カントリーシンガー、クリス・スタップルトンの『トラベラー』が、自身初のNo,1獲得を果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート

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カントリーシンガー、クリス・スタップルトンの『トラベラー』が、自身初のNo,1獲得を果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート

 本作、『トラベラー』のリリース日は今年の5月8日。最高位14位をマークしたものの、TOP10入りは逃し、チャート圏外へダウンした。しかし、11月4日に開催された、【カントリー・ミュージック協会賞】で「最優秀新人賞」、「最優秀男性ボーカル賞」、「最優秀アルバム賞」の3冠を受賞し、今週1週間で177,000枚という高セールスをマーク、見事首位にリエントリーを果たした。アルバムからのシングル、「テネシー・ウイスキー」もこの受賞を受け、シングルチャートで23位に初登場するヒットを記録、カントリーチャートでは、アルバム共にNo,1を獲得する快挙を成し遂げている。

 この【カントリー・ミュージック協会賞】の効果を受け、今週のアルバムチャートは、上位3組がすべてカントリーシンガーで独占した。2位には、先週首位を逃したキャリー・アンダーウッドの復帰アルバム『ストーリーテラー』が、8万枚を突破して停滞し、3位には、アワード当日にリリースされた、エリック・チャーチの5thアルバム『ミスター・ミスアンダーストゥッド』が76,000枚を獲得してデビューしている。エリック・チャーチは、これで3作連続のTOP3入りを果たしているが、前2作が初登場No,1だったのに対し、今作ではカントリー界の人気シンガーに押され、総合チャート、カントリーチャート共に、首位獲得を逃している。【カントリー・ミュージック協会賞】では、両者ともにパフォーマーとして登場した。

 TOP10以下でも、12位にサム・ハントの『モンテバロ』、14位にブレイク・シェルトンの『リローデッド:20 #1 ヒッツ』、16位にトーマス・レットの『タングルド・アップ』、17位にはルーク・ブライアンの『キル・ザ・ライツ』がランクインし、TOP20以内にアワード出演者たちが多数ランクインしている。一方で、TOP10内にランクインし続けていた、テイラー・スウィフトの『1989』は11位にダウン、本作はカントリーアルバムとしてはカテゴリーされておらず、テイラーも協会賞には参加していない。

 4位に初登場したのは、ヒット曲を網羅した人気コンピ盤『ナウ』シリーズの第56弾。本作には、ウィズ・カリファの「シー・ユー・アゲイン」やザ・ウィークエンドの「キャント・フィール・マイ・フェイス」、テイラー・スウィフトの「バッド・ブラッド」といったNo,1ソングをはじめ、夏から秋にヒットしたナンバーが揃っている。1曲1曲のダウンロードが面倒というリスナーにとっては、充実の内容だ。続いて、8位もコンピ盤が初登場。デイヴィッド・フォスターが手掛けたディズニーのソングブック、『ウイ・ラヴ・ディズニー』が31,000枚を獲得してTOP10入りを果たしている。

 10位には、ロックバンド、デフ・レパードの7年半ぶりとなる11枚目のスタジオアルバム、『デフ・レパード』がデビューした。初のセルフタイトルとしてリリースされた本作、衰えないパワーとデフ・レパードらしいサウンドが健在で、評価の高い内容に仕上がっている。本作で、スタジオアルバムとしては5作目、コンピレーションを含むと通算7作目のTOP10入りを果たしている。TOP10デビューを果たしたタイミングで、今月9日には日本武道館、10日は大阪オリックス劇場、12日にはZEPP NAGOYA、13日最終日は仙台サンプラザホールで来日公演が決定している。Text:本家一成

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