ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

山頂の独立国「サンマリノ」のスタンプが有料でもほしい!

DATE:
  • ガジェット通信を≫

筆者撮影

こんにちは! TRiPORTライターのTomoko Malaghanです。
今年4月、友人5人で、約2週間イタリア北部の都市をレンタカーでドライブしました。その途中立ち寄ったサンマリノ共和国が余りにも素晴らしかったので、この小国の魅力をご紹介したいと思います。

世界最古の共和国

サンマリノ共和国は、周囲が日本の八丈島と同じ位の大きさで、人口は約3万人。さらにサンマリノは世界最古の共和国として知られ、世界で5番目に小さな国でもあります。

小国でありながら、標高約700メートルのティターノ山頂に城砦を築いたので、長い間大国からの侵略を遮り、今でも中世ヨーロッパの風情が残ります。歴史的な建造物も当時のまま残っており、別名「山頂の独立国」とも呼ばれています。2008年にはサンマリノの旧市街が、ユネスコの世界遺産に登録されました。

入国スタンプが有料って?

イタリア国内にある小さなサンマリノに入国したとき、パスポートの入国検査も、荷物のチェックもなく、せっかく準備していたのに拍子抜けでした。

後で知ったことですが、イタリアから入国する際には入国審査は必要なく、もし入国スタンプが欲しい場合は政庁のインフォーメーションカウンターで有料(5ユーロ)で押して貰えます。観光立国としては、入国スタンプも貴重な財源となっているのです。

何百年の歴史を感じさせる3つの要塞

サンマリノには3つの城砦「第1の砦グアイダ」「第2の砦チェスタ」「第3の砦モンターレ」がありますが、まずは最大の見所で12世紀に要塞として建てられた見晴らしの良い「第一の塔(グワイタの塔)」へと向かいました。

山の上に建つ街までは坂道が多く、短い距離でも目的の塔まで歩いて行くのに結構な運動量になります。

高い重厚な石垣の城壁に囲まれた要塞は、補修や改修が何度か行われて、現在の形になりましたが、何百年もの間ここでサンマリノの歴史を見てきたのだと思うと、何やら感慨深いものがあります。

第一の塔から向こう側の「第2の塔(チェスタの塔)」を眺めると断崖絶壁に建っているのが見え、その光景から外敵が侵略できなかった理由がよくわかります。

また要塞の塔からは、サンマリノ共和国の赤い屋根の家々がオモチャのように点在している景色も眺めることができます。崖っ淵に建つカフェショップでは、天空から下界を眺めるような気分になれるはず。

Photo credit: Tomoko Malaghan「世界で5番目に小さな国で山頂に在るサンマリノ共和国

ニューヨークよりも古い「自由の女神」

少し歩くと、真っ白な大理石で作られた聖マリアンヌ教会が見えてきました。国民の92%がキリスト教徒、さらにイタリア国内にあるのでローマンカトリック(88%)が多くを占めています。

自由の女神と言えば、ニューヨークにある像を思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、サンマリノ共和国のリベルタ広場にも、フランスから贈られた、ニューヨークにある自由の女神よりももっと古い「自由の女神」があります。

サンマリノは建国当時から自由や民主を重んじている国なので、それを象徴するために、リベルタ広場に自由の女神が設置されているのです。

自由の女神像の後ろにある建物が、政治の中枢となるサンマリノ政庁で、観光が主産業でもあるこの国では、政庁の内部を見学することも可能です。

Photo credit: Tomoko Malaghan「世界で5番目に小さな国で山頂に在るサンマリノ共和国

ショッピングも満喫!

曲がりくねった坂道の通りには、キュートでオシャレなお店がたくさんあります。イタリアのベニスでもマスクが有名ですが、サンマリノにも思わず立ち止まって見魅ってしまうような、美しく精巧にできた素敵なマスクがショーウインドーを飾っています。

また、サンマルコの紋章が入った、ここでしか買えないスペシャルな陶器のお皿やカップ類もありました。私は吟味した結果、サンマリノ共和国の紋章が入ったクリスマス用のオーナメントを購入!

Photo credit: Tomoko Malaghan「世界で5番目に小さな国で山頂に在るサンマリノ共和国

サンマリノのパスタとは?

おいしいディナーを食べたいので調べてみたところ、サンマリノ共和国で一番おいしいと評判のレストランは、ホテル内にあるレストランの「Cesare(チェザレ)」だとわかりました。

各テーブルに置かれているグラスが赤と水色で統一され、外の光に照らされて鮮やかに映っています。眺めのいいテーブルでの落ち着いたディナータイムを楽しみたいときにおすすめ。

レストランには、お魚とお肉数種類のテイスティングメニューがあります。それぞれがコース料理を選んで、皆で少しづつシェアしてもいいでしょう。ちなみに私はお魚料理をチョイスしました。

第一のお皿はサーディン料理で「piadina(ピアディーナ)」と言う、薄いパンが付いて来ました。サーディンと言うと塩味が効いたお魚を想像し、そのままでは食べられないイメージがありますが、新鮮な小魚を利用しているので、薄味で骨迄柔らかくとってもおいしかったです。

次は「passatelli(パッサテッリ)」と言う、この地方で食べられているパスタで、シーバスやお野菜のアスパラガスやリークが入った地元料理でした。メインのお魚料理のメインは、ミックスのシーフードのフライで、軽く小麦粉をまぶしたフリッターのような軽い味でボリュームも満点です。

Photo credit: Tomoko Malaghan「世界で5番目に小さな国で山頂に在るサンマリノ共和国

山頂の街と言えども、近くにアドリア海があるので新鮮な魚介類も豊富。友人がオーダしたムール貝と、アサリのお料理も見るからにおいしそうでした。デザートはイタリア本場のジェラードでミント味でさっぱり! 2週間のイタリア旅行中、上位に入るおいしいお料理の数々でした。

最後に

360度見渡せる山頂からのサンセットは、言葉に尽くせないほど素晴らしい眺め。とっても小さな国ですが、街並みはキレイでまだまだ見足りない箇所がたくさんありました。またいつか訪れてみたいと思えるサンマリノ。皆さんもいかがでしょうか?

ライター:Tomoko Malaghan
Photo by: Tomoko Malaghan「世界で5番目に小さな国で山頂に在るサンマリノ共和国

サンマリノの旅行記はこちら

*Tomoko Malaghan「世界で5番目に小さな国で山頂に在るサンマリノ共和国

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
Compathyマガジンの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP