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全米警察官協会、クエンティン・タランティーノ映画のボイコット運動に参加

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クエンティン・タランティーノ監督の最新作『The Hateful Eight(原題)』への警察官によるボイコット運動が広まる中、全米警察官協会がその呼びかけに参加することになった。

1000人の警察官の参加を自称するグループや関連組合ほか、24万1000人を超す警察職員からなるグループは、タランティーノ監督が警察官を「殺人者」などと発言したことが明るみになると、ボイコット運動に賛同した。また彼らは、警察は今後いかなるタランティーノ作品のプロジェクトに対しても協力すべきではないと強く主張した。

全米警察官協会はWebサイトに掲げた声明文の中で「我々は警察官に対して次のように要請する。タランティーノ監督のいかなるプロジェクトにおいても、警備や交通整理、専門的なアドバイスなどの特別な任務を遂行しないこと。たとえ自身が非番であっても、それらのサービスを提供しないこと」、「我々は彼に対して、警察官をそのような憎しみに満ちた言葉で表現することは認めないというメッセージを、大声ではっきりと送るべきだ」と述べた。

このボイコット運動には、ニューヨーク、ロサンゼルス、ヒューストン、ニュージャージー、シカゴ、フィラデルフィアの警察組合が参加した。警察職員の一連の行動は、2015年10月24日にニューヨーク・シティで行われた、警察官の残忍行為を主張するブラック・ライブズ・マター・ラリーに参加した際の監督の発言に端を発している。このデモはランドロフ・ホルダー巡査が射殺された事件の4日後に開催された。

タランティーノは、「この件は、今までいかなる形でも問題とされたことはなかった」と語り、「我々がここにいるのは、それを話題にするためだ。もしこの問題がきちんと論じられるようになれば、殺人を犯した警察は投獄されるか、少なくとも逮捕されるだろう。もし私が殺人現場に遭遇したら、黙って見ていることはしない。殺人は殺人であり、殺人者は殺人者だと叫ばなければならない」と続けた。

クリスマスにタランティーノ監督の最新作『The Hateful Eight(原題)』を公開するワインスタイン・カンパニーに本件に関するコメントを求めたが、返答はなかった。

全米警察官協会は声明の中でさらに、「米国で警察官が殺害される事件が増えている現状の中で、タランティーノ監督ほどの有名人があのような発言をすることは、まったくの無責任だ。タランティーノ氏が放ったような警察への批判的発言は、警察と市民の安全を脅かす。彼が殺人者と呼んでいる警察官は、デモ活動のために参加者の安全を確保したり、彼が映画を撮影する際に警備したり、日々、コミュニティの安全を守るために命がけで職務にあたっている警察官と同じ警察官である」と語った。

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