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【コラム】クロアチアの美しき街並みに宿る人々の誇り

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スプリットの歴史深い街並み

太陽がさんさんと照りつける夏、アドリア海沿いの歴史豊かな国、クロアチアを南から北までぐるっと旅した。そこで、ある感慨深いことがあった。

私は辿り着いた街々で、地元民に自分の暮らしている街が好きか聞いた。そうすると、大抵の人が「もちろん!」と答える。

「どういった点で自分の街が好きなの?」

そう聞くと、

「周りを見てみてごらん。この景色。この街並み! 綺麗だろ? この街並みは、中世の時代から保たれているんだよ。この建物は15世紀から…」

大体こういう答えが返ってくる。クロアチアの人々は、誰もが自分の街の歴史を話せるのだ。しかもただ説明できるだけじゃない。

「この街には古くからの歴史がある。それが今でも息づいている。今でも残り、受け継がれる街並みはとびきり美しい。だからこの街を愛しているんだ」。そう、話すのは小さな田舎街のおじいちゃん達。更には人気のリゾート地スプリットで出会った若い青年まで。

そう、そこには自国の歴史を愛し誇りに思う姿があったのだ。 誰もがツーリストに堂々と説明でき、自信に溢れていた。

スタリーグラッドに住む、地元を愛する人々

そこでふと思った。「日本は?」
現代の日本で生きる人々は、他国から訪れた人に、自分が暮らす国の歴史を自信を持って誇り高く伝えられるのだろうか。そんなことが頭によぎった。

街並みが美しいのはフランスやイタリアなど西欧だけではない。東欧諸国の国々にも、息を呑む美しさの街並みが各地に残されている。その神髄に触れるだけでも、東欧諸国に来る価値がある。そう感じる旅だった。

文・写真:KANA(世界を飛び回るフォトジャーナリスト。人々の暮らしや世界観を写真と文で表現。多数のメディアで旅の連載を持ち、ガイドブックも手掛ける)

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*KANA「【クロアチア旅行記2015夏】グルメ・音楽フェス・リゾート・ビーチ・街歩き大満喫1週間!

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