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【つながるひみつ】第7話「地下鉄の中でも電波が届くひみつ」

携帯電話やスマートフォンがつながるのはなぜなんだろう? 遠く離れたところにいる人の声がアッというまに届くしくみには、一体どんなひみつが隠されているんだろう?

地下鉄に乗っていた大ちゃんのスマホに、待ち合わせしているあずきちゃんから「スマン遅刻しそう」というメッセージが届きました。その返事を打っているうちに、ふと、大ちゃんは地下鉄の中でスマホがつながるのはなぜなんだろうと考え始めました。地下だから電波は届かないはずなのに? 答えはもちろん、地下トンネルの中にアンテナがあるからです。大ちゃんは、そのアンテナが窓の外に見えるはずだと思いました。ところが……。

さあ、地下鉄でつながるしくみを探る旅のスタートです。

大ちゃんは走る車両の窓に顔を押しつけるようにして、地下トンネルの中にあるはずのアンテナを見つけ出そうと目をこらしました。でも……。

大ちゃん「おかしいぞ、アンテナらしいものが見つからない……。絶対どこかにアンテナがあるはずなのに。電波くんに聞いてみよう。電波くーん!!」

電波くん「なに大ちゃんどうしたの?」

大ちゃん「地下鉄のトンネルの中にアンテナが見つからないんだ」

電波くん「それはね、大ちゃん……」

電波くんが教えてくれたアンテナは意外な姿をしていました。1本の長ーいケーブルの形をしていたのです。

大ちゃん「えっ、この電線みたいなのがアンテナ!? どうりで見つけられないわけだ」

地下鉄のトンネルは曲がりくねっているので、普通のアンテナでは電波がうまく届かないところがたくさん出てきます。そのため、アンテナを特別な形に加工して、トンネルの壁に沿って張りめぐらしているのです。こうすることで、トンネル内のどこでも電波が届きます。

電波くん「さあ大ちゃん、あずきちゃんのところへ行こう!」

あずきちゃんへのメッセージのデータを運ぶ電波くんの背中に、大ちゃんは急いで飛び乗りました。

電波くんの背中に乗ってあずきちゃんのもとに向かう大ちゃん、ふと疑問に思いました。

大ちゃん「そういえば、地下鉄の駅のホームでも携帯電話がつながるのは、ホームにアンテナがあるから?」

電波くん「そうだよ。ちなみに、地下鉄の駅ばかりじゃないんだ。前に勉強したように、ビルの高層階はもちろん、地下階や地下街などにも、たくさんのアンテナが設置されているのさ」

大ちゃん「ビルの高層階だけじゃなく、地下でもしっかり対策をしているんだね」

いまや全国のほとんどの地下街で携帯電話がつながるのは、地下のアンテナ設置をせっせと進めていったからなのです。

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