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“つながる”を支える”はたらくくるま”。「車載型基地局」の秘密に迫る!

お祭り、花火大会や、有名アーティストの野外コンサート、あるいはコミックマーケットのように一般の人が主役になるものなど、日本国内では多種多様なイベントがいたるところで開催されている。また、それらの中には10万人規模の動員となるイベントも少なくない。

エリアに人が集中するとなると、通話やネット閲覧など、スマホでの通信はスピードが落ちてしまったり、ときにはまったくつながらなくなってしまったり、ということも起こり得るはず。しかし、「昔はそういうこともあったけど、最近はちゃんと通話できるよな……」との実感を持つ方もいるのではないだろうか?

大量のトラフィック(通信量)発生が予想される巨大イベントでも、安定的に”つながる”状況をつくる――それを実現しているのが、「車載型基地局」だ。文字どおりアンテナなどの通信に必要な設備を搭載し、臨時に基地局を開設できるクルマのこと。KDDIは20台の車載型基地局を保有し、日本全国のさまざまなイベントなどへ出動している。

普段は人の目に触れることの少ない車載型基地局だが、今回、T&S編集部はその取材を許された。どこでもつながることを実現するため、何が備えられ何をしているのか? そんな車載型基地局の秘密を、徹底解剖する!

これがKDDIの「車載型基地局」だ!

①アンテナ

移動基地局のシンボルともいえるアンテナ。音声通話なら約100回線のトラフィックをさばき、データ通信の場合は約千ユーザーが同時利用可能だ。

アンテナは伸縮式。伸ばしきるとその高さは11メートルにもなり、これはマンションの3~4階に相当する

②車内

アンテナがキャッチした音声通話の電波は、車内の装置によって音声を光信号へ変換し、各地域に設けられた「ネットワークセンター」へ送信。そこから、電話をかける相手につなぐ。実はこれ、常設の基地局とまったく同じ仕組み。「車載型基地局」だからといって、スペックが劣るわけではないのだ。

③車両後部

車両後部のハッチを開くと、まず目に飛び込んでくるのが発電機(水色の装置)。災害時に出動することもある車載型基地局は、どこでも稼働するために、発電機を備え付けている。また、発電機の左上にあるのはエアコンのファンで、高温で車内の装置がダメージを受けないよう、空調管理がなされている。

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