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一期一会の出会いが満載 日替わりでお店の変わる「魔法にかかったロバ」って何だ!?

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メシ通読者の皆さん、こんにちは。ライターの川上です。

今日は、京都市上京区にある「魔法にかかったロバ」というお店にやってきました。

関西では学問の神様として知られている北野天満宮から西に歩いて10分ほど、最寄り駅の嵐電「北野白梅町駅」からは東に歩いて約5分で到着です。

「まほロバ」の愛称で知られるこちらのお店、とっても珍しい特徴があるらしく。お店のカレンダーを見ればわかるとのことですが……?


カレンダーは取材時のものです。最新月のカレンダーはお店のブログまたはSNSでご確認くださいネ!

さぁさぁ、上から見ていきましょう。

7日、昼:「カジュアルフレンチ Bien-Etre」、夜:「読書Bar」(ふむふむ、変わったお店だなぁ)。

20日、昼:「絵本カフェ」、夜:「占庭結婚恋愛相談所」(おっ?)。

23日、昼:「焼き肉屋のきまぐれランチ」、夜:「英会話&国際食堂 International Bar」(え、英会話……?)。

昼と夜の内容が違うどころか、毎日違うお店になってる!!!

ここは、一体なんのお店なんですか!? 教えて、代表の山崎さ〜ん!


「魔法にかかったロバ」代表の山崎達哉さん。

山崎さん「魔法にかかったロバはズバリ、日替わり店長のお店です。」

山崎さんによると、こちらのお店ができたのは2011年11月。「少しでも多くの若者が社会との接点と、新しい価値観に出会ってほしい」という思いから、若者と社会をつなげることをコンセプトに誕生しました。

「店長をやりたいと言っている人がすぐ店長になれるように」と、出店を希望する人には山崎さんはじめ「まほロバ事務局(全員学生!)」が手厚くサポート。お店の営業日までにオリジナルのワークシートを使ってどんなお店にしたいかをしっかり打ち合わせし、さらに当日は接客方法や、ビールのいれ方、お皿の洗い方など飲食店経営の基礎も指導してくれるんです。

そうしてまほロバで店長の経験を積んだ方々のなかには、晴れて独立し、自分のお店をもった人も方もいるとのこと。


店内の壁に掛けられた額には、まほロバを巣立っいった方々の足跡が。

「ここから独立して自分のお店を持ってもらうのが僕の一つの理想ではありますね。まほロバで、仕事のやり甲斐や生き甲斐そのものを見つけて欲しいと思っています」と、山崎さんは話します。

日替わり店長という特殊なシステムゆえ、普通の飲食店に比べて常連客の割合は少ないそうですが、それってつまりお客さんも毎日入れ替わっているということ。

お店のブログやSNSで公開されている出店カレンダーをチェックして、気になるお店に足を運んでみるのがまほロバの楽しみ方です。

と、いうことで! インドア派ゆえ、酷暑だった今年の夏はできるだけ昼間の外出を控えていたけれど、じつはアウトドアに憧れている私……。某日の夜営業「アウトドアカフェ」に行ってきました~!

この日の店長は、キャンプやトレッキングなど、アウトドアが趣味のイケメン細マッチョ。まほロバで月に1回のペースでアウトドア料理専門のお店をしているそう。

お店を手伝いに来ていたこちらの男の子と店長は、なんと会うのはこの日が2度目だそうです。ふたりは、まほロバで出店していた「課外授業酒場」というお店で知り合い、意気投合した結果、男の子がお店を手伝ってくれることになったらしく。ここではそんな出会いもあるんですね~。


この日のメニュー。

まずは一番アウトドア感がする料理をオーダー。


串焼きBBQ(500円)

玉ねぎ、ピーマン、ウィンナー、茄子、お肉……。BBQの美味しい食べ物が1本にまとまってるぅうう!

これはもう……


ガブムシャーッ!!

