尿もれ?破水? 一晩気がつかなかった「高位破水」から出産までをレポート!

私は3回の出産を経験していますが、3回とも「破水」からのお産スタート。
「破水→病院へ→病院にて陣痛待ち→陣痛開始→出産」の流れです。
はじめての出産の時は、「陣痛がきて、痛みの周期を計って、病院に電話して、頃合をみて病院に向かう」というのをイメージしていました。
臨月に入ると、陣痛がくるタイミングを今か今かとドキドキして待っていました。
そのため、はじめての出産の時はそれが「破水」だとは気がつかず、ただの「尿もれ」だと思ってしまったのです。
おかしいな…と思ったのは出産の前々日の夜9時ごろ。38週でした。
チョロチョロっと「尿もれ」のようなことが起こりました。
でも漏れ出たのはほんの少しだけ…。
(おなかが大きくなると、こういうことも起きるのかな?)
陣痛の前に「破水」するというイメージがまったくなかったので、完全に「尿もれ」と信じていました。
しかし、夜中もなんとなくチョロチョロっとほんの少しだけ漏れ出ているような感じがします。
さらに下腹部にもなんとなく違和感もでてきました。
生理痛の弱い痛みのような、重だるいような感じです。
「もしや破水?」と頭をよぎり、だんだん不安になってきて眠れなくなってきました。
真夜中2時にネットで「破水」を調べてみると「ドバっとでる」「生臭い匂い」などと書いてあります。
匂いを嗅いでみると、生臭いような気もするのですが、どうにも確信が持てません。
量が本当に少量なので、尿もれ?破水?一体どっちなの~!!と朝まで悩んでいました。
そんなわけで、その晩はほとんど眠れませんでした。
朝になり、尿もれだったら恥ずかしいけど…と思いながらも、思い切って病院へ電話。
「破水だったら困るので、すぐに来てください」とのこと。
急いで病院へ。9時すぎに病院へ到着。
すぐに診察してもらい、「高位破水」だと判明しました。
卵膜の上部(子宮から遠い場所)が破れることを高位破水というそうです。
高位破水の場合、羊水が流れるスピードが遅く、量もチョロチョロと少しずつ出てくるため破水とわかりづらいとのことでした。
私の場合、破水してから一晩そのままにしてしまったうえに、まだ陣痛が始まらない状態。
「細菌感染」を予防するために点滴開始。
病院に到着して6時間後の15時に陣痛開始。
点滴に繋がれたまま陣痛に耐えるのは、逃げ出したくなるほどに苦しかったです。
針の痛みと陣痛の痛みが同時にある不快感は半端ない!
「破水?それとも、だだの尿もれ?」とやきもきしながら前日から眠れていなかったため、陣痛開始から10時間後くらいには、体力的に限界が。
夫いわく、陣痛と陣痛の合間にいびきをかいて寝ていたそうです(笑)
壮絶な痛み、疲れと戦い、陣痛開始から17時間後に無事出産しました。
この出産で、「チョロチョロ」とごく少量でも「破水」の可能性があることを知りました。
ちなみに、第二子の時も「チョロチョロ」から始まる高位破水。
第三子の時はいきなりドバっと出る破水でした。
3回の破水の経験から、正産期に入ったら外出時でも「お産用ナプキン」「大きめのタオル」を用意しておくこと、少しの量でも違和感があったら「高位破水」の可能性を考えてできるだけ早く受診することをオススメします。

著者:SANA
年齢:40歳
子どもの年齢:8歳・5歳・11ヶ月
3回の流産を経験し、出産をあきらめかけていたなかで、奇跡の妊娠。無事長男を出産。その2年後には長女出産。39歳にして次女も出産し、いつのまにか3児のママに。子どもが増えるとともに幸せも増加。しかし、それに比例して体重も順調に増加中。
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。
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