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匠の技を垣間見た!会津若松の絵ろうそく作りの現場をレポート

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東京から新幹線と在来線を乗り継いで約3時間。赤瓦が美しい鶴ヶ城で知られる会津若松は、江戸の風情溢れる城下町です。

そんな会津若松で、毎年2万人以上が訪れる冬の風物詩といえば、『会津絵ろうそく祭り』。真っ白な雪の中、5000本以上の絵ろうそくが赤々とゆらめく光景はとても幻想的です。

今回はそんな『会津絵ろうそく祭り』をじゃらんの記事で紹介するため、実際に絵ろうそくを作っている現場を見せていただきました。

取材したのは、江戸時代から330年以上続く老舗の絵ろうそく屋「山形屋本店」。ご主人の薄(うすき)さんが当時と変わらない技術で1本1本手作りしている絵ろうそくは、普通のろうそくとは全く別物の素晴らしい伝統工芸品でした!

山形屋本店

江戸時代と変わらぬ技術で匠が作る美しい絵ろうそく

福島県伝統的工芸品に指定される絵ろうそくの老舗。昔ながらの手作業で、数々の工程を経て作られる。絵付け職人が描く月替わりの季節の草花が美しい。希望者は絵付け体験もできる(要予約)。

ろうを何度も重ね付けて、少しずつろうそくの形が出来上がっていく

かけ舟と呼ばれる木をくり抜いた器に液状のろうを満たし、芯を転がしながら浸して、何度も重ね付けしていく。伝統技術を駆使してひとつひとつ手作りで仕上げていく

店内には歴史を感じさせる看板がかかる。山形屋の跡取りは代々「長十郎」の名を引き継いできたそう。以前はろうの他にも各種の油を手掛けていたことがうかがえる

ろうそくの表面の凸凹を削り、滑らかにするためのカンナ。大小さまざまなこのカンナを作る職人さんはもうほとんどいないそう。「大事に使い続けるしかないですね」と薄さん

1本1本下書きもせず素早く絵付けしていく手際は見事!

菊、椿、桔梗など季節の草花が丁寧に描かれる。絵ろうそくは、神社仏閣などに納品される贈答品として発展し、福島の長い冬の間、花の代わりに仏壇を飾る

絵付けが終わったろうそくは、絵の具が落ちないよう、再度ろうでコーティング

ろうそくの表面が乾いたら一つ一つ小刀で芯出しをする。厳選されたいぐさで編まれた太い芯は、火の安定感が抜群で、少々の風では消えないそう

完成!

ライトアップされた鶴ヶ城の周辺がろうそくの灯りで彩られる


昨年の「会津絵ろうそく祭り」の様子(写真提供:会津まつり協会) ゆっくりと燃える絵ろうそくを辿る旅に出かけてみませんか?

山形屋本店
TEL/0242-22-5769
住所/福島県会津若松市上町2-34
営業時間/8:30~17:30
定休日/不定休
料金/絵ろうそく3匁600円(税別)~
「山形屋本店」の詳細はこちら
会津絵ろうそくまつり ~ゆきほたる~
開催期間/2016年2月11日(祝)~13(土)
開催時間/17:30~21:00
TEL/0242-23-4141
開催場所/鶴ヶ城・御薬園・市内各所
「会津絵ろうそくまつり ~ゆきほたる~」の詳細はこちら

まとめ

職人技を拝見し、すっかり絵ろうそくファンになってしまったカメラマン氏と筆者。取材後に早速自分用の絵ろうそくを購入。「炎を見ながらお酒飲むっていいよね」「『絵ろうそくBAR』なんて意外にウケるかも♪」などと盛り上がりながら帰路に着いたのでした。
取材・文/石渡ちほ 撮影/西山輝彦

※この記事は2015年11月時点での情報です

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