フォークなんて使っていられないっ! 豪快に手づかみでいきましょう。

醤油ベースのBBQダレが絡んだ肉や野菜を口いっぱいに頬張ります。口元が汚れるのも気にせず、ジューシーでワイルドな味を堪能しました。


ジャーマン丼(600円)

続いては、店長のオリジナル料理「ジャーマン丼」を。

煮込まれた豚ロースと玉ねぎの味がじっくり染み込んだスープごはんです。ネーミングは思いつきだそうですが、豚の脂から出たコクと、野菜から染み出た出汁の味に心ほっこり~。ドイツの風を感じます。

店長いわく、お客さんのほとんどは私のように「アウトドアをやってみたいけどやったことがない」人たち。店内には、店長がこれまで体験したアウトドアの様子をまとめた映像が流れており、観ているだけで「アウトドアって、なんだか楽しそう~!」という気持ちになってきます。


(左)「スモークチキン」(600円)、(右)「カルビ野菜カレー」(600円)

「スモークなんちゃら」って、もうネーミングだけでよだれが出ちゃいますよね~。こんがりと燻された鶏肉は、旨味がぎゅっと閉じ込められています。少しずつ齧りながらハイボールをぐびぐび。

ダッチオーブンを使って作られたとのことですが、ダッチオーブンって燻製もできるんですね!(はじめて知りました)薫製ってアウトドアおつまみの代表格。やっぱり自家製はスモークの香りがしっかりしていて味わいが違います!

〆は野菜の形がなくなるまで長時間じっくりと煮込んだカレー。

あれ? ここは店内なのに、だんだんと山奥にいる気分になってきたぞ……。このカレー、すっごく野外の味がするんですよ! 何と言うか、カレー屋さんのカレーじゃなくて、みんなが人生で一度は食べたことがある「キャンプ場でみんなで作って、みんなで一緒に食べた思い出のカレー」の味。

小中学校で行った、林間学校のあの味です。スパイスの香りが強すぎない、どこか懐かしい小麦粉ベースのルーのカレー。うわあああ、めっっちゃ美味しいです。山登りもキャンプファイヤーもしてないのに、こんなキャンプの極上品を食べちゃってすみません。そういえばお米の持参を忘れたあげくに、飯ごうを思いっきり焦がした5班の山ちゃんは元気かなあ……。


しかつんクッキーfeat.ティラミス(400円)

デザートも食べちゃいました。店長の小、中学校の同級生だという“しかつん”(女性)お手製のクッキー&ティラミス。カレーのあとだから、濃厚なマスカルポーネチーズの甘みが引き立ちます。

愛らしいクッキーを果たしてどこから齧るべきか悩んでいると、なんだか視線を感じました。振り返ると、そこにはしかつんご本人が愛らしい表情でこちらをニッコリ。

そこからは、私を含めた取材班、しかつんさん、店長で和気あいあいと会話を楽しみました。こうしてはじめまして同士であっても、気兼ねなく会話することができるのは、日替わり店長が立つまほロバだからこそ。


この場所はまるでちいさな交差点。人と人がすれ違ったり、すれ違いざまに立ち止まって知り合いになったり。魅力的な出会いのきっかけがそこかしこに溢れています。

まほロバの魅力って、「興味がある」という段階でお店に来て、店長や他のお客さんとたくさん話して、帰る頃には「よし! 自分もなにか新しいことをはじめてみよう!」と前向きな気持ちになれるところ。

夢や目標に向かって、きちんとアウトプットしている人たちを間近に見ることで、毎日をただこなすだけだった私もムズムズソワソワ。行動が自分の生き方を豊かにしてくれるというのを毎日の店長が身をもって教えてくれた夜でした。

とりあえず根っからのインドアから抜け出すべく、今年の秋は紅葉狩りに山に行こうと思います!

店舗情報

魔法にかかったロバ
住所:京都市上京区御前通一条通御前西入る西町90枡嘉ハイツ1階
電話番号:075-463-6866
営業時間:11:00~17:00/18:00~24:00 (23:30LO)


書いた人:
川上ひろこ

大阪府出身。「京都好きが知らない京都」をコンセプトにした京都の情報サイト『ナポリタン』の編集・ライター。タイ料理が好きすぎて、京都のおいしいタイ料理屋さんでアルバイトをはじめました。 公式サイト:ナポリタン

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