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私の役割がなくなることがゴール。ガイアックスを14年支えたエンジニアが説く「巻き込まれ力」とは

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エンジニアの主体性と情熱こそが、新しい事業を生む原動力

2001年にガイアックスに新卒入社して14年目、管理職となってからはずっと、「エンジニアが主体的に動ける環境づくり」に注力しています。

主体的とは、「こんな仕事にチャレンジしたい」「こんな技術を身につけたい、磨きたい」という思いを持ち、実際にそれに取り組むこと。ガイアックスにおいては、仕事の主体はメンバー各人。メンバーがやりたいことに取り組んでもらうことを、最優先に考えています。

ガイアックスはそもそも完全にボトムアップの社風で、メンバーの主体性を尊重し一人ひとりが情熱を込めて新しい事業を発案し、想いをもって取り組んできたことで成長してきました。

その結果、一見すると統一感の薄い数億円規模の事業が十数事業並んでガイアックスという会社を構成している。そういうところがメンバーの「本気」を大切にするガイアックスらしさだと思っています。

実際、私も入社以来こういう土壌の中で過ごし、自由にやりたいことにチャレンジし続けてきました。


大学時代から、ゆくゆくは起業したいと思っていて、「ベンチャーが成長していく様を体感したい」とガイアックスに入社。技術のみならず、ビジネスを知りたいと思っていたので、何にでも「やりたい」と手を挙げ、貪欲に取り組みました。

入社したての頃、韓国で流行していた「ネットカフェ」に可能性を感じて、新人ながら事業立ち上げに関わらせてもらいました。

当時の日本ではマンガ喫茶がまだ出始めの時期で、今のようにネット環境が当たり前に併設されている状況ではありませんでした。インターネットがメインコンテンツである純ネットカフェを主流にできると思い取り組んでいました。

その後は、流行の兆しを見せていたアバタービジネスに関わったり、クライアントの新規事業としてのBtoC事業の立ち上げを担ったりと、本当にさまざまな領域に関わらせてもらいましたね。

とはいえ、メンバー全員が「やりたい」に忠実に好き勝手なことをしていると会社として成り立たないので(笑)、やらなければならないこと(=must)とやりたいこと(=will)の重なりを広げる努力が重要だと考えています。

そのためには、ガイアックスの事業ミッションや目標を常に共有することが重要。

当社には「人と人とをつなげるビジネスを行う」「一発花火ではなく、長く使ってもらえるサービスを提供する」という基本方針があります。それを常に伝えつつ、その時々の事業方針やミッション、目指す方向性をできるだけ頻繁に共有することで、目指す方向性を理解してもらい、その方向性の中で「やりたいこと」を見つけてほしいと願っています。

情熱が湧かなかったら、「やりたい」が強い人に「巻き込まれて」みる

実体験から思いますが、自分がやりたいと思ったことに主体的に取り組むと、仕事に掛けるパワーが違うんですよね。この仕事を絶対に成功させたい、成長させたい!という、並々ならぬ情熱が湧くのを感じます。

それに、本人の「やりたい」がないと、結果的にどれも「やらされ仕事」になってしまい、ミスマッチが起きてしまう。それでは、本人にとっても会社にとっても不幸です。

ただ、特に若いうちは、自分は何がやりたいのかピンとこない人も多いと思います。そんなときは、「やりたい」が強い人に巻き込まれてしまうのも一つの方法です。

「巻き込まれ力」も実はエンジニアにとって必要なスキルだと思っているのですが(笑)、斜に構えることなく巻き込まれてみれば、その中で新しい発見がある。

「ああ、自分はこれが好きなんだ」「これをもっと極めたいんだ」と見えてくるものが必ずあるはずです。


株式会社ガイアックス R&D本部 技術開発部部長 肥後 彰秀 氏
京都大学工学部卒業後、2001年にガイアックスに入社。新規ビジネスの企画、立ち上げ、運用など、エンジニアとして創業期のガイアックスを支える。2007年より技術開発部部長としてエンジニアを束ね、組織運営・整備も司る。

自分の役割がなくなって、メンバーから肩を叩かれるのがゴール(笑)。

当社は、営業や企画出身者など「非技術領域」がバックグラウンドの人も多数活躍しています。例えば顧客目線で気付いた課題など、彼らならではの新しい視点で新規ビジネスの芽を見つけ、立ち上げています。

ただ、私個人的には、もっとエンジニアが発想の中心になって、ビジネスの立ち上げを担ってほしいと思っています。世の中にある課題を解決するには様々な方法がありますが、より根本から変えなければならないと思った時、「技術の力」が重要になるからです。

そのためにも、目の前の依頼された開発仕事だけでなく「そもそもこの課題とは?」を掘り下げて考えて、解決策を提案する習慣をつけてほしい。物事に主体性を持って取り組めれば、そこまで探求しようとする「情熱」が自然と生まれると思いますよ。


先ほど、「ゆくゆくは起業したいと思ってガイアックスに入社した」とお話ししましたが、その夢は当分先、それこそリタイヤ後でもいいかなと思っています。

ガイアックスの立ち上げ期から関わり、組織作りに注力してきました。「若い世代は本質的に優秀」と考えています。

前の世代が整備した道を全速力で走って追いついて欲しいし、そこから先を託したい。私の役割がなくなることが、私のゴール。「お疲れ様でした。後は僕たちがやりますので、大丈夫ですよ」と肩を叩いてほしいですね(笑)。

※本記事はエンジニアのためのTechLife Magazine「motech」(※2015年4月30日掲載)からの提供記事です

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