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妊活を始めた途端に発覚した無排卵。タイミングにこだわりすぎた経験から学んだこととは?

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35歳で結婚してから約3年間。

子供は欲しいなと思いつつ、夫も私も仕事が忙しいからとか、たまの休みには、お酒を飲んで疲れたからという言い訳で寝てしまい、性生活の方は、たまーにという感じで、まるで妊娠のためのタイミングなんて気にしていませんでした。

しかし、38歳になってから子供が欲しいならリミットがそろそろなのではと感じるようになって、急に焦りが芽生えるようになりました。

そこで、妊活の第一歩として、やっと基礎体温計を購入し、毎朝眠気まなこで基礎体温を測り始めました。

その日から妊活というものが始まり、夫にも毎月のサイクルを考えると、今度はいつがタイミングの良い日だからと伝え、お互いその日に向かって体調を整えることになりました。

しかし、思いの外、妊活というものは難しく、お互いタイミングの良い日に飲み会が入ってしまったり、仕事が遅くなってしまったりと都合を合わせるのにもひと苦労しました。

しかも夫も若くないので、タイミングの良い日のあたりに何度か連続でチャンスを持つことが、彼にとって大きな精神的・体力的な負担になり、本人も「ストレスだ。」としょっちゅう言っていましたし、栄養ドリンクやサプリ・ツボ押しを色々と試してみても、毎日チャンスを持つことができないこともあり、前途多難でした。

それでも、なんとか1度目のタイミングの良い日を乗り越えることはでき、期待をもって基礎体温を測り続けていたのですが、いつまでたっても基礎体温があがらない…。

これまで、生理は毎月ほぼ順調にきていたので、そんなことはあるはずがないと、一向に上がらない基礎体温を不安に思いながらも待ち続けました。

しかし、その約一週間後、生理とは明らかに違う鮮血が…。ネットで調べたところ、無排卵による不正出血ではないかと思われました。

思いもかけない事態に、あわてて近所のクリニックへ。

近所に住んでいて相談できる知人がいれば、どのクリニックが良いか聞きたかったのですが、理由も相談しづらいことでもありますし、そのような人もいなかったので、仕方なくインターネットで急いで検索し、せめて評判が良さそうな口コミのあるクリニックを選びました。

初診かつ予約ができなかったので、クリニックではかなり待たされ、時間がたてばたつほど不安も募ります。

先生に症状を説明したら、「う〜ん、それは無排卵の不正出血でしょうね」と、やっぱりの答え。

そして、ホルモンバランスが崩れている可能性があるから、血液検査をしましょうと促されました。

採血中に、先生から「せっかくこれから頑張ろうと思っていたのにね。かわいそうに。」と優しい言葉をかけられた瞬間、悔しい気持ちと悲しさから涙があふれ出てきてしまいました。

妊娠することが、途方もなく難しいと感じられた瞬間でもありました。

栄養ドリンクを飲んだりツボをおしたり、毎日頑張ってくれていた夫にも、申し訳ない気持ちでいっぱいで、報告することがとても億劫でした。

幸いにも、処方された薬を飲んだら出血はすぐ止まりました。

しかし、血液検査の結果では、やはり女性ホルモンのバランスが崩れており、「これでは妊娠は難しいね。」と先生に診断され、その月は結局生理もきませんでした。

先生からは、「あんまり深く考えすぎず、気持ちを楽にゆっくりするようにしなさい。」とアドバイスをもらい、夫からも「次がまたあるから。」と励まされ、なんとか気持ちを持ち直して、来月がんばろうと思えるようになりました。

そして2回目の月、引き続き基礎体温を測りつつ、今度は事前に排卵検査薬を購入し、排卵予定日のころに検査をしました。

しかし、何日検査をしても一向に排卵の印が出ません。また不安が襲ってきます。

女性としての自信を失いかけながら、一応、夫とのタイミングは持ちました。

しかし、今度も妊娠することなく、生理が来てしまいました。

わずかな希望を胸に、排卵検査薬を買った薬局で、使い方が間違っていないか確認しましたが、「使い方は合っているので、排卵してないですね。」と、冷たいひとこと。

この一言は胸の奥まで、ぐさっと響きました。

プロなんだから、そういう場合は、もう少し優しい言葉で声をかけてくれたらいいのにと思うのは、私だけでしょうか…。

少し前の月まで、定常的に生理がきていたはずなのに、妊活を始めた途端、女性ホルモンバランスは崩れているわ、排卵はしていないわという事実をつきつけられ、「いったい私の体はどうなってしまったのか、もう妊娠はできないのではないか。」と、深く深く悩みました。

自分への自信もすっかりなくし、夫への申し訳ない気持ちもさらに大きくなりました。

前向きな気持ちには全くなれていなかったのですが、ここで諦めては、応援してくれている夫に対して悪いという気持ちに後押しされ、出血の際にお世話になった先生のところへ行き相談しました。

そこで、排卵誘発剤(クロミッド)を勧められ、副作用の心配もあまりないとのことで、夫と相談して試してみることにしました。

そして、3回目のタイミングがやってきました。

残念ながらまたしても排卵検査薬では、排卵を確認できませんでしたが、月経周期や基礎体温から考えてチャンスを持ちました。

しかし、生理が来てしまいました。

診察の際に、初めて知ったのですが、排卵誘発剤を使うと、普段の排卵日から早まったり遅まったりすることが頻繁にあるようです。

そう聞いて考えてみると、私の場合数日タイミングが遅れてしまっていたと思います。

月に1回しかないチャンスを逃してしまった…というショックは大きかったのですが、唯一再度行った血液検査で、ホルモンバランスが正常範囲になっていたことが救いでした。

そして、4ヶ月目。

今度は排卵誘発剤の影響を考えてタイミングを測り、チャンスを何度か持ちました。

夫は、この頃はサプリやツボ押しだけでは体力が持たないとのことで、針治療にも通うようになっていました。

幸運なことにも、この4ヶ月目で妊娠することができました。

妊娠するまで、女性としての自信を失いかけたり、がんばっている夫への申し訳ない気持ちでいっぱいになったりで、情緒不安定になり本当に辛かったです。

確かに、基礎体温や排卵検査薬など、自分でもチェックできることが多いのは便利なことですが、毎日が数字や印を見比べての一喜一憂で、私の場合そのことで頭がいっぱいになってしまい、逆に自分を追い詰めてしまってきついこともありました。

最後のタイミングでは、「また排卵していない…。」という結果がでた場合、直視することにとても耐えられそうになかったので、排卵検査薬は一切使いませんでした。

タイミングを計ることは大事だと思いますが、妊活は長期戦になることも多いと思うので、できるだけ思い詰めずに気持ちを楽にできたらいいですよね。

焦る気持ちはあると思いますが、妊活からちょっとだけ離れて、自分を甘やかしてあげることも大切だと思います。

著者:ぶらんぼん

年齢:39歳

子どもの年齢:妊娠7ヶ月

妊娠6ヶ月で夫の仕事の関係で、パリに移住し、慣れない土地での出産に向けて不安な日々を過ごしています。毎日大変だけど、元気で健康な赤ちゃんに出会えるのが楽しみです。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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