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『下町ロケット』好演の立川談春 談志の言葉でドラマに進出

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 技術者たちのこだわりがつまった夢を叶えるまでの物語に、毎週胸が震える『下町ロケット』(TBS系)。前半の完結となる第5話では、平均視聴率20.2%を記録した。

 そんな人気ドラマで、佃航平が社長を務める『佃製作所』の経理部長・殿村直弘。不平不満をもらさず、資金繰りに窮する佃らを救おうと奔走する。

 演じる落語家の立川談春(49才)にとって、今作がドラマ出演3本目。それにもかかわらず、彼の熱演は、見ている者の胸に訴えかけてくるものがある。それはテレビ界で働く人たちの間でも噂になっているようだ。

「談春さんにドラマに出演してほしいって思っているプロデューサーは多いと思いますね。最もチケットが取れない落語家として知られていた彼がテレビに出るようになったのは、師匠の教えを守っているからなんですよ」(テレビ局関係者)

 師匠とは2011年に亡くなった立川談志さん(享年75)のこと。

 談春は、高校を中退して談志師匠のもとに弟子入り。新聞販売店に住み込みで働きながら前座などに出ていた。

「お金がないから、2日に1回のご飯ってこともあったそうで、半年で18kgもやせたそうです。その姿を見た談春さんのお父さんがすごい剣幕で怒ったそうで…“談志の野郎、殺してやる”って言ったこともあったほど。今じゃ笑い話ですけどね、落語の世界っていうのはそれだけ大変なものなんです」(前出・テレビ局関係者)

 その談春がテレビ出演を始めたのは、かつて談志師匠に「他の分野も見てみろ」と言われ、ミュージカルに出演した経験があったから。

「談春さんは“演技は噺家にとって、いい勉強になる”と思ったそうです。それ以来、すべての経験は大好きな落語のため、と思って仕事に取り組むようになった。

 だから師匠が亡くなったことで落語界が寂しくなりましたから、彼の中では“今度は自分が盛り上げていかなくては”と考えたんでしょう。ドラマに出れば、彼を通じて落語に興味を持つ人も出てきますからね」(前出・テレビ局関係者)

 そんな談春との共演を心待ちにしているのが、後半の『ガウディ計画編』のキーパーソンとして出演が決まった今田耕司(49才)だ。

「もともと今田さんは、“お笑い芸人はお笑いの土俵で勝負するべき”という考えの持ち主。“芸人なのに演技や歌などあちこちに手を伸ばしてやるのは違う”って思っていたそうです。それが談春さんと出会って考え方が変わったそうです。お笑いのことを考えて、貪欲にいろんな仕事にチャレンジしていこうって。ともかく、今田さんは、談春さんとの共演が何よりの楽しみのようですね」(お笑い関係者)

※女性セブン2015年12月3日号


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