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コンサルタントはクイズが得意って本当?

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コンサルタントはクイズが得意って本当?

 あなたは経済についてどのくらい熟知していますか?
 自分がどれだけ知識があるか、腕試しにもってこいなのが『戦略思考トレーニング 経済クイズ王』(日本経済新聞社/刊)です。本書は、「パネルクイズアタック25」などの出演歴を持つクイズマニアであり、ボストンコンサルティンググループ出身のコンサルタント・鈴木貴博さんが2015年の日本経済新聞の記事から50問のクイズを出題。それを解いていくことで経済の知識を身につけられるようになっています。
 でも、コンサルタントとクイズ、にわかにはイメージが結び付きませんよね。今回は鈴木さんにお話をうかがい、クイズについて、そして2015年の経済について語っていただきました。
(新刊JP編集部)

■コンサルタントがクイズも得意なのはなぜ?

――鈴木さんはもともとクイズマニアでいらっしゃるそうで、『クイズアタック25』(朝日放送)や『カルトQ』(フジテレビ)などへの出演歴もあるとのことですが、クイズは昔から好きだったのですか?

鈴木:もともと好きでした。ただ、私は今、52歳なのですが、世代的にはまだ大学にクイズ研究会もなかったので個人で作って楽しんでいる程度でしたね。30歳くらいのときにクイズ王ブームがありまして、クイズ番組を見ていて「これなら勝てるんじゃないか」と思って本格的にはじめました。

――クイズ王ブームの頃は、仕事としてはコンサルタントをされていた。

鈴木:そうです。ボストン コンサルティング グループ(BCG)にいました。

――大変忙しい日々だと思いますが、その中でクイズを続けていたのですか。

鈴木:クイズを本格的にやっていたのは私くらいですが、コンサルがクイズを得意とするのはそんなにおかしくはないんです。その理由は2つあって、1つ目は力のあるコンサルタントは幅広い知識を持っているということ。「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)に出演されている御立尚資さんは雑学の宝庫みたいな方ですが、知識の量が豊富でないとコンサルタントとして適切な判断ができないことが多いんです。知識量とコンサルの仕事は意外と関係しているんですね。
もう一つはグローバルな場において、上席コンサルタントとグローバル企業の幹部のようにトップクラス同士がより親密な関係を構築する過程では知性で語らないといけない部分が出てくるんです。

――知性で語るとは?

鈴木:例えば歴史で言えば○年に何々があったというような知識だけではなく、「なぜルネサンスは起きたのか」「なぜローマは衰退に向かったのか」という歴史を文脈で捉えるような知性が問われるような話です。こうした知性で相手を引きつける力は、グローバル企業でトップに立つような方は非常に優れています。
知性がその人物を魅力的に映しますし、彼らも自分の持っている知性を活かしてマネジメントしている側面が強いと思います。

――これまで鈴木さんが書かれてきた本を振り返りますと、エンタメを題材にした本も執筆しており、幅広いジャンルに精通していらっしゃいます。経済・経営以外でとりわけ得意なジャンルはあるのですか?

鈴木:好奇心が強いので、基本的にはどんなジャンルも知っています。好きなジャンルと聞かれると、エンターテインメントやスポーツですね。

――今回出版された『戦略思考トレーニング 経済クイズ王』は経済知識と思考力が身につくクイズでまとめられた一冊です。日本経済新聞の2015年掲載の新聞記事から出題されていますが、クイズ作りにおいてどのような人をターゲットとされたのでしょうか。

鈴木:これは2組います。1組目が日本で活躍をしている、実力のあるビジネスパーソンです。ビジネスに対して勤勉で、経済の知識もある。そういう人たちが挑戦したときにどこまで歯ごたえのあるクイズを出せるかということを念頭に作りました。「俺は仕事ができる」「経済のことを分かっている」という人にはぜひクイズに挑戦してもらいたいですね。結構難しいと思いますよ。解けそうで解けないレベルで作っていますからね(笑)
2組目は就職活動をしている学生や新入社員、若手のビジネスパーソンですね。彼らは年上の人たちに比べたら、確実にたくさんの情報に触れています。ただ、そういったニュース一つ一つを点で捉えていて、ストーリーとして語ることができない。そのためのトレーニングが必要だと思うんですね。だから、答えは分からないかもしれないけれど、興味を持ってもらえそうな題材を選んで問題を作りました。そして、50問の問題を解いて、答え合わせをしていくうちに、解答がつながっていき、今の日本の経済のストーリーが浮かび上がってくるという仕組みにしています。

――クイズを解いていくと、ここ1年間の経済ニュースを総ざらいすることができて、なおかつ今後起こる新しい出来事についても理解しやすくなる、と。

鈴木:そうですね。ストーリーとして語れるようになるはずです。

――50問クイズが掲載されていますが、一問あたりどのくらいで解くという目安はありますか?

鈴木:だいたい1分間考えて次に進むというペースが良いと思います。分からないからといってすぐに答えを見てしまってはトレーニングになりません。なんだろう、と仮説を立てて考えてください。ただ、何分も考えるとキリがないので、その場合は答えを見て、なぜ分からなかったのかという原因を考えた方が良いのかもしれません。

(後編へ続く)


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