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「肉の力」で驚異のスカウトメール返信率! ニクリーチが2017年卒版で収益化目指す

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「企業が就活生に肉をおごる」という触れ込みで話題になった就職サービス「ニクリーチ」が、2017年卒向けのサイトをオープンさせた。運営のビズリーチは11月18日に、企業向けのセミナーを開催。サービスの活用法について説明した。

企業の採用担当者が学生と一緒に肉を食べながら、関係性を深めることができるニクリーチは2013年にスタートし、2016年卒版では128社が利用した。特に中小規模のベンチャー企業の利用が目立ったという。
5割以上の学生から返信があったという企業も

登録する就活生は旧帝大や早慶、MARCH、関関同立クラスといった上位校の学生が多い。新しいサービスをいち早く利用する情報感度の高さも特徴だ。企業は登録者のデータベースの中から気になった学生にピンポイントでアプローチし、自社の魅力をPRできる。

ニクリーチ事業責任者の藤田拓秀氏は「知名度が低い企業も、お肉をフックにして優秀な学生と接点を持つきっかけになります。」と語る。スカウトメールへの返信率が5割前後に高まることも少なくなく、肉を食べながら話すことで、面接よりも学生の素の姿を見ることができるという。

「普通の面接だと緊張がほぐれるまでに30分ぐらいかかったりしますが、焼き肉を前にすると10分後にはお互い笑いながら話し合うことができます。しかも、採用側は社員のランチ時間に食事会を開くことができます」

セミナーでは、実際に利用した企業の事例も紹介された。従業員120人規模のある企業では、ニクリーチを6か月間使い、487通のスカウトメールを学生に送ったところ、約53%から返信があった。

その後、人事が食事会を開催し、実際に学生が優秀だった場合は長期インターンに誘った。最終的に5人が内定承諾し、全て「Sランク大学」の学生だったという。外資系コンサルの内定を辞して、入社を決意した学生もいるというから驚きだ。
トライアルプランが3か月55万円でも「高くない」理由

この企業は、一度に3人の学生と食事し、なるべく多くの学生と「仲良く」なることを心掛けていたという。「呼べば説明会に来てくれる」という関係性を築くのが大事だそうだ。

ニクリーチは学生にも利点があるようだ。セミナーで紹介された学生の声の中には、「お肉を食べながら、社員の方のお仕事や学生時代の話を聞けたので、その会社と自分が合っているのかを量ることができました」(一橋大学・商学部)というものもあった。一緒に肉を囲むことでやはり採用側の素も見える、ということなのだろう。

なお、同サービスはこれまで無料で企業に開放されていたが、2017年卒向けからは有料となる。一番安い「トライアル」プランが利用期間3か月で55万円となっている。

採用が成功するかしないかにかかわらず、費用が数十万円発生するというのは企業としては少し戸惑ってしまう。しかし、同社人財採用部の坂本猛部長は「スカウトメールへの返信率などを考慮すると高くありません」と自信満々だ。

「優秀層をターゲットにしたスカウトサービスだと、月に40~50万円かかることも珍しくない。しかも返信率5割に達するサービスは少ないでしょう。大手ナビサイトに広告を出して露出を図ると100万円以上かかる訳ですから、ニクリーチのこの価格で優秀層にアプローチできるのはリーズナブルだと言えます」

学生の話を聞きながら自社との共通点を探るのがポイント

一般的に新卒で一人採用するのに要する費用は、30~40万円と言われている。ニクリーチでは6か月利用できる「スタンダード」プラン(85万円)で、企業が3~5人採用することを想定しており、使い方次第で採用単価を抑えることもできそうだ。

また坂本部長は、ニクリーチのうまく使うコツとして「まずは学生の話を聞くこと。『就活の調子はどう?』などと軽く聞いてみて、そこから学生の嗜好性を見ましょう」とアドバイスする。

学生が企業に何を求めているかを把握し、そこから自社との共通点を探っていく。「企画に興味があるなら、うちの会社だとこんなことができるよ」といった話から、イベントや説明会に誘導し選考へと持っていくのがポイントだという。

同社でも例年ニクリーチを使った採用を行っているが、学生からは「自分がビズリーチに入社するなんて最初は思ってもなかった」といった声が出ていたという。坂本部長は

「求人広告だけだと文字だけですが、肉をきっかけに直接会って自社の魅力を伝えることができます。上手に活用していただければ」

と話していた。

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