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リブセンス村上氏「童顔は武器に」

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若手社員ならではの悩みを個性派経営者にぶつけ、意見を授かる連載。ビジネスの最前線を走るリーダーの金言には、明日への扉を開くヒントがあるかもしれない。

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今回お話を伺うのは、株式会社リブセンス代表取締役社長の村上太一氏。今から4年前、当時25歳で“史上最年少上場”を果たした若き起業家だ。

相談テーマは「仕事と年齢」について。若くして責任あるポジションを任されることになった場合、年上の部下や取引先にナメられず仕事をするにはどうすべきか? あるいは若さを理由に正当に評価されないモヤモヤと、どう向き合うべきか? 19歳で会社を興し、現在では300人以上のスタッフを率いる村上氏に、その極意を聞く。

●童顔でナメられるのは“ビジネスチャンス”!?

若くして昇進すると、時には年長者が部下になることもある。村上氏自身も19歳で学生起業し、最初からトップという立場だった。現在29歳で、雇用する社員には年上が少なくない。そうした状況に、やりづらさを感じることはないのだろうか?

「全くないですね。というか、そんなの気にしていたら仕事にならない。年は下でも場数とか努力量では負けていないつもりなので遠慮なくモノも言いますし、気まずさを感じることもないですよ。もし若さを理由にナメられたとしても、別にいいんじゃないですか?」

村上氏自身、童顔で若く見られがちなこともあり、過去には上から目線で偉そうな態度をとる相手もいたそう。だが、そこで無闇に抵抗せず、あえて「ナメられてみせる」のもビジネスにおける兵法のひとつだと語る。

「若いのは事実だからしょうがない。ナメられても張り合わず、下手から入ってかわいがられる方が得だって思うんです。そうすれば相手も、『若いのに頑張ってて偉い!』『応援したい』と思ってくれたりしますから。僕も学生時代に起業した時には、そういう年長者に対して『ぜひ協力してください! 学生なんで学割でお願いします!』なんて言って油断させて、相手を味方にしていました。結果として僕の場合、若さがプラスになったと感じることの方が多いですね」

そうはいっても、年長者のプライドが邪魔をして指示に従わない年上部下もいるだろう。上司として苦言を呈さなければならない局面では、そうそうナメられるわけにもいかないが…。

「その時はもう強硬策ですよ。上司は部下への人事権も握っているわけですから、成果も上げず非協力的な態度ならそれなりの評価を下すだけ。会社ってそういうシビアな世界だと思いますから。ただ、僕の場合はありがたいことに強硬策に出なくても、話せばわかってもらえることが多いです。うちの場合はトップが若造だってことをわかって入ってきているわけですからね」

●「背伸び」は決してしない。アウトプットだけで勝負しろ!

一方、「実力があるのに、若いというだけで認めてもらえない、評価されない」。そんな思いを抱えている若手社員もいるだろう。

それは2011年、25歳1カ月という史上最年少で東証マザーズに上場した村上氏とて同じこと。当時、新たな時代の寵児として脚光を浴びる一方で、20代半ばの若年経営者は世間の懐疑的な視線も感じていたという。

「実際『そんなに若くて大丈夫なの?』って態度をとられることもありました。でも、だからといって自分を大きく見せようなんて考えは全くなかったです。その気になれば、無理やり貫禄を出すことはできると思うんですよ。たとえばブランドもののスーツを着るとか、すごく高い時計をするとか。そういう経営者、周りにいますし…(笑)。でも、それは自分のなかで違和感があったんです」

そう話す村上社長からは、まるで気負ったところが感じられない。いくら富や地位を得ようとも、あえて「普通」でいようとしているふうにも見受けられる。

「まあ、もともと物欲がないっていうのもありますけどね。小4まではずっと半袖、短パン、靴下なしで生活してましたし、中学の時は流行りに乗って“APE”(=ファッションブランド『A BATHING APE』)のTシャツとか着てみましたけどあまり楽しくなかった。派手な格好をすると、『アイツ、背伸びしてるな』って思われる気がしてイヤなんですよ」

ナメられるのはいいが、「背伸びをしている自分」を見透かされることは我慢ならない。それは村上氏が、常に自然体で戦ってきたからこそ得た感覚かもしれない。

「自然体でいて、行動や結果で見返すというのがポリシーですね。第一印象でナメられたって、仕事で『こいつ凄いな』って思わせることはできますから。認められたいなら、圧倒的なアウトプットを見せ続ければいい。わざわざ外見をつくろわなくても、年をとれば嫌でも貫禄はつくはずです」

(榎並紀行/やじろべえ)

■個性派社長のお悩み相談室 第4回
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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