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東京防災 読んだ男性3割にとどまる

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今年の9月1日から、東京都が都内各戸に順次無料配布した防災ブック『東京防災』。さまざまな防災情報がまとめられたこの冊子。「役に立つ」「わかりやすい」といったネットの書き込みや「有料での販売も検討中」といった新聞報道もあり伝え聞く限りでは評判が高い様子。

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では、実際にどれぐらいの都民が読んだのだろう。東京都在住の20~30代会社員200人(男女100人ずつ)にアンケート調査を行った。(調査期間2015年10月24~25日、協力/アイリサーチ)

〈あなたは『東京防災』に目を通しましたか?〉
【男女計】
一通り目を通した 40.5%
まだ読んでいない 41.5%
まだ届いていない 18.0%

【男性】
一通り目を通した 33.0%
まだ読んでいない 48.0%
まだ届いていない 19.0%

【女性】
一通り目を通した 48.0%
まだ読んでいない 35.0%
まだ届いていない 17.0%

(届いているのに)まだ読んでいない人が41.5%と、半数近い冊子がそのまま放置されている模様。また「まだ読んでいない」回答の男女差は13ポイントあり、男性の関心の低さも目立った結果に。

では、実際に東京に大きな被害を出す震災が来るかどうかについては、どう思われているのか。5年後、東京オリンピックまでの期限で予想を聞いてみた。

〈2020年オリンピックまでに、東京に大きな被害をもたらす震災が来ると思う?〉
「起こると思う」派 60.5%
「起こるとは思わない」派 39.5%

防災向け冊子をまだ読んでいない人が41.5%と半数以下だったのに対し「(5年以内に)震災が起こると思う」と答えた人は半数を超えるという結果が興味深い。起こるとは思いつつ、実際にアクションを取るのはたとえ冊子を読むだけでも難しいということなのですかね。ちなみにこちらで男女の差は1ポイントにとどまった。

なお、上記質問での項目選択の理由と、実際に防災の準備をしているかどうかについて聞いた結果は以下の通り。

●「震災が起こると思う」回答の理由
「起こるという心の準備をしておきたいから。防災の準備は、水や食料などを5日分ぐらい常備しています」(39歳・男性)
「特に理由は無いが、漠然と起こるような気がしている。防災の準備という点では何もしていない」(38歳・男性)
「いつ起こってもおかしくない状態だと思う。必要最低限の防災用品は用意してある」(37歳・女性)
「最近地震とか多いから。準備はしてない」(26歳・女性)
「災害はすぐ近くにあるから、いつまでには…という気持ちではいけないと思う。でも、残念ながら防災の準備はしていません」(34歳・女性)
「起こるって言われてるから、避難用の荷物はまとめてある」(23歳・女性)

●「震災が起こるとは思わない」回答の理由
「東日本大震災以上の規模はないと思う」(39歳・男性)
「希望的観測だがそう思っています。防災の準備は非常食と懐中電灯とラジオです」(30歳・男性)
「今までの人生で起きてないのでこれからも確率的には起きないと思うので防災の準備も簡易的なもの以外はしていない」(38歳・男性)
「もっと先に起こりそうだから備えていない」(29歳・男性)
「起こらないで欲しいという希望から。準備はまだしていない」(33歳・女性)
「なんだかんだ大丈夫そうな気がするので何も準備をしていない。毎日の生活で精一杯」(26歳・女性)

筆者の主観ではありますが、願望が危機意識を押しのけてしまっている「起こらないでほしいと思うから『起こると思わない』」という回答に、危うい印象を受けました。また、少なくとも「近い将来震災が起こると思っている」人ならば、すぐにでもなにがしかの準備を始めた方がよいのでは、とおせっかいながら考える次第。

なお、「東京都防災ホームページ」では『東京防災』web版の閲覧も可能。手元に届いていない方、東京都民でない方も一度はご覧になってみてはいかが?
(のび@びた)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

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