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カフェの閉店時間に流れると似合う曲

5.「I say,」/JiLL-Decoy association
閉店時間の音楽というと、お客様への「もうすぐお店を閉めさせていただきますよ」というご案内を、なるべく柔らかい気持ちで受け取っていただけるものが望ましいですね。
今回おススメしたいのは、クロスオーヴァー・ジャズ・ユニット「JiLL-Decoy association(ジル-デコイ・アソシエーション)」の名曲 ”I say,”。ヴォーカルの chihiRo(チヒロ)さんがお兄さんの結婚式のために作った曲ということで、すでにウェディング業界ではBGMとして人気ですが、
「今日も 同じ家に 二人で帰れる幸せに 感謝してます」という歌詞の一節に表れているように、「ああ、そろそろ家に帰らなきゃな~」という気持ちにさせてくれる温かさに満ち溢れています。ゆったり穏やかでありながらスタイリッシュなサウンドも、カフェというシチュエーションにピッタリの曲です。
(選曲・文/伊藤威明)

6.「Auntie’s Lock/Infinitum」/Flying Lotus Feat. Laura Darlington
実験的かつ先進的な音楽をリリースしているイギリスの老舗テクノレーベル、Warp Recordsで存在感を放ち続けるFlying Lotus。叔父が20世紀ジャズの巨匠、John Coltraneというとんでもない家系の中で育った彼はデビュー以来、ジャズの要素も大胆に取り入れたヒップホップ、エレクトロニカを発表し続けています。常人では考えられないような強烈なビートと複雑なリズムが曲を支配し、圧倒的な音像を生み出しています。
…と言いつつもこの曲はFlying Lotusにしては非常に落ち着いているミニマルな曲です。らしさを挙げるとすれば刻み込まれたビートが鳴っているところでしょうか。何となく気だるさや浮遊感も感じてきます、ぼやーっとするような。頭の中がニュートラルな状態になります。カフェの雰囲気にも溶け込んでいくような気がします。
メロディにも注目です。「Infinitum…」とミニマルに歌い続けるボーカルのLaura Darlington。歌声が何となく学校のチャイムのような…。時間の区切りを伝えているようで、閉店のお知らせをするのにはいいかなあと。
ちなみにFlying Lotusは相当な親日家です。私はSonarSound Tokyo 2011で彼のライブを初めて観たのですが、その時彼はドラゴンボールの恰好をしていました(オレンジ色の、背中に◯亀のやつです)。現時点での最新アルバム、『You’re Dead!』の中でも日本を代表する某格闘ゲームの人気女性キャラの声がサンプリングされていたり…。本当に日本が好きなんだなあと、何だかほっこりしてしまいます。
(選曲・文/片山明憲)

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