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北欧のデザイン家電コンテストは未来のアイデアにあふれている!

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高機能な家電があふれる日本でも、ヨーロッパのデザイン家電はたくさんのファンを集めている。その背景として、イギリスのdysonやオランダのPhilipsなど、ヨーロッパの家電メーカーでは、優秀な人材を発掘するためのコンテストを開催している。

なかでも、スウェーデンの家電メーカー、Electroluxが、デザインを学ぶ学生を対象に2003年から毎年開催している国際デザインコンテスト「Electrolux Design Lab」は、イノベーティブなアイデアが集まることで毎回注目されている。予選通過作品はすべてオンラインで公開され、一般からの投票も審査の参考にしているのが特徴。優秀賞に選ばれた学生はビジネスチャンスが広がり、Electrolux Global Design Centresにも採用されている。毎年、挑戦的なテーマを設定し、今年も「Healthy Happy Kids(子どもたちの健康と幸せ)」をテーマに、それを実現する素晴らしいデザインが集まった。

応募ジャンルは調理器具、空調、衣料関連の3つで、今年は35作品がセミファイナルに選ばれている。機能もさることながら、デザインの完成度が高い製品が多く、子どもを対象にしたアイデアだったこともあり、どこか北欧らしい、温かみのある、自然をイメージさせるものが選ばれている。

なかでも、食育や環境に対する興味を高めるアイデアが目立ち、たとえば、最優秀作品に選ばれた「Bloom」は、食育をテーマにしたデジタル家電で、ボウル型の植木鉢のようなカタチをしている。ポッドと呼ぶ皿の部分にはハーブを育てたり、切った野菜を水洗いしたり、スチームできる機能があり、アプリでそれぞれの機能をコントロールしたり、置いた素材について情報を知ることができる。アプリはゲームや学校教材としても使えるようになっていて、いわばIoTによる最先端の知育ツールになっている。



画像提供:Electrolux

2位に選ばれた「Air Shield」は、シールド付きの乳母車で、赤ちゃんを汚れた空気から守り、なおかつ手に下げたり、チャイルドシートとしても使えるように形状が変化する。3位の「Q.H[Quadruple H]」は、見た目は普通のフラフープで、回転数を自動でカウントしたりできるが、空気清浄機としての機能を持っていて、さらに、遊び終わって部屋に立てかけておくと、ホログラムを投影するプロジェクター機能も搭載されている。

2位を受賞した「Air Shield」(画像提供:Electrolux)

3位を受賞した「Q.H[Quadruple H].」(画像提供:Electrolux)

一般投票でいちばん人気が集まった「Weaver」はかなり未来的な作品で、服や布を専用のセンサーを使って素材や色をスキャンして、破れたり、ほつれたりした部分を修復してくれるスマートデバイスというアイデア。修復する素材は野菜の皮などを使ってバイオ技術で培養し、アプリを通じでオーダーできるようにするという。

画像提供:Electrolux

ほかにも、教室の中で野菜を育てられるキッチンや、ロボットのオモチャなどのアイデアもあり、今年は利用者を子どもたちにしたせいか、SFのようなユニークなデザインが集まったように見える。また一方で、上位に入った作品は、食や空気など、子どもたちを取り巻く環境に配慮した機能が取り入れられたものが多く、生活環境をデジタル家電で改善しようとするニーズが高まっていることも伺える。

ほかにも、デジタル家電の未来の方向性を示すたくさんのユニークなアイデアが見られるので、ぜひコンテストのサイトをチェックしてみてほしい。

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Electrolux Design Lab 2015

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