ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

U2がパリ連続襲撃事件の犠牲者に敬意を表明、捜査当局は容疑者を追跡

DATE:
  • ガジェット通信を≫


129名が犠牲となった連続襲撃テロ事件の影響で、仏パリで開催予定だった2回の公演がキャンセルとなった後、11月15日(現地時間)の夜に、U2のメンバーたちは犠牲者に敬意を表するためバタクラン劇場近くの追悼会場を訪れた。

U2は今週末、パリ市内のアコーホテルズ・アリーナでコンサートを予定しており、米ケーブルテレビ局HBOでライブ中継されることになっていた。しかし、フランソワ・オランド仏大統領が緊急事態を宣言したことで公演は急きょキャンセルとなった。

仏メディアは、ボノ、ジ・エッジ、アダム・クレイトン、ラリー・マレン・ジュニアが、カリフォルニア出身のバンド、イーグルス・オブ・デス・メタルの公演中に襲撃された89名と推定される犠牲者へのキャンドルや贈り物が散らばる追悼会場で厳粛に花を手向ける姿を映像で公開した。ボノは早い段階でテロ攻撃を「音楽への直接的ダメージ」と非難した。

フー・ファイターズもヨーロッパツアーで予定されていたトリノ、パリ、リヨン、バルセロナの公演をキャンセルするとアナウンスした。

その一方で、仏通信社AFPによれば、捜査当局の捜査は進展し、パリ周辺地区モントルイユでテロリストが使用した乗用車を発見したとのことだ。

警官は車内にカラシニコフ自動小銃を見つけた。仏新聞社ル・フィガロによれば、その黒いシートの乗用車は、2か所のカフェで25名を射殺したテロリストが使用していたものと見られている。

検察官らは昨夜、3グループのテロリストがパリ市内の6か所でテロ攻撃を図ったことが捜査によって分かったとコメントした。その中には、オランド仏大統領も観戦していたサッカーのフランス代表とドイツ代表の試合が行われていたスタジアム、89名が犠牲となったバタクラン劇場のコンサートホール、市内のいくつかのカフェが含まれている。

捜査当局は3グループのうち1つがパリから逃亡し、現在はベルギーに潜伏しているものと見ている。仏特派員によると、警察はこれまでのところ、ブリュッセル付近で7名を逮捕したという。彼らによるとテロリストのうち2名が身元を特定されている。ル・フィガロ紙によると1名は10月にギリシャで移民として登録されたシリア人である。もう1名はパリ付近のシャルトル出身で29歳のフランス人男性で、複数回の逮捕歴があるが身柄を拘束されてはいない。仏テレビ局のM6によると、彼は過激な思想を持つことで軍に知られており、これまでテロリストによる襲撃に関与したことはなかった。

金曜夜の連続襲撃事件を受け、パリでは多くの場所が閉鎖されている。ノートルダム大聖堂は11月15日(現地時間)、枢機卿アンドレ・ヴァントロワによる特別追悼のために再度開放された。「私たちの国は喪に服する痛みを知り、狂信的な集団によりもたらされる蛮行に立ち向かわなければならない」と枢機卿は教区民に語っている。

オランド大統領はフランス全土を非常事態として、大規模な集会を避けるよう忠告しているにもかかわらず、パリジャンたちは日曜には街に出て、犠牲者に敬意を表している。バタクラン劇場付近の街頭やレピュブリック広場では、「我々は恐れない」「あなたたちは殺すべきではない」「Je Suis Paris (私はパリである)」と書かれたプラカードを持つ人々であふれていた。

カテゴリー : エンタメ タグ :
Variety Japanの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP