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U2のパリ公演にパティ・スミスが登場 ボノは「我々はみんなパリジャンだ」とコメント

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パリの連続襲撃事件により、U2はワールドツアー『イノセンス・アンド・エクスペリエンス(iNNOCENCE + eXPERIENCE)』のコンサート延期を余儀なくされたが、事件から3週間も経たない12月6日(現地時間)にフランスの首都パリに戻り、パワフルで大胆不敵なライブパフォーマンスを行った。この日のスペシャルゲストはパティ・スミスで、最後の曲に参加した。

ボノが2万300席を擁するアコーホテルズ・アリーナのステージに姿を現すと、「フランス万歳(Vive La France)」と叫ぶ強烈な大歓声が沸き起こった。ボノは「自由を愛するのなら、パリがあなたのホームタウンだ」と言い、音楽の悲しみの力について語った。

「悲しみは、深い傷のようで完全に治ることはない。私も今でもそう感じる。14歳の時に母親が亡くなったが、母の死によって私はアーティストとなり、その傷が他の世界への扉を開けた。ここにいる3人の素晴らしいメンバーに出会えたんだ。ロックンロールが、メンバーが、そして君たちが私を救ってくれた」(ボノ)

ボノは母親へ捧げる歌『アイリス(ホールド・ミー・クローズ)』を演奏する前に、「我々は君たちを救う事はできないが、今夜我々ができることは、君たちに尽くすことだ。私たちは今夜、君たちの奉仕者となれて光栄だ」と語った。この日、U2はヒット曲『約束の地』、『ビューティフル・デイ』、『ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー』、『ブラディ・サンデー』を演奏した。

また、パリの連続襲撃事件の犠牲者への追悼として『プライド』を演奏中には、コンサート会場の巨大なスクリーン上にラブ&ピースのシンボルと犠牲者全ての名前を映し出した。

出演が噂されたイーグルス・オブ・デスメタルはこのU2のコンサートに出演しなかった。噂は翌日のために準備されているようだ。コンサートはHBOスペシャルにて中継される。

ボノは、「11月13日の悲劇の夜にパリから奪われたたくさんのものは、かけがえのないものだった。一夜にして、生活や音楽、安らぎを奪っていったが、この街のスピリットは奪えない」と、公演の日程を変更した後に言った。

第2次大戦以来、フランス国内で最も致命的となった事件の余波は、フー・ファイターズやコールドプレイ等も含め、コンサートに突然の混乱を招いた。11月13日、テロリストはパリで130名を殺害し、そのうちの89名はバタクラン劇場のイーグルス・オブ・デスメタルのコンサートを楽しんでいた観客だった。

フランスの最も大きなコンサート会場であるアコーホテルズ・アリーナは、12月7日の夜のセキュリティを最大限に引き上げた。テロリストの脅威の高まりで非常事態宣言の中にあるフランスで、また大規模な集会も禁止されている最中に行われたU2のコンサートは、異例の公演となった。

この記事はトーマス・アルデンの寄稿による。

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