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【連載:映画で分かる女の本音】江戸時代の離婚調停物語から幸せのヒントをもらう~『駆込み女と駆出し男』~

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現代は結婚も離婚もお互いの同意があって用紙を届け出れば、一緒になることも離れることも決めることができますが(とは言っても、離婚は結婚の何倍も大変とも……)、江戸時代は現代のように男女平等とはいきませんでした。

庶民の離婚の場合、仲人などが間に入って行われる示談離縁が通例で、基本「夫」が「妻」に離縁状を渡す。いくら妻が別れたくてもできない仕組みでした。

そんな女性のために、幕府が公認した駆込寺=縁切寺があったんです!

映画『駆込み女と駆出し男』(原案:「東慶寺花だより」井上ひさし著)で描かれるのは、鎌倉にある東慶寺に駆け込んできた“人生にワケあり”女性たちのお話です。

独身女子にとっては、まだ結婚もしていないのに離婚の話? と思うかもしれませんが、東慶寺にやってくる女性たちは様々な“ワケ”を抱えていて、自分ひとりの力ではどうにもこうにもいかなくて、藁をもつかむ思いで東慶寺へ。

それぞれの問題とどう向き合い、どう解決していくのかが描かれます。ということは、そこにはこれから結婚する女性にとって参考になることが詰まっていることになります。

【じょご】(戸田恵梨香)は、働きもので腕のいい鉄練りの女。同じタイミングで駆け込み、後に彼女と友情を育む【お吟】(満島ひかり)は、問屋を営む男に囲われている女、【ゆう】(内山理名)は、実家の道場を乗っ取られたうえに夫を殺した男と結婚させられた女……

そんな女性たちが東慶寺に入る前に身を寄せる柏屋に居候しているのが、主演の大泉洋さん演じる【信次郎】。彼女たちを助けることで彼も成長していきます。

舞台設定は江戸時代ではありますが、人生における悩みは昔も今もそう大きくは変わることなく、彼女たちを通して、結婚相手の見極め方であるとか、ケジメの付け方であるとか、愛を貫くためにはどうしたらいいかとか、恋愛と結婚にまつわるいくつもの気付きを受け取ることができます。

しかも現代では当たり前となってしまった携帯、ネット、SNSといった情報網が無い時代だからこそ、愛すること、生きることの素晴らしさがダイレクトに伝わってきます。

時代劇はあんまり観ないなぁという人も、男と女の愛についての話、女性がたくましく生きていく話であれば、入り込みやすい! タイトルの「駆込み女」については少し説明をしましたが、「駆出し男」はもちろん信次郎のこと。

何が“駆け出し”なのかは、映画を観てのお楽しみということで。ちなみに、離婚劇の中にも新しい恋愛のお話もあるので、ラブストーリーとしても楽しめます!

『駆込み女と駆出し男』

Blu-ray&DVD 2015年11月26日発売

販売元:バンダイビジュアル

(c)2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
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