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スベっても痛くても笑いに変える お笑い芸人たちのものすごい覚悟

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スベっても痛くても笑いに変える お笑い芸人たちのものすごい覚悟

お笑い芸人の面白トーク、自分も身につけたいと思ったことがある人は少なくないだろう。普段からツボをおさえて、笑いがとれる会話ができれば、仕事の評価もあがるだろうし、(特に男性なら)女性からも好印象だ。いやあ、夢が広がるね。

よしもとクリエイティブ・エージェンシーが11月6日、カツラ型IoTデバイス「ウェアラブル芸人」を株式会社スパイスボックスと共同開発したと発表した。これは遠隔地にいるユーザーとお笑い芸人をつなぐ「カツラ型IoTデバイス」である。IoTとは“Internet of Things”つまり「モノのインターネット」という意味だ。
この「ウェアラブル芸人」によってユーザーは芸人から遠隔通信で会話やリアクションなどのアドバイスを受けることができる。説明動画では、仕事で悩みを抱えている表情を見せる男性が、ピンク色のカツラをつけることで状況が好転する様子が見受けられる。
個人的には、商談の場をピンク色のカツラをつけてまで芸人のトーク術で盛り上げたいとは思わないが、ふとした瞬間に「もっとおもしろいトークができれば」「もっと盛り上がるトークができれば」と思うことはよくある。一体どうすればいいのか?

お笑いコンビ・パックンマックンのパックンことパトリック・ハーランさんは、以前、『ツカむ!話術』(KADOKAWA/刊)についての新刊JPのインタビューで、「笑いを生むコツ」について次のように述べている。

「『笑いのコツ』はその場のことを拾って使うことです。上手い司会者はみんな使っていますよね。3分前、5分前に出た話の内容をカウンターの上に置いておいて、いずれ使える武器として揃えておくんです。舞台や番組ではそれを心がけておいて、一回笑いを取って、さらに二回目も取るという」(新刊JPニュース“「失敗は笑いの種」パックンがお笑い芸人として学んだこととは?”より)

なるほど。しかしこれをいきなりやれ!というのは難しい。訓練をしなければ失敗してしまいそうだ。だが、パックンはその失敗でさえも、笑いにつなげようとしている。

「お笑い芸人を通して学んだことをもう一つ言うと、これは僕の生きざまでもあるのですが、『痛い目は美味しい目』です。失敗は笑いの種です。それをどこかで話すことによって笑いが取れる。痛い目にあって損をしたじゃなくて、どこかで元が取れるんです。」(新刊JPニュース“「失敗は笑いの種」パックンがお笑い芸人として学んだこととは?”より)

そういえば、こんな話もある。
アメリカで人気のあるコメディアン、クリス・ロックは、世界ツアーに出る前に小さなコメディー・クラブに何度も出演するという。しかし、そこには普段の“爆笑を生み続けるコメディアン”はいない。そこで彼が繰り出すジョークのほとんどはスベる。しかし、その中で爆笑を誘うギャグもある。こうして彼が自分のアイデアが観衆にウケているかどうか観察しているのだ。大きな成功の裏にはたくさんの失敗があったのである。これは『小さく賭けろ!』(ピーター・シムズ/著、滑川海彦、高橋信夫/訳、日経BP社/刊)で紹介されているエピソードだ。

芸人のトーク術をいくら身につけようとも実践しなければ意味がないのは確かで、実践をしたら、スベる可能性だってある。それすらも、次の笑いの種にするという姿勢が大事なのだろうな。
技術だけでどうにかなるのであれば苦労はしない。スキルは実践して失敗してこそ磨かれるのだ。
(割井洋太/新刊JP編集部)


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