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「逆境面白くない?」フットサルの若き名将が“ジャイアントキリング”を起こせる理由 | フウガドールすみだ監督 須賀雄大

高校時代のサッカー部の同級生と作ったチームでプロチームを破り、フットサル日本一となり、その後トップリーグに昇格−−−−。東京都墨田区に、そんな漫画のような軌跡を辿ってきたフットサルチームがあります。フットサルの全国リーグであるFリーグに2014年に新規参入した、フウガドールすみだ(以下フウガ)です。

今年は参入2年目ながら、今シーズン現在3位(第26節終了時点)と健闘。すでにリーグの中でも屈指の集客力を誇る人気チームとなっています。33歳の若さでこれまで数々のジャイアントキリングを実現してきた、フウガの名将・須賀雄大監督へのインタビューから、ジャイアントキリングを起こす秘訣を探ります。

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元「森のくまさん」がプロを破って優勝

-フウガドールすみだは2009年のプーマカップ決勝で、当時地域リーグ所属でありながらFリーグチャンピオン名古屋オーシャンズを下して優勝しました。やべっちFC(テレビ朝日系)でもロングダイジェストが放映されるなど、快挙として報じられましたね。

須賀監督(以後須賀):そうですね。その時は、Fリーグのチームを倒して優勝してやるぞという気持ちをチーム全員で常に共有していました。「相手の方がカテゴリーは上。環境も選手の能力も上。でももしそんなFリーグのチームに俺らが勝ったら凄くない? 面白くない? ならやってやろうぜ!!」という感じで、モチベーションはとても高かったんです。

-その後2014年に念願だったFリーグに遂に参入し、今でこそFリーグを代表する人気チームとなったフウガですが、元々は高校時代の同級生と結成したチームだったそうですね。

須賀:自分がいた暁星高校サッカー部の同期数名と「森のくまさん」というチームを立ち上げました。その後、同じ学年の都立駒場高校サッカー部OBが立ち上げた「BOTSWANA」(ボツワナ)というチームと一緒になりました。ボツワナが現在のフウガのルーツですね。

-はじめは趣味で始めたチームだったんですね。

須賀:そうですね。当時は土日に民間のフットサルコートで開かれるような大会に出ていました。ただ、結成当初からメンバー間で「トップリーグに行きたい」ということは話していたんです。当時はまだFリーグがなくて、関東フットサルリーグがトップリーグだったので、まずはそこを目指そうと。

大学2年だった2002年に東京都フットサル連盟主催の東京都オープンリーグに参戦して、その後東京都2部、1部と3年連続で優勝し、関東フットサルリーグに上がりました。

-その後、2007年にFリーグが開幕しましたね。

須賀:はい。関東フットサルリーグからも3チームがFリーグに戦いの場を移しました。「で、俺らどうすんの? やっぱ俺らもやろうよ! 」という意見がメンバーからあがり、Fリーグを目指すことに決めました。

逆境をはねのけて果たした“大物食い”

-なるほど。ですがその後、規定の収容人数をクリアするアリーナの確保など、リーグが提示する参入条件を満たしながらも、すぐには参入できませんでしたね。

須賀:参入できなかった理由に「東京にすでにFリーグのチームが2つある」というのがありました。それは自分たちにはどうしようもない理由で、「じゃあどうすれば良いの?」という思いも正直ありました。でも、だからこそ自分たちにとってプーマカップという大会が本当に重要でした。

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-地域予選を勝ち上がったチームも参加できる、サッカーでいう天皇杯のような大会ですよね。

須賀:ええ。そこでFリーグのチームを倒して優勝して、Fリーグの関係者の方たちの前でジャイアントキリングを成し遂げれば、自然と「何であいつらをFリーグに上げないんだ?」と声がかかるんじゃないかと、ポジティブに捉えていましたね。

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