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これを読むと、一刻も早く結婚したくなる!~マガジンハウス担当者の今推し本『きょうも箸袋でラブレター』

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こんにちは、マガジンハウスです。皆さんは、コミュニケーションツールと聞いて、何を思い浮かべますか? 電話、メール、敢えて古風に手紙、という方もいらっしゃるでしょう。今回は、おそらく日本でも数人いないと思われる、‟箸袋”でコミュニケーションをとるご夫婦の、愛のメモリー本を紹介したいと思います。早速、著者の歌代子さんにお話を伺いましょう!

―――歌代子さん、初めまして。とってもお会いしたかったので、嬉しいです。

歌代子 「ありがとうございます!『きょうも箸袋でラブレター』は、マガジンハウスの担当の方とたくさん話をして、全精力を傾けて作りました。色々な意味で嬉しくて感動しています」

―――この本は、NHKのあの人気番組『サラメシ』に出られて、そのほんの数分の出演がきっかけでできたんですよね。ご主人に持たせるお弁当に、手製の箸袋を添えて、その箸袋にメッセージやイラストを描いたら、いつからかご主人(ケンジさん)も絵入りの返事を描いてくるようになった……。もうこれだけでキュンキュンします。

歌代子 「ケンジさんはお堅い公務員。結婚して一緒には住んでいるものの、真面目人間の典型的なタイプで、踏み込めなかった部分があったんです。疲れて帰宅後は入浴、夕食そしてうたた寝……ゆっくり会話をする時間もなかったなぁ」

―――それで、箸袋にメッセージを書くように?

歌代子 「はい。最初は小さなメモにメッセージを書いてお弁当に添えてました。箸をちょっといいものに買い替えた時に、紙の箸袋に入れようと思い、そこになんとなくイラストも描くようにしたんですよね」

―――では最初は一方通行のコミュニケーションだったんですね。

歌代子 「彼がどういう人かもわからなかったし、私は若い頃の恋愛では尽くし女(笑)、もし『面倒くさいことはやめて』って言われたら、すぐやめるつもりでした」

―――それがまさかの……。

歌代子 「ノッてきた(笑)。彼の帰宅後、箸袋に見慣れないイラストが描かれていたのを見つけた時は驚きました。すっごく堅いイメージのケンジさんが、こんなイラストを描くなんて! って」

―――そこから交換日記ならぬ交換箸袋が始まるわけですね。これ、箸袋もハンドメイドなんですよね。とても綺麗なので市販のものかと思いました。

歌代子 「エコしてるでしょ。折り紙の先生もしているので暇があれば袋作り。いつもはメモ紙や折り紙、手製の付箋なども持ち歩いています。紙を折っていれば退屈知らずです」

と言いながら、サササッと紙を折り始める歌代子さん。じゃーん! なんと一枚の紙から、2匹のサルができました~。「来年の干支なんで、これからいっぱい折る機会がありそう」

―――これまでの‟箸袋ラブレター”は何枚ぐらいになるんですか?

歌代子 「この本で紹介したのはごく一部で、今は500枚ぐらいありますね」

―――そんなに! ざっと拝見してもわかるように、ダジャレの応酬が多いですよね(笑)。

歌代子 「今の若い方には寒いと思われても平気(笑)、私もケンジさんも世代的にダジャレ好き。ケンジさんのそんなところに気付けたのも、箸袋のおかげですね」

―――あと、「早く帰りたい」っていう内容が多いのも気になりました(笑)。

歌代子 「基本的に公務員は制約も多く、ストレスも溜まりやすいんでしようね。土曜日にホッとしたかと思えば、翌日曜日の次は月曜日なわけで……日曜日の午後にはすでにテンションが下がってますよ(苦笑)」

―――歌代子さんのいる家が、一番ホッとできる場なんですね。

歌代子 「今の住んでいるところがすごく気に入っているんです。ベランダからの景色をしばらく見ているとリフレッシュできるようだし。会社の帰りは駅から家まで帰ることに集中しているらしく、歩く姿は馬車馬のように一心不乱。ママ友が一度見かけたけど、声をかけるのに躊躇したとか(笑)。でも家に着いて玄関で『おかえりなさい!』という私を見ると、途端に顔がゆるんで笑顔になる」

―――……あの、ご結婚されて何年でしたっけ? 

