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デヴィッド・ボウイの新作『★』に新世代ジャズシーンを牽引する豪華アーティストが参加

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デヴィッド・ボウイが自身69回目の誕生日となる来年1月8日に発売するニューアルバム『★』に、新世代ジャズシーンを牽引するマーク・ジュリアナ、ダニー・マッキャスリンらが参加していることがわかった。

アルバム『★』 (okmusic UP's)

時代の先駆者とも言えるデヴィッド・ボウイから届けられた、ニューアルバムからのタイトルトラックにして1stシングルでもある「★」(ブラックスター)は、ダークで美しく、グラマラス、挑戦的なサウンドに次々と変わる拍子、シングルの既成概念を超えた9分57秒という尺の幻想的な楽曲。新作の方向性を紐解くキートラックであり、ボウイの音楽的冒険の向かう先に、現在全音楽ファンの注目が集まっている。

先日届いた情報によると、新作のプロデュースはボウイ自身とトニー・ヴィスコンティが務めているという。1969年の『スペース・オディティ』からその関係は始まり、ベルリン3部作と呼ばれる『ロウ』(1977年)、『ヒーローズ』(1977年)、『ロジャー』(1979年)などの名盤にプロデューサーとして関わってきたトニー・ヴィスコンティは、まさに“70年代のボウイを創った男”とも言える。トニー・ヴィスコンティが新作に関して、“デヴィッドの昔のサイドメンを起用すると、ロックの人々がジャズをやることになってしまうからね。ジャズミュージシャンにロックを演奏させることによってそれを覆すことができる。彼らの音楽へのアプローチはとても新鮮だった”と海外メディアに語っているとおり、新作『★』でボウイは新世代ジャズシーンを牽引するミュージシャンを中心に起用し、前作『ザ・ネクスト・デイ』とも違う、これまでにないまったく新しものを目指したようだ。

ボウイの音楽活動50周年を記念して2014年に発売されたオールタイムグレイテストヒッツ『ナッシング・ハズ・チェンジド』に収録、マリア・シュナイダー・オーケストラと制作された当時の新曲で、今作にもアレンジを大胆に変えて再収録される「スー(オア・イン・ア・シーズン・オブ・クライム)」のレコーディングメンバーでもあり、2004年グラミー賞の最優秀ジャズインストゥルメンタルソロ部門にノミネート、自分名義のアルバムにおいては、ラテンアメリカの要素を入れながら冒険的なジャズを展開するダニー・マッキャスリン(Sax、Flute、Woodwind)。“エルヴィン・ジョーンズやアート・ブレイキーといったハードバップのドラムの達人たちを1980年代のドラムマシーン、ローランド808と足したものをJディラで割り、スクエアプッシャーのパワーになるまで増殖させた結果”などと評されるマーク・ジュリアナ(Dr、Perc)。

チック・コリアにもその才能を高く評価され、NYのジャズシーンの常連にしてジャズの枠にとどまらず、グローバルに音楽表現を追求し、エレクトロジャズトリオのNOW VS.NOWでマーク・ジュリアナと活動を共にするジェイソン・リンドナー(Piano、Wurlitzer Organ、Key)。NYとロサンゼルスを飛ぶように行き来し、アヴァンギャルドジャズとファンクの世界においてリーダー的存在を担う傍ら、テデスキ・トラックス・バンド、ドナルド・フェイゲンら多岐にわたるイノベーターたちにとって頼り甲斐のある有能なサイドマンとして引っぱりだこのティム・ルフェーヴル(Ba)、NYを拠点に30年以上活動し、マリア・シュナイダーら多岐にわたるアーティストたちと共演、世界各地においてもクリニックやワークショップを開催し、2002年から2005年にはニューイングランド音楽院の教員を務め、2014年にはドリス・デューク・アーティスト賞を受賞した、名サイドマンでもあるベン・モンダー(Gu)らがレコーディングに参加。また、ティム・ゴールズワージーとのプロデューサーチームであるThe DFAや、DFAレコーズの運営、DJ、リミックスなどその活動は多岐にわたり、2011年に解散したLCDサウンドシステムの中心人物、ジェームス・マーフィー(Perc)が「スー(オア・イン・ア・シーズン・オブ・クライム)」と「ガール・ラヴズ・ミー」に参加している。

また、シングル「★」をさらに不可解で魅惑的なものにさせるという見事な影響を及ぼしているのが同曲のショートフィルム(MV)。「★」がフィーチャーされているドラマ『ザ・ラスト・パンサーズ』の監督でもあり、これまでにマドンナ、ビヨンセ、ニュー・オーダーらのMVやドラマ・CMなどを手がけるヨハン・レンクが、同曲のショートフィルムの監督を務めた。ボウイと彼は、ポパイのアニメという普通でないダンスからインスピレーションを得たというところで絆を深め、レンク監督は“デヴィッドがとても古いアニメのYouTube映像を送ってくれました。確か『ポパイ』だったと思います。ああいう初期のアニメは、フレームごとに絵を描いている。そうするとキャラクターが…(ぎくしゃくした動きをまねる)…デヴィッドはこういった動きが欲しいと言ったのです”と制作過程を振り返っている。

現在、iTunes Storeではアルバム『★』の予約注文の受付が開始されており、予約すると先行トラック「★」がダウンロードできるようになっている。また、『★』の日本盤CDは通常のCDプレーヤーで再生可能な高品質フォーマット、Blu-spec CD2仕様での発売となる。

■iTunes Store アルバム『★』予約注文
https://itunes.apple.com/jp/album/blackstar/id1059043043

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