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怒る原因は自分以外にあると思いがち 実は受け取り方にある

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「怒りは誰にでもある自然な感情。怒ることは決して悪いことではない」とは、日本における“怒りの感情コントロール術”の第一人者・日本アンガーマネジメント協会代表理事の安藤俊介さん。

「例えば、ヒトが猛獣に遭遇し、恐怖を感じたとします。自分の身を守るために、飛びかかったり逃げたりしますが、その時、すぐ体が動かせるようアドレナリンという興奮状態を作るホルモンが分泌されます。

 怒ったり攻撃的になることは、動物が防衛手段として身につけた、非常に大切なものなのです」(安藤さん。以下「」内同)

 怒りをうまくコントロールするには、怒りやイライラの感情が生まれる過程についてよく理解しておくことが重要だ。

 怒りには、3種類の発生パターンがある。以下、それぞれ見ていこう。

 怒りを生むパターンの1つ目は、〈出来事〉→〈意味づけ〉→〈感情〉という3ステップを踏むというもの。 この2ステップ目の〈意味づけ〉をプラスに受け取るかマイナスに受け取るかで、結果の感情が大きく変わってくる。

 例えば、電車で化粧をする人がいたとする。これを非常識と感じ、イライラする人がいる一方で、まったく気にならず、何の怒りも感じない人も。つまり、電車で化粧をする人がいたという〈出来事〉自体は1つなのに、受け止め方次第で見え方が違ってくる。

 上司から仕事を頼まれたという〈出来事〉を、自分の心のなかでどう〈意味づけ〉をするかで、〈怒り〉の感情になるかが決まる。つまり、物事をプラスで受け止める習慣を身につければ、怒る回数がぐっと減るのだ。

 ここで気づいてほしいのは、電車内で化粧をする人がいても、怒る人と怒らない人がいるように、怒りが生まれる原因は、あなた以外の他人や〈出来事〉そのものではなく、それに対する自分の〈意味づけ〉だという点。怒る原因は自分以外にあると思っている人が多いけれど、実は、あなた自身の受け取り方にあるのだ。

 そして、どんな場合に怒りにつながる〈意味づけ〉をするかといえば、自分が思う“○○すべき”という考えが、裏切られたときにほかならない。

 人は「時間は守るべき」「夫だって家事や育児を手伝うべき」など、さまざまな“べき”を持っているが、相手もおなじ“べき”を持っているとは限らない。そこで、「待ち合わせに遅刻すべきではない」と思っていたとしても、「10分程度の遅刻なら、ご愛嬌。許してもいい」と、許容できる範囲を広げていく。

 すると、「多少、私が思う理想の形とは違うけれど、これなら許せる」という範囲が拡大することで、あなたはだんだんと怒りを招くような不用意な〈意味づけ〉をしなくなっていくのだ。

 最後は、マイナス感情やストレスがたまっている時。怒りの感情の奥底には、不安や恐怖などのあらゆるマイナス感情が隠れている。一見、怒りと関係なさそうな、恐怖や不安、悲しみなどのマイナスの感情が心のキャパシティーを超えた時、怒りに形を変えて“心のコップ”からあふれ出すのだ。“心のコップ”にためすぎないように、常にストレスを発散することも、怒りをコントロールするのに重要なのだ。

※女性セブン2015年11月17日号


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