歌代子 「今年10年目になります」

―――えーと、よく言われると思うんですが、ノロケがすごくて新婚さんかと思いました(笑)。ケンジさん❤って感じで、当てられっぱなしですよ!

歌代子 「よく言われます(笑)。私があんまりノロケるから、ママ友も、『歌代子さんばかりノロケて悔しい! うちもノロケていい!?……』って、対抗してくるようになりました(笑)。奥ゆかしい大和撫子もいいけど、幸せのおすそわけも悪くないと思います」

―――それはいい傾向! 着る服も、歌代子さんが選んだものばかりだとか?

歌代子 「はい、下着のパンツも私が買ってあげたものです。私が『いいパンツ履いてるじゃない?』って言うと、『女からもらったんだよ、いいだろ?』って(笑)。ネクタイやTシャツも彼に似合ったかっこいいものにこだわります。どれも気に入ってくれているので、洗濯の時は『このTシャツ、命の次に大事だから慎重に洗って』と注文されます」

―――そこは奥さまじゃないんですね。

歌代子 「私もそこは突っ込んで、『私はどのあたりにランク付け?』って聞いたんです」

―――そしたら何て?

歌代子 「『歌代子さんは、命より大事でしょ』って……ここまでくると夫婦漫才ですよね」

―――きゃーーー! 痒い~~! 

歌代子 「すみません(笑)」

―――いや、どんどんノロケてください。あと、ケンジさんのメッセージで印象的だったのが、お弁当がおいしかったとか、歌代子さんの描いたイラストが上手だとか、とにかくストレートに褒めてくれる点ですよね。これは日本中の夫のみならず、若い独身男性にも見習ってほしいです。

歌代子 「世界中探しても日本男児ほど口に出さない民族はいないですよね。歳をとればとるほど『言わなくてもわかるだろう』的な感じで。でも、たまには優しい言葉を妻にかけると、関係性も変わるかも。ケンジさんの性格も、箸袋を始めてわかったことが多かったです。それまでは彼もさらけ出してなかったんでしょうね。っていうか、言い出すタイミングもなかったから」

―――結婚前のお付き合いの時は、遠慮し合ってたんですね。

歌代子 「私は肉食系なのでグイグイいきましたが(笑)。一人暮らししていた彼の部屋に、作ったお料理をバイクでデリバリーしたり……本人不在なのに」

―――そういえば歌代子さん、お料理や折り紙といったインドアなことがお得意な一方で、かなり本格的なライダーでもあるんですよね。今日も1000ccのバイクでいらっしゃって、度肝抜かれましたよ。

「車検もあるし、結婚したらバイクは手放さなきゃなあと思ってました。でもケンジさんが『俺も免許取るから手放さなくていいよ』って言ってくれて❤」と歌代子さん。ただ、甘い恋愛トークの割には、だいぶゴツいバイクです……。

歌代子 「父がバイク乗りだったので、その影響で早くから乗ってました。実家は自営業で私も手伝っていました。いつもいろんな若い人が集っていて、私の母も料理自慢で、みんなにごはんを食べさせてたんですよ。私が料理好きでふるまい好きなのは、母親譲りですね」

―――この本に、ケンジさんが一番好きなお弁当のおかず、卵焼きのレシピが載っていたので、私も作ってみましたが、美味しかったです! 

歌代子 「よかった! 冷めても美味しいでしょう。娘は納豆入りの卵焼きが好きなので、おにぎらずで試してみてね」

―――歌代子さんに会うと、みんな「歌代子さんの家の子になりたい!」って言うんですってね。その気持ちがわかってきました。

歌代子 「ケンジさんも娘を羨ましがって、『生まれ変わったら、歌代子の娘になりたい』って。おかしいですよね(笑)」


とにかく明るくてトークも楽しい歌代子さん。夫婦のなれそめから結婚までのエピソードも、とってもドラマティックでしたが、それはまたの機会に!

今週の推し本

『きょうも箸袋でラブレター』
  歌代子 著

ページ数:96頁
ISBN:9784838728152
定価:1,080円 (税込)
発売:2015.11.13
ジャンル:エッセイ
[http://magazineworld.jp/books/paper/2815/]

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