自称「ブラック企業経営者」とイケメン労働弁護士のガチバトル! 白熱した討論を制したのは…?

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自称「ブラック企業経営者」とイケメン労働弁護士のガチバトル! 白熱した討論を制したのは…?

キャリコネニュースは11月26日夜、第7回目のニコニコ生放送を行った。今回の放送は、「自称『ブラック企業経営者』がニコニコ生放送に殴り込み! イケメン労働弁護士はどう迎え撃つ!?」と題し、セブンコード社(東京・新宿)の濱野秀昭社長とアディーレ法律事務所の岩沙好幸弁護士が労働法に対して白熱した討論をくり広げた。

来場者数は5000人に達し、コメントも過去最高の3000件を超すなど、大いに盛り上がった。
岩沙弁護士が断言「これは100%ブラック」

2014年に労基署に踏み込まれたセブンコードでは、それまで36協定を結ばないまま従業員に残業をさせ、さらに残業代を払っていなかったという。これに岩沙弁護士は「通報されて踏み込まれて当然」とバッサリ。濱野社長は「36協定があることを知らないわけですよ」と弁明したが、「会社立ち上げる以上必要最低限の法律知識はご自分で勉強しないとダメ」と切り返した。

また、濱野社長は、会社持ちでグアム旅行に連れて行ったのに数か月で辞めてしまった新卒社員について「人としてどうなのか」と憤っていたが、これについても岩沙弁護士は厳しい。

「グアム旅行連れて行く前にちゃんと残業代払って毎日定時に帰宅させたり、遅くなったときにあげたりしたら社員辞めないと思うんですけどね」

濱野社長は有休を「取ってもいい人と悪い人」がいると考えており、赤字の決算書を見せるなどして取得しにくい雰囲気を作っているという。岩沙弁護士によると、これは明確に禁止しているわけではないので違法とは言えないとのことだか、「赤字の決算見せられても有休取らないとダメですよ」と視聴者に向けてアドバイスした。

一連のやりとりを見ていた編集部の林が「岩沙先生から見てセブンコードってどの位ブラックでしたか?」と聞いたところ、「いや、もうこれは100%ブラック」と断言した。

番組では、セブンコード社の内情を知っているということで社畜JKのみちゃきがスペシャルゲストとして登場。「精神的なストレスでみんな太ってる」と社員の様子を語った。みちゃき自身もフリーランスとして働いているが、ブログ1記事500円で更新しているといい、「お金にすると本当に安いし、ブラックだなって思う」と発言。しかし、仕事の経験を積んでいるということで納得している様子を見せたが、すかさず岩沙弁護士が、

「いや、もうダメ、こんな変な社長とちゃんと関係の縁切らないと。辞めてアディーレで働きなさい」

と突っ込んだ。
濱野社長、視聴者の7.4%からしか支持を得られず再戦誓う

また、番組の途中ではみちゃきから岩沙弁護士に対して「弁護士になろうと思ったきっかけは」といった高校生らしい質問も寄せられた。岩沙弁護士が弁護士を目指し始めたのは高校生の頃に知り合いの有名な弁護士を見て憧れたのだという。

勉強が苦手だというみちゃきに、岩沙弁護士は、「今勉強できなくても、あきらめる必要ないと思うんですよ」とアドバイス。現在、デザイナーを目指しているというみちゃきだが、「これから勉強したら弁護士に…!?ちょっと弁護士目指します」と目を輝かせていた。これに濱野社長は「あれ?あれ?」と慌てた様子を見せた。

最後に視聴者に「今回の討論、どっちが勝ちだと思いますか」とアンケートを取ったところ、「岩沙弁護士」という回答が92.6%と圧倒的な結果に。7.4%の支持しか得られなかった濱野社長は岩沙弁護士から贈られた書籍「ブラック企業に倍返しだ!」を熟読して、「対抗する術を身に付けたい!」と再戦に闘志を燃やしていた。

なお、コメントには「(濱野社長を)論破したい」「トドメを刺したい」といったものも寄せられたが、実際に会いたい人はセブンコードが12月12日に企画している「社畜リスマス」に参加すれば直接意見をぶつけられるかもしれない。

放送はニコニコプレミアム会員であれば、12月4日までタイムシフト視聴が可能。世紀の一戦を是非目に焼き付けてみてはいかがだろうか。

あわせてよみたい:自称ブラック企業が「労基署突入の一部始終」の動画を公開!
 

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