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【なるほど】なぜ、35歳以下の人々の幸福度は低いのか?

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Why But Why」は、祖父母と両親の世代が今の若者のキャリアに大きな影響を与えていると説明しています。それが人生の満足度を低くもしていると言いますが一体どうしてでしょうか?

若者の幸福度が低いのは
時代のせい?

「ヤッピー」世代は、1970年代後半から90年代半ばにかけて生まれた人々を指す言葉です。そして、その中には、ジプシーと呼ばれる人々がいます。彼らは自分の人生を特別なものとして捉えており、物語の主人公として毎日を過ごしています。

ここで紹介するルーシーは、ジプシーとして特別な日常を送っています。が、どうやら幸せではないよう。どうしてでしょう?

幸せを感じないのは
期待以下の人生だから

答えはシンプルです。もし現実生活が自分の予想を超えているのなら幸せ。そうでないのなら不幸せ。いくつかその結論に至るまでの経緯を説明しましょう。そこで、ルーシーの両親に登場してもらうことにします。

彼女の両親は1950年代に生まれました。ベビーブームの時代です。彼らは、世界大戦などにより壮絶な人生を経験した祖父母に育てられた子どもたちです。祖父母たちとルーシーは全く性格が異なります。

ルーシーの両親は
堅実な人生を要求された。が…

壮絶な人生を経験してきた祖父母は、経済的な安定を徹底的に求め、子どもたちをより実用的に育てようと考えます。

彼らはルーシーの両親に、自分たちが持っていた財産を増やすためにキャリアを積んで欲しいと願っていました。こんなふうに。

「誰もが羨むキャリアを勝ち取れば、幸せな暮らしを続けられる。しかし、それには長い年月をかけて一生懸命勉学に取り組まなければいけない」

親世代は
予想以上の人生を歩んできた

つまり、ルーシーの両親は厳しい教育を受けながら成長を重ねていきました。しかし、大学を卒業すると想像とは違った時代が訪れます。

1970年から90年代にかけては、これまでになかった経済成長が訪れた時代です。ルーシーの両親は、自らの想像よりもずっと良質な生活を送ることができ、その影響で楽観的な考えを持つ大人になっていきました。

これは、ベビーブーマー特有の傾向として多くの人々が持っていた考えです。そのため、世界中の子どもたちは、こんな言葉とともに育っていきました。

「どんな夢だって叶うよ!」

まるで特別な人生を生きるドラマの主人公のようです。つまり、祖父母の話していた堅実なキャリア形成は役に立たず、好きなように生きることで華やかな人生を送ることができるのです。

当然ながら、その教えは現代の若者のキャリアに大きな影響を及ぼしました。

もっとうまくいくはずなのに…

今の世の中にはジプシーな感覚を持った人々が溢れています。みんな壮大な夢を持って生きています。が、自身が形成してきたキャリアに見合わない多くのことを望むようになってしまいました。多少の裕福な暮らしは、彼らにとっては大したことではありません。

ベビーブーマーがアメリカンドリームを抱くのと同じように、ジプシーはそれぞれの個人的な夢を追いかけ始めたわけです。

安全なキャリアより
「情熱」や「満足」

Ngramというツールでは、キャッチフレーズの使用頻度が、時代によってどう移り変わっていったかが確認できます。

すでに「安全なキャリア」というフレーズは使用されなくなり、徐々に「情熱に耳を傾けよう」へと変化。今は「満足できる将来」がホットなフレーズとして注目されているようです。

もちろん現代の若者も、経済的な繁栄を望んではいます。が、両親が考えてもいないような方法でキャリア形成を図っているようです。とても特殊で、大きな夢を追っているのです。彼らはこう考えます。

「大統領にだってなれる!けど、政治に情熱を注げるのだろうか?きっとちがう。だからうまくいかない…」

努力とキャリアが
繋がっていない

なぜ、こう勘違いしてしまうのでしょう?ほとんどの人は特別ではありません。しかし、彼らはそれでも自分は特別だと考えることでしょう。それが問題なのです。そしてもう一つ、彼らの思い違いは仕事の世界に入った時にも現れます。

ルーシーの両親は長年の努力がキャリアに繋がるわけではないという価値観を持っています。そして、ルーシー本人はそんな両親を見てこう思います。重要な役割は誰かから予期せず与えられるものであると。

彼女にとっては、元ある自分の価値に周りが気づくかどうかが問題であり、それが認知されればその先は安泰だと思っているのです。

世の中は厳しい!

残念ながら、キャリア形成は総じてハードなもの。素晴らしい経歴とは、何年も心血を注いでこそようやく構築されていくものです。

多くの成功者も、20代前半でとてつもない努力をしています。しかし、ジプシーはそれを認めません。ニューハンプシャー大学のハービー教授はこの事実について調査を行いました。

ジプシータイプを
見極める質問

調査によれば、彼らには非現実的な予測を元に行動する傾向やネガティブなフィードバックへの強い反感、視点が一方的で偏りがある、といった共通点があったそうです。

そのため、努力や能力に関係ない、権利への敬意や報酬を対価として期待しています。そして、予測したような尊敬や報酬を得ることができずにいます。

そんな彼らには、こう質問してみましょう。

「あなたは同僚やクラスメイトに比べて自分に特別な要素があると思いますか?もしあるとすれば、なぜですか?」

多くの人はイエスとと答えながらも、その何故が説明できないそうです。

この問題は給与の契約にも影響を及ぼす可能性があります。なぜなら、報酬への理解が根拠の無い"特別さ"に起因しているかもしれないからです。

SNSも原因のひとつ

ルーシーにはとてつもない野望があります。自尊心に惑わされているがゆえに、高慢でもあります。たとえ自分がまだ大学に入ったばかりだったとしてもです。だから理想と現実の差にもっと苦しむことになります。

もちろん中には高校や大学の時点で両親よりも成功してしまう人もいるでしょう。しかし、それはほんの一部。

SNSには魅力的な生活を送っている友人の投稿が表示されます。でも、そのほとんどは偏った目線から見えている一方的な視点でもあります。いいところばかりが露出され、それまでに至った経緯は一切見えません。

つまり、これがルーシーの不幸の理由なのです。他人のいいところばかりが見えており、自分の行動に満足できません。

自分の行動に集中すること

わたしからルーシーへのアドバイスはこうです。そのまま情熱を持ち続けてください。

現代社会は、熱意のある人にとってチャンスがたくさんある恵まれた環境です。とにかくどこかに踏み込んでチャレンジし、自分が特別だと思うことをやめることです。

最初は誰だって若く、経験がありません。しかし、熱意をもってハードワークを続ければ、特別な存在にもなれるかもしれません。そのためには、周りの存在なんて無視することです。

隣の芝は青い、とよく言います。他人の視点で描かれた世界はとても美しく目に入ってくるものです。しかし、多くの人が同じように不安を感じており、優柔不断とも言える人生を歩んでいるはずです。

自分自身のために行動していれば、他人を羨む理由なんてありません。そうは思えませんか?

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