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西村賢太氏 ブスはコスプレするな騒動に「どうとも思わん」

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 本誌・週刊ポスト前号が発売された11月9日月曜日、突如としてインターネットの検索急上昇ワードのトップ5に、なんの事件とも関係のない人物の名前が浮上した。
 
「西村賢太」──本誌前号で芥川賞作家の西村氏が「ブスはコスプレするな」と発言した記事がネットで拡散し、賛否両論の大論争となったのだ。
 
 西村氏は、日本でハロウィンが国を挙げてのコスプレイベントになっている現状について、「仮装が許されるのはかわいい子だけ」と断言。「集団の力を使ってブスな女性までが仮装するのは、厚かましいし見苦しい」「ブスな女性は、控えめに生きたほうがかわいらしく見える」、しまいには「自分の基準でいえば、世の中の9割5分がブスでかわいい子は5分しかいない」とまで言い放った。
 
 ネット上の意見は真っ二つに割れた。「西村さん、グッジョブ!!」「本当にその通り 正論すぎて涙出た」といった肯定的意見に対し、「別にいいじゃん、誰が何着ようと」「確かに世の中のほとんどは私も含めてブスばっかだけど、お前に言われる筋合いはねえ」などと否定的意見も噴出したのだ。
 
 西村氏の意見が極端な反応を呼んだのは、これまで誰も触れようとしなかった“タブー”に踏み込んでしまったからなのだろう。

 この騒動を、西村氏はどう考えるのか。改めて話を聞くと、「どうとも思わないです」ときっぱり。
 
「僕の意見としてはそう思うってだけで、批判的な人とは議論しても噛み合わないのは当然のこと。ただ男女同権をワイドに尊重していれば、女が男をブスというのはいいけど、その逆はいけないという理屈は成り立たない。女も男も他人からの評価を気にし過ぎなんじゃないですかね。
 
 ブスの親だって本当は、自分の娘がブスだったら、小さいうちから親がブスっていったほうがいい。そういうことをオープンにいいながら、愛情を持って育てればひねくれた子供には育たないし。変に隠してキラキラした服を与えるよりは、おまえはブスなんだよって認識させた上で普通の服着せたほうがブスにとってはいいってことに、親が気づかないといけない」
 
 もう一つ、西村氏に対する「お前がいうな」というツッコミにはどう応えるのか。
 
「自分がブ男だと思ったことは一度もありませんね。自信や自惚れといったことではなく、小説書きとしての信念があれば、そんなことは一切が無意味。
 
 女性だって信念を持っていれば、周りから何をいわれても苦に思ったり気にしたりする必要はない。ブスといわれても自信を持っていて自分は美人だと思うなら、それでいいじゃないですか」
 
 もしかしたら、西村氏の「ブスはコスプレするな」発言で騒ぐほうが、自意識過剰なのかもしれない。
 
 世の女性たちよ、来年のハロウィンでは、西村氏に「ブス」といわれるのは覚悟の上で、「信念」を持って堂々とコスプレしようではないか。

※週刊ポスト2015年11月27日・12月4日号


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