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”店はひとつの生命体”新宿駅で最後に残ったビア & カフェ BERG 市原結美さん × なな瀬のビール女子トークセッション(前編) | ビール女子

ベルク

新宿駅東口の改札を出てすぐ左。徒歩 1 分もかからない場所に名物カフェ「ベルク」があります。 15 坪ほどの小さな個人店ですが、多くのファンに愛され、今なお 1 日 1500 人もの顧客が昼夜を問わず訪れます。 1970 年に創業のセルフ型のビア & カフェは新宿のほっとくつろげる場所。この度、ビール女子リポーターなな瀬と「ベルク」ビアマネージャー市原結美さんとのスペシャル対談が実現しました! 25 周年を迎える人気店の秘密に、なな瀬が迫るリポート前編です。

ベルクカルチャーの誕生

なな瀬:まずは 25 周年おめでとうございます! 本日はよろしくお願いいたします。市原さんがベルクに関わるようになったきっかけは何ですか?

市原さん(以下、市原):純喫茶からカフェスタイルになり始めた頃ですね。個人的にオーナーと知り合いだったので、ベルクにはよく遊びに行っていました。一年経ったあたりで、ちょうど会社を辞めることになったので、その時オーナーに「一緒にやらないか」と誘ってもらって入ったんですよ。元々飲食も好きでしたし。かなり前です(笑)

オープン時から当時は珍しかった黒ビールや一杯 300 円の生ビールを出していて、新宿で気軽に一杯飲める店として存在していました。コーヒーも 200 円で飲めますしね。どんなに変化しようとそこだけは死守してやってきました。

なな瀬:今のビア & カフェスタイルへは、どのように変わっていったのですか?

インタビュー10

市原:うちは何でも言い出しっぺがやるという決まりがあるんですよ。「何かやりたい!」と誰かが言ったら、必ず本人にやらせてもらえるんです。ただ、責任をもってやるというのが鉄則。私はお酒の方で新しいアイデアをどんどん出していきました。お酒のなかでも特にビールが好きなので、「面白いビールを仕入れたいな」「ボトルを入れたいな」と、変わったことをやりたかった。それでクラフトビールです。当時は地ビールと言っていたかな。私はヒューガルデン・ホワイトが大好きでよく飲んでいたんです。当時はそのビールを飲める店が新宿界隈にまだ 1 店舗くらいしかなかったと思います。 FOODEX (毎年東京で行われる飲食の見本市)の会場で見つけて、自ら出向いて直接取り次ぎました。

なな瀬:すごいですね! 面白いビールがなければ、自分で探して行動して仕入れに行ったのですね。お店で実際に出されて、当時お客様の反応はどうでしたか?

市原:始めはびっくりしていましたよ。当時は誰も知らないですからね。グラスも独特だし、「この白いビールはなんなの!?」という反応でした。ビールに詳しくない一般のお客様も、相当衝撃を受けられていたようですね。こちらも遊びのひとつだったので、売上に影響を及ぼすような期待はなかったです。でも徐々にお客様の反応は変わっていきました。

なな瀬:変化していく感じって嬉しいですね。昨今は空前のクラフトビールブームですが、当時と今の客層は変わりましたか?

市原:確実にビールファンのお客様は増え続けています。今サッポロの樽が一日 200 リッターくらい出るんです。それに対して昔はクラフトビール系だと一日 15 リッターいくかいかないかくらいから、今 40 リッター出るんです。日本のクラフトビールのシェアは 1 %未満といわれてます。それに比べるとうちの場合はシェアがすごく高いです。 15 %〜 20 %は常にいくんじゃないかな。

なな瀬:アメリカのクラフトビールのシェアとほぼ一緒ですね。

市原:まさしく。タップは 2 つしかないですし、いわゆるのクラフトビール専門店とは全く違うけれど、やっぱり気軽さがいいのかな。サクッと飲んで帰れる。よくお客様が「クラフトビールのファーストフード」と表現してくださって。こんなに気軽に飲める店があって嬉しいと。一杯だけ飲んで帰れるという使い勝手を重要視してくださるようです。

なな瀬:朝は 7 時からの開店でしたよね?(笑)

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