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飲んで学んで内定ゲット!? 有名企業内定者を輩出する、京都の就活生が集う居酒屋とは

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突然ですが、あなたはどんな学生時代を過ごしてきましたか。

京都市内、嵐電の白梅町駅からすぐ近く、一条通商店街(通称妖怪ストリート)の中にある「猿基地(さるきち)」という呑み屋には「もうこれ絶対全力で青春じゃん!」がギッシリと詰まっています。

就活相談、恋バナ、焼酎、音楽、漫画、駄菓子、ガンダム、スラムダンク……。

 猿基地は楽しいことを全部やってる一風変わった呑み屋……というよりほとんどみんなの溜まり場で、ここでは近くにある立命館大学へ通う学生たちが集まってきては、夜な夜な店主と熱く語り、人生の悩みを打ち明け合い、恋に落ちたり破れたり、ここからメジャーデビューするアーティストが生まれたり、案の定飲み過ぎて酔いつぶれたりなど、数々の青春が繰り広げられています。

かくいう私、ライターmamitaも、学生時代にはこちらのお店で大変お世話になりました。さきほどの写真はカウンターで恋愛トークで盛り上がる男性陣です(内容はご想像にお任せします)。

店主の光城(みつしろ)さんは学生たちの良き兄貴分として、美味しいお酒とその日の気まぐれご飯、就活のアドバイス、それに人生の楽しみ方のアイディアなど、いろんなことを提供しています。

いろいろと盛りだくさんすぎて、このお店のどこからどんなふうに紹介すればいいのかわからないので、ひとまずグルメ情報サイトとしてお食事からご紹介させて頂きます。

メニューに載ってるご飯がほとんど無かった

メニューを見ながら注文しようとしたら、

ごめん、今メニューに載ってるのほぼやってないんですよ。メニューを改変しようと思ってて…。何が食べたいですか?

と店主の光城さん。

「えーっと、何あります?」

と伺うと

「今日はどろ煮とか…」

「ど、どろ煮…?」

「牛スジをものすごく煮込んでドロドロにしてニンニクをブチ込んだやつです。」

ほほう…。

他所のお店ではあんまり食べられないものを出す! というのが光城さんのモットーだそうです。

f:id:mesitsu_la:20150930191508j:plain牛スジどろ煮 単品550円(ご飯付き680円)

そしてこちらが出てきたどろ煮。ドロドロ、というかトロットロに煮込まれた牛スジが柔らかく、ニンニクのパンチが効いていています。お野菜もたっぷりで、少々お行儀は悪いですが、一緒に頼んだ白米にぶっかけて食べるとガツガツいけてしまいます。

f:id:mesitsu_la:20150930191509j:plain塩麹鶏丼 680円

もう一品。自家製塩麹の鶏丼(塩麹は自家製です!とアピールする光城さん)。

パリっと焼かれた皮が香ばしくてジューシー。こちらも丼にして頂きました。

お肉だけの単品もできるので、お酒のアテにぴったりです。

f:id:mesitsu_la:20150930191514j:plainイカ飯 450円

ご飯物ばかりが続きますが……こちらはイカ飯。イカの旨味がご飯に染みこんでいてウマー!でした。ただ「この記事が掲載される頃にはイカ飯はやっていないかもしれない」とのこと。

猿基地は、光城さんの気分とその日の食材仕入れ状況で出てくるものが変わるので「今日は何ができますか?」と尋ねてみてください。「お酒のアテ何品かお願いします」「お腹空いてるのでガッツリお願いします」などとお願いしてみると良いと思います。

f:id:mesitsu_la:20150930191517j:plain焼き鳥盛り合わせ 500円

もうちょっと食べたかったので、他に何かできますか?と尋ねたところ「今日は俺、焼き鳥作りたい気分」とおっしゃるので、おお!是非お願いします!!!

ということで塩焼き鳥の盛り合わせです。

f:id:mesitsu_la:20150930191511j:plainプレミアムモルツ生ビール 500円 / 烏龍茶 400円

そしてもちろん生ビール!!猿基地の生はプレモルです!!!(私は取材のため烏龍茶、同行者だけビールでした。美味しそう……)

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お酒といえば猿基地は焼酎がオススメです。カウンターにズラリとならんだ焼酎たち。焼酎に苦手意識がある人でも、相談すればオススメの銘柄を美味しい飲み方で出してくれます。このお店で焼酎好きになった人も数知れず、です。

酔っぱらいの心に効く名言たち

ほろ酔い気分でトイレに入ると、バーンと目にはいるのがこれ。

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スラムダンクのPGから、有名ブロガーさんまで古今東西ありとあらゆる名言が額に入って飾られています。いい気分で酔っ払って、カウンターでうだうだと恋バナや人生相談をしたあと、ふっとトイレでこれを見るとすごく「効く」んですよ。

「流れは自分たちでもってくるもんだろがよ!」

あー、私も明日からがんばらんとなー…。

秘密のお宝スラムダンク

店中所狭しと並ぶ漫画や小説、雑誌。かなりグッとくるチョイスです。ガンダムの原案、ナウシカ全巻、スラムダンクのあれから10日後などなど、本を読みに来るだけでも通い倒したいくらいです。

冬にはコタツ席が出現するので、何時間もコタツでぬくぬくと本を読んで過ごすお客さんもいるそうです。

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実は1巻は表に並べられておらず、光城さんにお願いするとニヤニヤと奥から出してきてくれます。

なぜ奥にしまわれているかというと、この1巻は、井上雄彦先生の貴重な直筆サイン入りだからです!!!!!!

