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世界初「ハンドソープで洗えるスマホ」を実際に洗ってみた結果……

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12月3日、auから発表された「DIGNO rafre(ディグノ ラフレ)」は、世界初の“ハンドソープで洗える”スマートフォンだ。ハンドソープで洗えば、いつもきれいな状態で使うことができる。でも、スマホをわざわざハンドソープで洗う必要ってある? みんなそんなにきれい好きなの? そもそも、これまでの防水スマホじゃダメなの? 防水スマホだって普通に水で洗えるでしょ? などなど、いろんな疑問が湧いてくる。そこで、”ハンドソープで洗える”とはどういうことなのか、何はともあれ、実際にやってみることにした。手順は以下の通り(洗うには推奨のやり方があるとのことなので、それに従った)。

1.まずは手をきれいに洗い、ハンドソープを手に取ってよく泡立てる。量はワンプッシュが適量。なお、ライオン株式会社のキレイキレイ泡ハンドソープ他、国内メーカー製の泡タイプのハンドソープで洗えるが、キッチン用、業務用ハンドソープでは洗浄できない。洗い方詳細や注意事項は公式サイト等で確認を

2.泡で軽くなでるようにしてやさしく洗う。端子のキャップは事前にしっかりと閉じておくように

3.泡がなくなるまで洗い流す。スピーカー、マイク穴、TVアンテナに泡が残らないよう、しっかりと流水を当てるのがポイント

4.乾いたタオルで水を拭き取る。その際、スピーカー、マイク穴、TVアンテナに水が残らないよう、各面をポンポンと軽く叩いて、念入りに水抜きをすること

実際にスマートフォンをハンドソープで洗ってみた率直な感想は……うん、なんだかスッキリして気持ちいい! 当初は「普通に水で洗えばいいのでは?」と思っていたものの、たしかにこのスッキリ感は、泡で洗わないと感じられないものだ。そもそもスマートフォンのような電子機器を泡で洗うこと自体が初めての体験だったが、意外とクセになりそう。もしかすると今後、「洗える」ことがデジタル機器のひとつの潮流になるかも??

それにしても、そもそもなぜ”ハンドソープで洗える”スマホをつくることになったのか? 「DIGNO rafre」を開発した京セラとKDDIの担当者に話を聞いてみることにした。

今回取材に訪れた京セラの横浜事業所。ここではケータイやスマホの開発が行われている

世界初の”ハンドソープで洗えるスマートフォン”として誕生したDIGNO rafre

――「DIGNO rafre」は世界初の”ハンドソープで洗える”スマートフォンとのことですが、この端末の開発の経緯を教えてもらえますか?


京セラ 横山早苗さん/商品企画担当

「スマートフォンが広く普及し、一般化した今、端末ごとの個性を出すことが難しくなりつつあります。そんななか、スマートフォンは常に持ち歩くものであり、いつもきれいな状態で使っていただきたいというところから、私たちは”洗える”という点に着目しました。防水のスマートフォンはこれまでもありましたが、そこをさらに進化させれば、ハンドソープの泡で洗っても大丈夫な端末が作れるのではないかと。市場調査をしたところ、男女を問わずそのニーズがあることが分かったため、商品化に向けて開発がスタートしました」(京セラ 横山早苗さん/商品企画担当)

――これまでの防水ケータイでも水で洗えたわけですよね。ハンドソープで洗えるというのは何か技術的に違うんですか?


京セラ 相川雅敏さん/技術担当

「ハンドソープは界面活性剤を含んでおり、水とは表面張力が異なるため、従来の防水仕様だと内部に水が入ってしまう可能性がありました。そこで今回、”ハンドソープで洗える”を実現するにあたって、コネクター類のキャップ部分の成型方法を全面的に見直しました。従来の防水スマートフォンは、パッキン部のOリングが別部品になっており、金型の成型によって生じる微小な隙間があります。『DIGNO rafre』では、ハンドソープの水の浸入を防ぐため、キャップ部分を一体成型にすることで段差を完全になくし、端末の気密性を高めているんです」(京セラ 相川雅敏さん/技術担当)

“ハンドソープで洗える”を実現したキャップ部分


キャップ部分を横から見た拡大図。左は従来の防水スマホ。右の「DIGNO rafre」は一体成型にすることで、端末の気密性を高めた

――開発にあたって苦労したことは?

「”ハンドソープで洗える”は前例がないことであり、その実現のために耐久試験を繰り返す必要がありました。それが大変でしたね。洗うという行為は機械任せにはできず、人の手でしかできませんから。1日1回2年間洗うことを想定した耐久試験をしました」(相川さん)


京セラ 大和田靖彦さん/技術担当

「KDDIさんからは『ネイルをしていてもキャップ部分を開けやすくしてほしい』というリクエストがあり、その実現にも苦労しました。なにしろ、開発陣は男性ばかりでしたから……。ネイルをしている女性にテストしてもらうのはもちろん、爪の厚さをノギスで測らせてもらったことも(笑)」(京セラ 大和田靖彦さん/技術担当)


KDDI プロダクト企画1部 中村智果

「最初、ネイルについてお話ししたとき、きょとんとされていましたね(笑)。最近の防水スマートフォンはキャップレスが主流ですが、この『DIGNO rafre』は構造上どうしてもキャップが必要になります。女性ユーザーが使いやすいというのは譲れないポイントだったので、京セラさんにはそのあたり工夫していただきました」(KDDI プロダクト企画1部 中村智果)

キャップ部分の溝はネイルをしていても開けやすいように設計されている

“ハンドソープで洗える”以外にも、浅いすりキズが自然回復する特殊な塗装を施した“スクラッチヒーリング”や、バスルームで使える“温水防水対応”、そして“耐衝撃”“耐振動”など、さまざまな工夫や機能が満載の「DIGNO rafre」。常に持ち歩くスマートフォンをずっとキレイに、そして安心して使いたいユーザーにとって、魅力的な選択肢のひとつになりそうだ。

洗い方の詳細や注意事項を紹介した動画はこちらから。

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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