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新食感ハイブリッドフルーツ最前線

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きゅうり×スイカ×ライムの味――今年6月、「きゅうりメロン」の種が日本で発売され、話題となった。きゅうりメロン以外でも、バナップル(リンゴ風味のバナナ)、ピーチパイン(桃風味のパイナップル)など、新感覚の“ハイブリッドフルーツ”が最近注目を集めている。

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「ハイブリッドフルーツは、商品のネーミングにインパクトがあるので、『どんな果物なんだろう? 食べてみようかな』と思う方も多いはず。農家や研究所で改良を重ねた品種ばかりなので、おいしさが追求されていますし、いままでに食べたことのない味は新鮮さもあります。普段果物を食べない人も引き付ける珍しさが、大きな魅力だと思いますね」

そう話すのは、フルーツを中心にした食生活を2000日以上続けているフルーツ研究家・中野瑞樹さん。中野さんによると、ハイブリッドフルーツは以下の3種類に大別されるという。

・同種交配系(同じ種類のフルーツの交配種や突然変異種をもとに改良したもの)
・異種交配系(異なる種類のフルーツの交配種をもとに改良したもの)
・細胞融合系(バイオテクノロジー技術によりできた、細胞同士の融合種を育成改良したもの)

その中で、最近注目のハイブリッドフルーツ5つを教えてもらった。

●バナップル(1房〈4本前後〉約400円)
2012年に日本の会社・スミフルが開発したリンゴ風味のバナナ。「同種交配系なので、バナナとリンゴを掛け合わせたものではなく、バナナ同士を掛け合わせてリンゴのような風味が出るようにしたものなんです。年間を通して百貨店などで手に入りまし、最近はスーパーでも見かけるようになりました。普通のバナナは冷やすと味が落ちますが、バナップルは冷やすと甘みが増し、格段においしくなります。必ず冷蔵庫で保存しましょう」

●ピーチパイン(1kg〈1~2玉〉約2000円)
沖縄原産のパイナップルの新品種。「同種交配系。5~7月頃にデパ地下などで見られます。桃のような甘い香りがして酸味が少ないのが特徴。芯まで柔らかいので、果肉を余さず食べられます。果肉が白いので、ミルクパインとも呼ばれます」

●ピーチリン、ワッサー(1玉約500円)
「桃とネクタリン(桃の変種)の“同種交配系”。ピーチリンは日本では手に入りませんが、長野県須坂市で誕生したワッサーは、少量ですが中部地方を中心に流通しています。桃の甘みとネクタリンの酸味がほどよく調和した味わいです」

●プルオット
「スモモとアンズという違う種類の果物を交配させた“異種交配系”。アメリカなどで食べられている品種で、日本ではまだ流通していません」。ジューシーな甘みが特徴で、まだら模様から“恐竜の卵”とも呼ばれているそう。

●グレーブル、ユーブル
「細胞融合系品種。グレーブルはグレープフルーツとオレンジ、ユーブルはユズとオレンジを掛け合わせたものです。果樹研究所などが開発しましたが、流通はしていません」

このほかにも、開発自体は古くとも、最近再注目されているフルーツもある。たとえばオレンジとレモンが偶然交配して生まれた「マイヤーレモン」は50年ほど前から日本にあるが、2010年に兵庫県の伊丹市が市のマスコットキャラクター「たみまる」の名前を冠した「たみまるレモン」として販売し、再評価されている。ほかにもメロン×マクワウリ「パパイヤメロン」、梨のような味がするマクワウリ「ナシウリ」などがある。

「ハイブリッドフルーツというと遺伝子組み換えを疑う人もいますが、ハイブリッドフルーツに限らず、国産フルーツに遺伝子組み換えのものはありません。輸入フルーツでも、遺伝子組み換えが認められているのはハワイ産のパパイヤだけ。安心してフルーツを食べてください」

新たな味覚を提供してくれるハイブリッドフルーツ。食欲の秋に、食べてみては?
(有竹亮介/verb)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

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