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「直感」VS「データ」どっちが正しい?正解率90%だったのは・・・

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「直感だ!」

「いやいや、データでしょ」

こんなやり取りに身に覚えがある人もいるかもしれません。うまく言葉にできずにロジックがないと判断されて意見が通せない!なんて人もいるでしょう。

直感で成功したところでデータに基づいていなければただの博打だという意見もごもっとも。ですが、やっぱり人間の脳が持っている直感力には無視できないパワーがあるのかもしれませんよ。

正解率"90%"
直感力テストでわかったこと

Reference:shutterstock

2012年11月のScience Dailyには、テルアビブ大学が直感的判断による回答の正解率を追った研究結果が掲載されています。

そこでは「AかBか」や「北か南か」のような2択の問題のほか、通常では不可能なスピードで数の計算を行うテストが実施されました。どちらも知識や計算に頼った判断よりも、直感で選んだ結果の正解率が高かったようですが、数字を使った実験ではより興味深い内容が示されたようです。

実験では、ペアになった数字が次々に左右のスクリーンへと表示され、素早く切り替わっていきました。参加者は、どちらの画面に表示された数の平均値が高かったのかを回答していきました。

このテストでは毎秒最大4組の数字が表示されていくため、先に進めば進むほど計算は困難になります。が、表示数が6組の場合の正解率が65%だったことに対して、24組の場合、正解率は90%まで上昇。より直感を頼らざるを得ない状況になっているはずなのに、一体どうしてなのでしょうか。

人間の脳は
膨大な情報を一瞬で咀嚼する?

Daily Mailには、研究をリードするUsher教授のコメントが掲載されています。

「人間の脳はとてつもない量の情報を記憶しており、それを踏まえた上で直感的に決断の価値を判断している」

この意見と同様に、神経学者のEric Haseltine氏は人間の脳の判断能力の高さについて強調。人はこの直感力のことを"第六感"と呼んでいるのではないか、と彼はPsychology Todayに書いています。

同氏は、人間が物事を判断する際の複雑な仕組みについて説明しています。たとえば、人は写真を見た時に、そこに写っている人の笑顔が本物かどうかをある程度判断することができます。それは、これまでの経験から”撮影用の表情”などといった作り笑いの存在を知っているから。

さらに、聴覚にも同様のことが言えるようです。音が届いた時間や左右の耳が感じている音量の差、ピッチなど、様々な情報を捉えているため、目をつぶっていたとしても、足音が遠ざかったことで誰かが通り過ぎた事実に気づいたり、どこで音がなっているのか、何が起きているのかを察知することができます。

"直感力"や"第六感"は
脳内データを元にした計算結果

Reference:iStock

こういったデータは「暗黙の学習」とも呼ばれ、ふとした時に何かをきっかけにして偶然呼び起こされるものだそう。そのため、第六感どころか、人が経験した体験の数程、感覚は存在しているというのが彼の考えのようです。

つまり、経験値の高い人がより物事を敏感に察知できるのは、そもそもこの"暗黙の学習"によるデータがあるから、と言えるのかもしれません。それが数字の計算にも影響していると考えると驚きですよね。

脳は世界有数のスーパーコンピューターより情報処理能力が高いなんて話もあるくらいです。そのプロセスを誰かと逐一共有できないのが難点ではありますが、もしやるべきことが一気に降りかかってきてテンパってしまったら、時には考えるのをやめて直感で決断してもいいのかもしれません。

Reference:Science Daily,Daily Mail,Psychology Today

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