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イーグルス・オブ・デス・メタルがU2のパリ公演に出演

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11月3日(現地時間)のパリ連続襲撃事件が、U2のボノが言うところの「音楽への初めての直接的ダメージ」だとしたら、イーグルス・オブ・デス・メタルを招いて開催された12月7日(現地時間)のU2のコンサートは、ロックンロールがかつてないほどに生き生きとしていることを証明した。パリで開催された感動的な初日公演の後、HBOはU2のワールドツアー、『イノセンス・アンド・エクスペリエンス(iNNOCENCE + eXPERIENCE)』の放映を再開した。

12月6日(現地時間)の夜にボノと『グロリア』を演奏したパティ・スミスに続いて、この日はイーグルス・オブ・デス・メタルがステージに姿を現し、観客からの拍手喝采を受けた。バンドのメンバーにとって、連続襲撃事件で130名が殺害された日から初めてのパリ訪問である。その130名の中には、バタクラン劇場で彼らの公演を楽しんでいた89名の観客も含まれる。パリに彼らがやってくるのは広く予想されていたが、テロの恐怖によって未だ非常事態宣言の中にあるパリにとって、彼らはパリ市民の団結や抵抗を示す力強いシンボルのように思えた。

イーグルス・オブ・デス・メタルのジェス・ヒューズは、米ヴァイス・メディアの最近のインタビューで、「バタクラン劇場が再開したときに、その会場で演奏をする最初のバンドでありたい。我々の友人たちはロックンロールを見て故人を見舞うのです。あの場に戻って、ライブがしたい。音楽は我々の成すことで、生きる道であり、演奏をやめてしまうという道はないのです」と語っていた。

初日の公演と同様に、ステージは『ザ・ミラクル(オブ・ジョーイ・ラモーン)』で開演した。ボノは事件の犠牲者に追悼の意を込めて、「今夜、我々はみんなパリジャンだ……自由を愛するなら。みんなの生活がめちゃくちゃになっている時に、我々を歓迎し、我々の活動について少し報告する機会をくれたことに感謝します」と述べた。

ボノは初日に、「ここパリで、サンバーナーディノで、ダマスカス(シリア首都)で、ベイルート(レバノン首都)で、家族を殺された人々と共に立ち上がろう。救いだと考える神に慈悲や思いやりなど存在しないというイデオロギーによって子どもを人質にとられた家族たちと団結しよう」と呼びかけた。

さらにボノは、音楽による悲観の力に関する話や、14歳の頃に母親の死を乗り越え、アーティストになるためのにロックンロールがどのように彼を助けてくれたのかを語った。

「悲しみは、深い傷のようで完全に治ることはない。私も今でもそう感じる。14歳の時に母親が亡くなったが、母の死によって私はアーティストとなり、その傷が他の世界への扉を開けた。ここにいる3人の素晴らしいメンバーに出会えたんだ。ロックンロールが、メンバーが、そして君たちが私を救ってくれた」(ボノ)

この記事はセバスチャン・ゴールズの寄稿による。

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