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「あなたの洋服は、私たちの血でできています」。現地労働者が告白する、ファストファッションの裏側

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ファストファッションブランドの台頭により、劇的に変化したファッション業界。一方で、その生産現場の悲惨な労働環境も問題視されている。大量生産・大量消費の裏側で、その代償を払わされているのは?

業界の闇に焦点を当てたドキュメンタリー映画『ザ・トゥルー・コスト~ファストファッション真の代償~』が、11月14日(土)より公開される。

「血でできた服なんて
誰にも着てほしくない」

衣服工場で働くシーマ・アクタルさん(写真上)は、朝から晩まで頑張っても日給はわずか。一人娘の面倒が見れないため親戚に預けている。会えるのは年に1〜2回ほど。彼女のような若い女性も犠牲を強いられているのだ。
現在バングラディッシュでは、彼女のような衣服労働者が約400万人いるという。

「私たちは厳しい労働環境下で服を作っています。事故で多くの衣服労働者が亡くなりました。これは本当につらいことなのです。ただ買って着るだけで、人はどれだけ大変かを知らない。血でできた服なんて誰にも着てほしくありません」

死者1100人以上
行き過ぎたコスト削減の
果てにビルが崩落

バングラディッシュは中国に次いで世界第2位の衣服輸出国。欧米の大企業は、現地の工場を値踏みし、コスト削減に注力している。一方、そこで働く労働者は劣悪な環境、低賃金で働かされてている。その歪みから、工場の安全対策が軽視されることも。

2013年、象徴的な出来事がバングラディッシュの首都ダッカ近郊で起こった。縫製工場が入居しているビルの倒壊事故。死者はなんと1100人にも上った。

このビルには、事故以前から亀裂などがあり、安全が十分とは言えない状況だったという。実際、ビルで働く労働者たちは、幾度となく経営陣に倒壊の危険を訴えていたそうだ。

薬品を含んだ汚染水が
人々の生活まで飲み込む

インド北部にある工業都市カーンプルは、皮革製品で知られる。神聖なるガンジス川のほとりにあるこのエリアが、今非常に危険な状況にあるという。

皮革製品の製造過程でクロミウム6など皮の加工薬品を含んだ毒性の汚水が発生。毎日5千万リットル以上が農業用水や生活用水に流れ込んでいるのだ。

汚水による被害は川や土壌だけではない。近隣に住む人々は、様々な皮膚病を発症している。発疹や腫物、膿庖だけでなく、四肢の麻痺、さらに、消火器疾患やガンに侵される人まで。人々の生活と心に深い影を落としている。

映画の中では、ファッションデザイナーのステラ・マッカートニーやパタゴニア副社長のリック・リッジウェイ、俳優コリン・ファースの妻でコンサルタント企業のディレクターのリヴィア・ファースへのインタビューの他、フェアトレードブランド「ピープル・ツリー」の代表サフィア・ミニーの活動にも密着。著名人の意見を交えて、この問題に深く切り込んでいく。

「私にとって今一番挑戦しがいのあることは、この業界を見直して地球に害を及ぼさないような方法を探すことです」
ファッション・デザイナー ステラ・マッカートニー

「私は自らの消費活動の影響を認識しているお客様を好みます。一緒になって、疑問をもってほしいのです」
パタゴニア副社長 リック・リッジウェイ

ファッション業界が労働者や環境に対する影響を鑑みることなく、大量生産・大量販売に走るとどんな弊害が生まれるのか?それがわかる一方で、消費者にとっても考えさせられることがたくさんあるはずだ。

『ザ・トゥルー・コスト~ファストファッション真の代償~』は11月14日(土)より、渋谷アップリンク劇場他で公開。
公式サイト:http://unitedpeople.jp/truecost/

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コンテンツ提供元:UNITED PEOPLE

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