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元ストーン・テンプル・パイロッツのスコット・ウェイランドが48歳で死去

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ストーン・テンプル・パイロッツやヴェルヴェット・リヴォルヴァーの元ボーカルで、長らく薬物中毒と闘ってきたロックスターのスコット・ウェイランドが死去した。48歳だった。

12月3日(現地時間)の夜、ジェーンズ・アディクションのギタリストであるデイヴ・ナヴァロが、ウェイランドの死去に関してツイートした。ナヴァロは、「我々の友であるスコット・ウェイランドがこの世を去ったと知りました。なんてことだ。私は今夜、彼の家族のことが気になってしかたがない」と語った。

現地メディアのTMZによると、ミネソタをツアー中のバス車内で、ウェイランドが無反応なことに気付いたようだ。最後に彼が所属していたバンドのザ・ワイルドアバウツがメディナ・ボールルームでパフォーマンスを披露する予定だったが、公演はキャンセルとなった。

ザ・フェアウェルのリードボーカル兼ギタリストであるザック・マイヤーズは、『Twitter』でこの情報を裏付けた。マイヤーズは、「悲しいことに、ストーン・テンプル・パイロッツと長く仕事をしていた我々のプロダンクション・マネージャーが、真実であることを確認しました……悲しすぎます」と語った。

死亡の原因は判明していない。

長年にわたってヘロインやコカインの中毒と闘っていたウェイランドは、ステージ上では大胆で荒々しい予測不可能な人物だった。

バンドメンバーと一緒にメガホンを振り回しながら、真っ赤な髪のウェイランドは南カリフォルニアを拠点とするストーン・テンプル・パイロッツを20年間にわたって率いた。

ファンからはSTPとも呼ばれたその4人組は、1992年にシングル曲『クリープ』でグランジシーンに殴り込み、『プラシ』『ビッグ・エンプティ』『インターステイト・ラヴ・ソング』のような力強いバラード曲と共に、1990年代から2000年代にかけて最も人気のあるロックバンドのひとつとなった。

彼らの音楽はニルヴァーナ、サウンドガーデン、パール・ジャムなどの1990年代の楽曲と共に、オルタナティブ・ロック専門の放送局で未だ頻繁に流されている。

しかし、私生活ではしばしばトラブルに見舞われるのが、ウェイランドのロックスターとしてのあり方だった。

1998年にヘロインの所持で5か月間刑務所に入った後、彼は妻に対する家庭内暴力で起訴されている。

2008年には飲酒運転で逮捕されて厚生施設に入り、以降は25年間にわたって禁酒に努めていると思われていた。

ウェイランドは米紙USAトゥデイのインタビューで、「人々は私に対して誤解しています」「そうです。私はヘロインやコカインを克服しようとしていて、有名なロックスターでした。しかし、音楽は私を定義づけるものではありません。私は兄であり、父親であり、息子なのです」と語った。

ウェイランドは後にストーン・テンプル・パイロッツを脱退し、元ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ、ダフ・マッケイガン、マット・ソーラムと共に、スーパーグループのヴェルヴェット・リヴォルヴァーを結成した。そのバンドも、再びウェイランドの麻薬中毒が原因で解散となった。

彼は麻薬中毒に関して、「未だにいつも手が出そうです」「私の弟は(2007年にドラッグの過剰摂取で)亡くなっています。それがあるから、私はいつも耐えられるのです」と語った。

ウェイランドは2008年にストーン・テンプル・パイロッツを再結成し、その後またバンドを離れてソロアーティストとして歩み始めた。もちろん、最後もいざこざがなかったわけではない。

2013年に、ウェイランドが自身のソロ活動中にもバンドの曲を演奏したとして、ストーン・テンプル・パイロッツ(STPは新たなボーカルにリンキン・パークのチェスター・ベニントンを迎えた)は彼を相手取って裁判を起こした。ウェイランドは、元バンド仲間の主張が「ばかげている」として反訴を提起した。

その裁判は結果的に示談に落ち着いた。

ウェイランドはその時、「私はあちら側のバンドのファンに、板挟みになったような気分にさせたことを謝罪します」「私自身、感情的に板挟みになったような気分だから。私はただ音楽を演奏したいだけなのです」と語った。

バリトン声の歌唱スタイルで知られるウェイランドは、米ケーブルテレビ局VH1の番組『ストーリーテラー』特別版で、ザ・ドアーズの現存メンバーとパフォーマンスを披露したこともある。

彼は、ノアとルーシーという二人の子どもを残して死去した。

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