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RADWIMPS、きのこ帝国との共演で感動を誘った対バンツアー第二夜

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RADWIMPS初の対バンツアー『10th ANNIVERSARY LIVE TOUR RADWIMPSの胎盤』。その第二夜が11月5日(木)にZepp Tokyoにて、きのこ帝国を迎えて行われた。

RADWIMPSの本編が終わり、アンコールに応えひとりで登場した野田は、「特典とか、プレミアとか、みんなそういうの好きでしょ」と言って、きのこ帝国の佐藤を呼び込んだ。

野田が弾くリッケンバッカーをバックに、二人はSUPER BUTTER DOGの「サヨナラCOLOR」を歌い始めた。澄んだ声が、風のない水面のように静かな会場に、やわらかな光となって降り注いだ。男性の野田の声、女性の佐藤の声、ふたつはどこまでも近づいて、最後には溶け合うように交わった。

曲が終わって沸き起こった拍手は、観客の心に染みこんだ感動を確かに伝えていた。RADWIMPSの対バンツアー2日目。きのこ帝国を迎えた夜の、象徴的瞬間だった。

時間軸を戻そう。「こんばんは、きのこ帝国です」 新曲「猫とアレルギー」を1曲目に、きのこ帝国ライヴが始まった。

「Zeppでやるのは初めてです。今日は呼んで頂いて、RADWIMPSの皆さん、野田洋次郎さんに、感謝しています」 「海と花束」「クロノスタシス」が演奏され、佐藤の声が伸びやかに響く。

次に演奏された「風化する教室」は、昨年のRADWIMPSのツアー『RADWIMPS GRAND PRIX 2014 実況生中継』で、会場のBGMとして流れていた曲だ。観客が気持ちよさそうに揺れている中、「東京」が演奏され佐藤と観客の声がひとつになった。

圧倒的な、声の存在感。声をもっと吸収したくて、耳を澄ませてしまう。会場は、音楽を聴くには充分な音量で満たされているのにだ。

RADWIMPSのライヴでも、そういう瞬間がたびたび訪れる。Zeppの壁までも、心地良い声があたり、喜んでいるように感じた。
 
そのあとのRADWIMPSは、ロックバンドのライヴを更新するような、画期的な演奏をみせた。サポートの刄田綴色、森瑞希の2人のドラマーは、リズムを軸にRADWIMPSの音楽を見事に再構築していた。

曲の各所に、即興のジャムセッションのようなパートが差し込まれている。2人のドラマー、ギター、ベース、それぞれのアドリブソロが、火の玉のような熱量で迫ってくる。こんなに自由自在にセッションを繰り広げるロックバンドは、そうないのではないだろうか。

「きのこ帝国、今日は出てくれてありがとう。俺の大好きなバンドで、ここ2年間で一番ライヴを観てます。高校くらいの時に聴いていたら、どれだけ救われただろうって思う」

ギターで野田がきのこ帝国の「東京」の一節を弾き語り、会場を沸かす。前述のとおり、野田の声が会場に染みわたり、会場に静寂が訪れる。

火のようなセッションと、透き通る声の対比。ワールドクラスのステージだった。

終演後、きのこ帝国の佐藤がこんなことを言っていた。「RADWIMPSのお客さんは、温かいですね。お客さんはバンドを映し出す鏡だと言うけれど、ホントなんですね。RADWIMPSのメンバーもお客さんも温かくて、たくさん救ってもらいました」

まさにそんな、温かい一夜だった。 

RADWIMPS photo by 植本一子
きのこ帝国 photo by 上飯坂一

『10th ANNIVERSARY LIVE TOUR RADWIMPSの胎盤』
11月09日(月)  大阪 Zepp Namba
w:plenty
11月10日(火) 大阪 Zepp Namba
w:LOVE PSYCHEDELICO
11月12日(木) 北海道 Zepp Sapporo
w:ゲスの極み乙女。
11月16日(月) 愛知 Zepp Nagoya
w:ハナレグミ
11月18日(水) 福岡 Zepp Fukuoka
w : クリープハイプ
11月23日(月・祝) 神奈川 横浜アリーナ
w : Spitz
11月24日(火) 神奈川 横浜アリーナ
w : いきものがかり
11月25日(水) 神奈川 横浜アリーナ
w : ONE OK ROCK

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