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このサインは、光城さんがバスケ部だった高校生時代、スタッフとしてインターハイに参加していた際に井上雄彦先生ご本人から貰ったそうです。

絶対インターハイに取材に来てるはずだと思ったので、1巻とサインペンを持ち歩いてたんです。まだインターネットとか発達していない時代だったので、ちらっと載っていた著者近影を目に焼き付けて、会場中を探しまわってました。

とのこと。すごい!

まさに「基地」な遊び心あふれる内装

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店内の内装はまさに「基地」。光城さんや常連さんと語りたい人はカウンターへ。友達とゆっくりしゃべりたい人はソファ席へ。ワイワイしたい人はテーブル席へ。パソコンを持ち込んで作業をしたい人はロフト席へ。黙々と漫画を読みたい人はコタツ席へ。各々に好きな時間を過ごせます。

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囲碁席なんかもあります。

魔性のヒヨコ駄菓子店

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お店入口の土間のでは駄菓子屋が売られています。この駄菓子屋さんは、常連の学生たちの発案で始まったそう。お金はヒヨコちゃんの口に投入するシステムです。深夜に小腹が空いたらついつい食べたくなってしまうラインナップです。

魔性のヒヨコちゃんめ……。

猿基地発のメジャーデビューアーティスト

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猿基地から生まれた青春ストーリーを語る上で外せないのが「ハンサムケンヤ」です。ここから繋がった縁で誕生し、メジャーデビューを果たした新進気鋭のアーティスト「ハンサムケンヤ」のポスター。

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ここの常連だったケンヤの歌に惚れ込んだ同じく常連の同級生が「コイツをメジャーデビューさせるんや!」とレコード会社を立ちあげ、ケンヤ本人も内定していた会社を蹴って、アーティストになる道を選んだという、なかなか熱い魂のハンサムな奴らです。

ハンサムケンヤのPV、是非ご覧ください(応援宣伝)。


なんでこんな変わったお店になったの?店主にきいてみた

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僕、他人の人生に手を突っ込んで、良い方向に進んでくれることが喜びなんですよ。

と炸裂する光城理論。

──就活相談、恋バナ、焼酎、音楽、漫画、駄菓子、とにかく盛りだくさんなお店ですが、どういう経緯でお店を始められたんですか?

前職は求人広告や教育とか評価制度を扱う会社勤めていました。29歳くらいまで。その頃、僕、すっごい仕事がデキたんですよ(ドヤ顔)部下もたくさんいて、僕が関わる中で会社の業績も上がって。すごく楽しくて、会社も好きでした。でもデキてしまうってことは、このまま会社に居続けても僕自身が成長しないんじゃないかという危機感がありました。

──(意識高けぇ…)

で、やったこと無いことをやってみたい、と。別の業界で新しいことを、と。でも、せっかく得た経験も活かしたい。じゃあ、飲食だったら両方できるじゃん、と。人材を扱う会社だったので、そのノウハウを活かして学生の就活相談にのる飲食店にしよう、と。普通の飲食店との差別化にもなるという目論見もありました。

──お店は7周年だそうですが、多くの学生の就活相談にのってこられたんですよね。

エントリーシートの書き方や、面接の練習を一緒にやってきました。「就活」って大変だ、辛い、と躓いて悩む学生が多いですが、僕は「就活はゲームだと思って、楽しんじゃえばええやん」と言っています。自分のキャラクターや武器を決めて、レベルを上げて、RPGのような感覚で、楽しみながらクリアして欲しいんです。就活だけではなく、他のことも楽しんで欲しいと思っています。「なんかつまらない」という若い人たちに、楽しいことってたくさんあるんだよ、と。

例えば「焼酎ってなんとなく苦手で」という人に「こういう銘柄があって、こういう人たちが作っていて、こういう飲み方をすると美味しいよ」というのを伝えたくて、焼酎イベントなんかもやっています。

音楽も漫画も、駄菓子も、最近僕ボートレースにハマってるんですけど、まあそれは長くなるんで置いといて、世の中って楽しいことがいっぱいあると思っています。外の看板に掲げてある「FOOD&DRINK&WONDER」は、お酒を呑んで、ご飯を食べて、WONDER=楽しもうぜ、と。

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ロフト席に座っている猿たちのぬいぐるみ。

お店の名前「猿基地」には「猿」たちが「基地」でワイワイ楽しいことをやって「猿から人間になっていこうぜ」というメッセージを込められているそうです。

今回の記事では学生のお客さんにフォーカスしましたが、社会人の方も多くいらっしゃいます。ひとりでフラっと行っても、カウンター席に座ればいろいろとお話ができるので「なんか最近つまんないなー」という方は是非一度、寄ってみてください。

お店情報

猿基地
京都京都市北区大将軍川端町20-2
営業時間:18時〜24時頃
定休日:不定休

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書いた人:
mamita

ひとり結婚式をした人として恋愛コラムからベンチャー企業取材までネット上に文章を書いています。ライター兼アマチュアボクサー。犬2匹+人間3人+夫と共に京都の町家シェアハウスで暮らしています。 黒歴史STORYS:mamita . | STORYS.JP webサイト:三十路でひとり結婚式

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