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サラ・オレイン『f エフ』でヴァイオリニストや作曲家としての一面も披露、リリース記念インタビュー

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 3rdアルバム『f エフ』をリリースしたサラ・オレイン。今回は、コンセプト作りからマスタリング、バンドメンバーのブッキングに至るまで全てのプロセスに関わったというサラ・オレインに、作品に込めた想いや、2016年のビルボードライブ公演について話を聞いた。

 日本ではヴォーカリストというイメージが強いサラ・オレインだが、そもそも演奏家としてのキャリアはヴァイオリニストからスタート。演奏家以外にも、作詞家、作曲家、アレンジャーとして多方面で活躍している。アルバムのタイトル『f エフ』は、そんな幅広い活動を伝えたいということから、音の成分である1/fゆらぎや、ヴァイオリンの音孔の形、ファンタジー、フェミニンなど、色々な“f”の意味を込めて付けられた。

 そんな多才さは一曲目の「New World~新世界」から早速感じることができる。本作は日本歌曲「遠き山に日は落ちて」で知られるドヴォルザークの交響曲「新世界より」第2楽章のアレンジ。歌詞は、3つの言語を駆使し、サラ自作の詞が付けられた。「「遠き山に日は落ちて」から引用しようかとも思いましたが、自分の言葉で書きたいと思いレコーディング前日に徹夜で書き上げました。初めて勉強した外国語であるラテン語、英語、日本語を使っています。ピュアな雰囲気からスタートして、どんどんレイヤーが重なって合唱のようにハーモニーが重なっていくという新しい世界も楽しんでいただければ」

 10曲目の「Appasionato」は、様々なジャンルがクロスオーヴァーしたインストゥルメンタル曲。意外にも、プライベートではEDMやトランスなどハードな曲を聴くことが多いそうで「EDMの要素、技巧的なパッセージ、そしてヴァイオリンという楽器を融合させると面白い作曲しました。この曲は、“f”で言うと
fierce=力強さを表現できたのではないでしょうか」と語った。

 落ち込んだ時は、曲作りなどクリエイティブな発想に転換することで立ち直ることが多いという。「Venetian Glass」も、そんな時に生まれた曲の1つ。弱くて壊れやすいところと、必死で立ち上がろうとする自身の両面を、壊れやすいベネチアン・ガラスに例えて作られた。

 そしてボーナストラックの3曲目は、ウィーン少年合唱団とのコラボレーションによる「O Holy Night」。昔から、ボーイソプラノの独特な響きに憧れていたというサラは「世界一の少年合唱団と一緒に歌うことができ、夢が一つ叶った」と微笑み、レコーディングの際は、少年合唱団のハーモニーに馴染むよう、なるべくビブラートを押さえ、澄んだ発声を心掛けたと明かした。

 2016年1月23日にはビルボードライブ大阪での公演も控えている。「お客様に、直接音楽をシェアできるのがライブの醍醐味。特にビルボードライブは、客席との距離がとても近くて大きなホールではできないようなコミュニケーションができるので、私も楽しみです」

 幅広く活動する彼女が目指すのは、自分が感じているメッセージを音楽を通して伝えることと、人の心を少しでも動かせるような音楽を届けること。「音楽は、異なるバックグラウンドの人を一つにする力があります。平和という言葉を使うのは、おこがましいかもしれませんが、違う文化の人を音楽によって繋ぐようなアーティストになれれば」

◎リリース情報
『f エフ』
サラ・オレイン
2015/11/25 RELEASE
<限定盤>[SHM-CD+豪華写真集]
UCCY- 9025 3,500円(tax out)
限定盤特典:高音質SHM-CD仕様/豪華48P写真集/スリーブケース付
<通常盤>[CDのみ]
UCCY-1059 2,800円(tax out)

◎公演情報【サラ・オレイン Sarah Alainn Concert Tour 2016 ~ƒ~】
会場:ビルボードライブ大阪
日時:2016年1月23日(土)1stステージ 15:30開場 16:30開演、2ndステージ18:30開場 19:30開演

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