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北京暴走族 第2環状線33km13分で爆走「二環十三郎」の異名

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 中国の首都・北京で第2環状線の全長33キロをバイクに乗って13分間で爆走する暴走族「二環十三郎」との異名をもつ30歳の男が逮捕され、禁固3か月、罰金3000元(約6万円)を科されたことが分かった。中国で暴走族の存在がニュースで報じられるのは極めて異例で、暴走族が大きな社会問題化しているとみられる。北京紙「新京報」が報じた。

 逮捕された暴走族の男は江西省出身で、2009年に大学を卒業後、自動車会社に勤務したものの、バイクによる暴走が習慣となり、会社を辞め、出稼ぎで北京に定住。親からの仕送りを頼りに、暴走を繰り返していた。

 何回も警察も追いかけられたものの、その都度、スピードを出してパトカーをまいており、いつしか「二環十三郎」と呼ばれるようになった。

 この意味は第2環状線の全長33キロを13分で爆走することからきている。第2環状線は制限時速60キロで、完全なスピード違反であり、十三郎のバイクの平均速度は時速152キロとなる。

 すさまじい速さに、あおりを食って事故を起こす車も多く、多数の死傷事故が発生しているという。

 北京の日本人商社マンによると、中国で現在、空前の暴走族ブームが起きており、北京に限らず、中国全土で社会に不満を持つ若者を中心に暴走するグループが多発しているという。

 この商社マンは「夜に仕事を終えて、自宅に帰る際に、環状線を走っていると、爆音を響かせながら蛇行運転している10台ほどのバイクの暴走族に遭遇した。彼らはノーヘルでマスクをしており、鉄パイプで地面を擦って火花を散らせたりしており、日本の往年の暴走族とそっくりでした。日本のかつての暴走族が中国の暴走族の原点になっているようですね」と話している。

 また、別の日本人駐在員によると、中国には暴走族を取り締まる法律がなく、せいぜいスピード違反程度。このため、十三郎のように、軽い刑罰で済んでしまうという。

 しかし、北京や上海、広州など中国の大都市部の交通渋滞は日本以上だけに、「その迷惑度は日本以上で、彼らの暴走がもとで起こった事故は多数あるだけでなく、強盗集団に早変わりするなど犯罪集団化しています」と中国の暴走族事情を解説している。


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