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日本は出遅れてる?英語教育改革が進む中南米の取り組みとは

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Photo credit: Takuo Shikata「間近で感じる氷河の迫力-アルゼンチン」

Photo credit: Takuo Shikata「間近で感じる氷河の迫力-アルゼンチン

世界で活躍するためのツールとして英語は欠かせないものとなり、今では様々な国が英語習得に力を入れています。日本も例外ではありませんが、現在私たち日本人の英語能力は伸び悩んでいる状況です。皆さんは、諸外国と比べ、一体何が足りないと思いますか?

今回は、留学・語学教育事業を展開する世界最大級の私立教育機関EFが昨年11月に公開した世界最大の国別英語能力指数「EF EPI2014レポート」の中で取り上げた中南米の取り組み事例を紹介します。中南米は世界的には英語能力が低い地域になっていますが、そのレベルを毎年上げているのです。

中南米の英語力を牽引するアルゼンチン

アルゼンチンは、中南米諸国の中では飛び抜けて英語能力が高く、また、毎年「EF EPIスコア(国の英語能力レベスを示すスコア)」を伸ばしています。アルゼンチンで公立学校の教師になるためには5年間の大学院プログラムを終了しなければなりません。そのため、アルゼンチンの英語教師たちは、高い技能を持っています。また、2006年以降、アルゼンチンは公立学校の4年生から12年生までの9年間、生徒は外国語として英語を学ぶのが必須になっています。

Photo credit: Yulia Vasyanovych「Amazing world」

Photo credit: Yulia Vasyanovych「Amazing world

7年間、毎年英語能力を伸ばすチリ

チリの民間企業、および政府による英語教育への投資の結果、チリの英語能力は7年間、毎年伸び続けています。2003年に、チリの教育省は国家規模で英語教育を向上させるため「English Opens Doors Program」を開始しました。これは英語を話すことができるボランティアを英語教師のアシスタントとして採用し、国中の公立学校および半民間学校に配属するといった取り組みです。過去10年間で既に1800人以上ものボランティアが採用されています。

Photo credit: Daisuke Taniwaki「最後の秘境Corcovado, Costa Rica」

Photo credit: Daisuke Taniwaki「最後の秘境Corcovado, Costa Rica

教師育成に成功したコスタリカ

コスタリカは、中南米諸国の中で特に英語教師のレベル向上に尽力しています。2010年に行われた調査では、コスタリカの英語教師の95%が標準的レベル以上だと判定されました。しかしそれはコスタリカの教育省が広めた多面的なトレーニングの成果。国としての英語能力は、まだ大幅には伸びていませんが、英語教師のレベルが高くなったことで、次世代成人の英語力アップが期待されています。

英語レベルを向上させるには教師が鍵?

中南米諸国の中で英語能力を伸ばしているアルゼンチン、チリ、コスタリカの共通点は、英語を指導する英語教師のサポートを強化している点です。英語教師の英語能力、指導する技能が向上しなければ、国全体の英語能力は向上していかないといった考えでしょう。特にチリが行っているボランティアスタッフの活用は、日本国内の教育現場でも活かせる取り組みかもしれません。日本人の英語能力を伸ばすために、様々な支援、活動を活発化させる必要があるのではないでしょうか。

ライター:Satoshi Hirao at EF Education First。留学、語学教育事業を展開する世界最大級の私立教育機関、EF Education First(EF)にてマーケティングを担当。EFのミッションである「Opening the world through education」を掲げ、留学の魅力を世の中に発信し続ける
Photo by: Takuo Shikata「間近で感じる氷河の迫力-アルゼンチン

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*Takuo Shikata「間近で感じる氷河の迫力-アルゼンチン
*Daisuke Taniwaki「最後の秘境Corcovado, Costa Rica

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