現場に足を運び続けるウェブメディア「駅伝ニュース」を相方・「マニアさん」とともに運営する「公園橋博士」こと、西本武司氏は、青山学院・駒沢・東洋の“3強”がリードする大学駅伝の未来をどう見ているのか。

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 注目すべきは青学大、東洋大、駒澤大の3強だけではない。いま駅伝ファンの間で話題になっているのが東海大だ。チームを率いるのは駅伝界で押しも押されもせぬ名指導者の両角速(もろずみはやし)・監督だ。1995年、長野の佐久長聖高陸上部の監督に就任し、ゼロから強豪校に育て上げた。

 卒業生は2006年から箱根で3年連続区間新記録を樹立した佐藤悠基(東海大卒・日清食品グループ)、3000m、5000mの日本記録保持者・大迫傑(早大卒、ナイキ・オレゴン・プロジェクト)など錚々たるメンバー。マニアさんとも「息子ができたら、高校は佐久長聖かガル高校(※)だな。そうすれば、父兄としても箱根に参加できるね」と冗談をいっているくらいの箱根出場者輩出の常連校だ。

【※ガル高校/キダウ・ダニエル(日大卒、富士通)ら箱根駅伝出場者を多数輩出するケニアの高校】

 当初はグラウンドもなかったため、両角監督自ら重機を操縦して1周600mのクロスカントリーコースをこしらえ、選手にのびやかなストライドを身につけさせた。

 4年前に母校・東海大の監督に就任して最初に手がけたのもクロカンコースだった。就任から4年、東海大に可能性を感じた全国の高校陸上指導者が、次々と逸材を送り込んでいる。11月の学連記録会で青学大・久保田和真(4年)に次ぐ2位に入った廣田雄希(3年)や、高3で5000m13分台の記録を出している湊谷春紀(1年)など現状の戦力も魅力的で、3強に割って入るとすれば東海大だろう。

 また来年は強烈な新入生たちが加入する。驚くべきことに、5000mの記録が13分台の高校生ランナーが3人も入ってくるのだ(佐久長聖の關颯人=13分51秒、八千代松陰の羽生拓矢=13分52秒、大牟田の鬼塚翔太=13分56秒)。このままだと来年、新入生だけで出雲駅伝を優勝するのではと想像してしまうほどの破壊力である。

【プロフィール】西本武司(にしもとたけし):1971年福岡県生まれ。メタボ対策のランニング中に近所を走る箱根ランナーに衝撃を受け、箱根駅伝にハマってしまう。一年中いろんなレースを観戦するうちに、同じような箱根中毒の人々とウェブメディア「EKIDEN News」を立ち上げる。本業はコンテンツプロデューサー。

※週刊ポスト2015年12月18日号


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