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イランで受けた歓迎 − 自分の中の偏見が改まった旅

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Photo credit:Masashi Amano「イランの旅。マシュハドからヤズドに向かう寝台列車の中での出会い」

Photo credit: Masashi Amano「イランの旅。マシュハドからヤズドに向かう寝台列車の中での出会い

こんにちは、TRiPORTライターのMasashi Amanoです。
僕が「イランに行く」と告げたとき、日本にいる家族や友達は「そんな危ないところに行って大丈夫なの?」と心配しました。今はアメリカとの関係が改善され、経済制裁が緩みましたが、その頃のイランは核開発疑惑もあり、「悪の枢軸」と名指しされる国でした。

僕自身も「イランは怖い」というイメージを抱いていたのですが、実際に足を踏み入れてみると、そこには想像とは全く違う国が広がっていたのです。

髭もじゃのイラン人男性たちとの出会い

イランを旅していた2013年11月、マシュハドからヤズドへ向かう寝台列車の同じコンパートメントで、3人の恰幅のいい髭もじゃのイラン人男性たちと出会いました。

イカつい見た目だったので「怖そうだな」と最初は思ったのですが、彼らは僕を見ると、「どこの国から来た?」「何しに来てるんだ?」と拙い英語でしきりに話しかけてくれたのです。おまけに彼らは僕に食べ物を分けてくれ、そのまま一緒に食事をしました。

ヤズドに着いたとき、ホテルまで送ってくれるというので、僕は彼らの車に乗りました。そして車内でイラン人男性の一人が、今夜ヤズドの案内と食事をごちそうしたいと言ったのです。

その言葉通り、夜に彼は彼の奥さんと一緒に、車で市内を案内してくれました。レストランでの食事のお代も「あなたはゲストなんだから」と言って、僕に払わせようとしませんでした。英語がほとんど通じないため身振り手振りも交えての会話でしたが、言葉が通じなくても真心が通じて、じーんとなったのを覚えています。

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Photo credit: Masashi Amano「イランの旅。マシュハドからヤズドに向かう寝台列車の中での出会い」

ニュースを鵜呑みにせず、旅することの大切さ

日本で耳にするニュースだけでは、イランは怖い国というイメージが強くなってしまいます。僕自身もそういうイメージを少なからず持っていましたが、それは偏見でした。実際に旅行してみると、人々はとてもフレンドリーで、旅行者に対しても分け隔てない態度で接してくれました。イランは怖い国ではなく、とてもフレンドリーな国だったのです。

差別や偏見は、根が深くてデリケートな問題です。旅をしていると、アジア人に対する差別を感じることもありました。それは多分、人は誰でも意外と狭い価値観や世界の中で生きているからではないかと思います。

ですが旅は、その狭い世界から飛び出すことができます。そして様々な世界や価値観を見ることができるのです。イランでの体験だけではなく、旅をしていると、それまで自分が持っていたイメージが覆され、認識が180度改まることがしばしばあります。だから旅は楽しい。

少しでも多くの人が旅に出て、現地の人と触れ合い、差別や偏見から解放されることを僕は願ってやみません。

>ライター:Masashi Amano
Photo by: Masashi Amano「イランの旅。マシュハドからヤズドに向かう寝台列車の中での出会い

イランの旅行記はこちら

*Masashi Amano「イランの旅。マシュハドからヤズドに向かう寝台列車の中での出会い

*Tomoko Malaghan「イランの文化と世界遺産を辿る2週間の旅

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