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映画『スター・ウォーズ』シリーズは、ディズニーのために特別な”フォース”を使う

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10月19日(現地時間)にESPNの番組中に放送された、新作映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の新予告編を見るに、『スター・ウォーズ』は、シリーズが混同するリスクを犯してでも、シリーズ最新作の公開日までの間、遠く離れた帝国の全域で相乗作用を強めるために、米ウォルト・ディズニーの武器となることを運命づけられているようだ。

大作映画の公開において、互いの利益のために財産を使う巨大メディア企業の意向は、そう新しいことではない。例えば、米ケーブルテレビ大手のコムキャストは、6月に公開された映画『ジュラシック・ワールド 』の手助けをするために、宣伝映像を含め、『ジュラシック・パーク 』のマルチネットワークでのロードブロック番組(地区内の全テレビ局において、同日同枠内で放送すること)を統合した。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のチケットが販売記録を粉砕した記事はこちら。(英文)

『ジュラシック・ワールド 』との違いは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、すでに非常に豊富な知名度を持っているため、誇大な広告宣伝は必要ないように思えることだ。

米ウォルト・ディズニーの資産の一部として、-米ABCのテレビ番組『グッド・モーニング・アメリカ』や米ABCニュース、テレビ番組『ジミー・キンメル・ライブ』で競争しているように―、『スター・ウォーズ』の人材や素材を番組に使うことで、高視聴率を獲得するには十分だと言えるかもしれない。

『スター・ウォーズ』に登場する架空の宇宙ステーションのデス・スターのような必要はない一方で、これらの番組にとって、―まさしく、11月のスウィープス期間(米ニールセン社による視聴率調査強化期間)に向けて―、フォースは、そう秘密ではない武器となり、比較するとパダワン(ジェダイのもとで一対一の訓練をするフォースの若者をさす言葉)のようなタイアップ広告を他の内部スタジオと作ることとなる。

米ウォルト・ディズニーは、12月公開予定のJ・J・エイブラムス監督による新作に先立って、米ディズニーランドで、スペース・マウンテンとスター・ツアーズに加えて、『スター・ウォーズ』と合体したアトラクションの作成にすでに乗り出している。それでも、映画を利用して効果をあげることに関しては、まだ氷山の一角だと言える。(情報源:私の妻は米ウォルト・ディズニーの部署で働いている)

米ウォルト・ディズニーの様々なネットワークは、関係各社のすべてとの関係を存分に活用するという明白なプラットフォームにもとづいており、過去にも、そういったコネクションを利用することに対して臆病ではなかった。例えば、米ABCは、米ディズニーランド60周年を記念して、映画『アナと雪の女王』のメイキング映像特別番組を放送したり、2014年のマーベル75周年記念で映画『トイ・ストーリー』のスペシャル版を放送した。

映画『アベンジャーズ』の続編の出演者も、テレビ番組『ジミー・キンメル・ライブ』に出演した。スティーヴン・コルバート(『スター・ウォーズ』シリーズの大ファンの一人で、ついでに言えば、J・J・エイブラムス監督と仲が良い)が、9月に米CBSでデビューしてから、キンメルの番組はもっぱら結果論をトークする深夜番組になり、―米ABCの人気テレビシリーズ『スキャンダル 託された秘密』のような観客動員力をうまく利用した―、キンメルは、ハロウィンのエピソードで、早くもこの最新作の話題に触れた。

最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、オンラインでの予告編全編配信の記事はこちら

テレビ番組『グッド・モーニング・アメリカ』は、他の論理的な利益を受けた。以前、ウェブユニットのメイカースタジオと提携し、ルーカスフィルムの獲得にとって不可欠な側面とみなされている、映画に関連する新しいマーチャンダイズ商品の発表に一役買った。そして、子供向けのケーブルチャンネルであるディズニーXDは、すでに『スター・ウォーズ』シリーズの3Dアニメ『スター・ウォーズ 反乱者たち』を放送している。アニメ化された番組は、近年第2シーズンが始まり、映画化に向けた新しいエピソードを作っている。

米ウォルト・ディズニーの代表は、最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の宣伝計画に関してのコメント要請には応じなかった。最新の予告編が公開された日のテレビ番組『ザ・デイリー・ショー』で、番組のホストを務めるトレバー・ノアは、米ディズニー・スタジオの独創性に関して得点を与えた一方で、「彼らは『スター・ウォーズ』好きのオタクたちを、(新予告編を見るために)フットボールの試合に2時間も椅子に縛り付けた」と皮肉を込めて語った。数百万人がこの新予告編を見るためにチャンネルを正確に合わせたわけだが、米ウォルト・ディズニーが用意した料理を一時的に少しだけ与えられたことに関して、『スター・ウォーズ』ファンたちは、いづれフォースの力で食べさせられる覚悟をしておくべきだろう。

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