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今場所出る?大相撲“珍”決まり手

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本場所は連日満員御礼が続き、相変わらず人気の相撲。11月8日から開幕する九州場所を心待ちにしている人も少なくないだろう。そんな相撲観戦をより楽しむために注目したいのが、「決まり手」だ。「寄り切り」や「押し出し」「叩(はた)き込み」など、メジャーどころはよく耳にする一方、ニュースで「○年ぶり!に××(決まり手名)が出た」などの記録を見ることもある。もしかして、一部の「決まり手」が使われるばかりで、あまり登場しない決まり手も多い?

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「現在、相撲の決まり手は八十ニ手が制定されていますが、幕内の取組で使われたことがない手はわずか。相手の脇の下に潜り込み、相手の体を肩の上に担ぎ上げて体を反らし後ろに落とす『撞木反り(しゅもくぞり)』や、相手の差し手を自分の上手側の手で抱え、もう一方の手で相手の内腿をすくいながら、自ら後ろに反り倒す『外襷反り(そとたすきぞり)』などがあります」

とは、相撲ジャーナリストの荒井太郎さん。荒井さんによると、このほかにも「掛け反り」や、平成に入ってから幕内で登場していない「大股」「襷反り」などの珍しい決まり手があるそう。

「これらの“レア”な決まり手が存在してしまうのは、体が大きいプロ力士同士だと決まりにくい技だということや、失敗するとケガを負うリスクが高い技だということが理由でしょうね。実際、プロに比べアマチュア相撲の方が様々な決まり手が使われることが多んです」

例えば、平成になってから幕内の取組で決まっていない「居反り」は、今年、木瀬部屋に入門した宇良がアマチュア相撲時代に得意としていた技だ。

「とはいえ、いくら使われない『決まり手』でも、なくなることはありません。今まで、決まり手が増えたことはあっても減ったことはなく、2000年に七十手から八十二手となったあとは増えていません。ちなみに、決まり手が増えるのは新しい技が作り出されたわけではなく、従来の決まり手が細分化され、新たな決まり手として定められるケースが多いんです。たとえば、2000年に『送り吊り出し』が制定される前まで、その決まり手は『吊り出し』とされていました」

2000年に十二手加えられたのは、モンゴル出身力士の増加も背景にあるそう。モンゴル勢の活躍により、従来の決まり手に当てはまらない体勢になる力士が増えてきたため、決まり手を増やすことになったのだそう。

「『上手投げ』や『引き落とし』も、どのような状況で決まったかによって、もっと細分化されてもいいかも」と荒井さん。実際、正式な決まり手が定められるまでは、新聞社が独自の決まり手を発表していたようだし、相撲を観戦しながら新たな決まり手を考えてみる、というのも楽しいかもしれない。
(河島マリオ)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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