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「就活ミュージカル!!」のダンスレッスンに女性記者が潜入! 大学生と一緒に踊ってみた

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「就活ミュージカル!!」のダンスレッスンに女性記者が潜入! 大学生と一緒に踊ってみた

今年3月、池袋の東京藝術劇場シアターウエストで公演された「就活ミュージカル!!」。就職活動にまつわる問題をテーマに、学生と若手社会人、プロが共に創り上げるオリジナルミュージカルで、のべ約1,000人が来場して話題となった。

その「就活ミュージカル!!」が来年3月に再演される。キャストたちはすでに8月から東京・中央区のレッスン場で月に6回、歌や演技、ダンスのレッスンに励んでいるという。一体どんな練習をしているのか、キャリコネニュースの女性記者も一緒にレッスンを体験してみた。
基礎トレーニングに40分。早くも筋肉が悲鳴を上げる

参加したのは、10月に行われたヒップホップダンスのレッスン。SMAPやSKE48のライブ振付助手やミュージカルのダンサーなどで活躍している友愛さんがこの日の講師を務める。他に複数の講師によるバレエやジャズダンスのレッスンもやっているという。

レッスンは、念入りなストレッチと基礎トレーニングから開始。前半は難なくついていけたが、後半の腹筋と体感トレーニングから雲行きが怪しくなってきた。

腹筋は、寝転がった状態で足を伸ばしたまま90度に上げ、そのままゆっくり10秒かけて下していくというもの。かなりきつく、腹筋がぷるぷると震えてくる。周りからも「先生早くカウントして!」との悲鳴の声があがっていた。

次がプランクと呼ばれるトレーニングだ。若い女性の間で「30デイズチャレンジ」としてスクワットとともに注目を浴びている体幹トレーニングの一種で、これをB’zの「ウルトラソウル」に合わせて行う。一見楽そうに見える姿勢を取るが、キープし続けるとどんどん負荷がかかってくる。周りのメンバーは辛い気持ちを紛らわすように「ウルトラソウル!!」と叫んでいた。

基礎トレーニングが終わって時計を見ると、40分が経過。この時点で息はあがり、額からは汗が流れるという状態に。しかし、ダンスの本番はここからなのだ。
ダンス経験アリの記者も複雑すぎるステップに苦戦

続いて行ったのは、ダンスの基本のアイソレーション。首や胸、腰だけを動かす動作を見たことがある人もいるのでは。高校時代にダンス部に所属していた記者は、昔の感覚を思い出しクリア。次のステップの練習も何とかなったため、「意外とついていけている?」と思ったが、その認識は甘かった……。

Pentatonixの「We Are Ninjyas」に合わせた1分弱の振り付けが始まると、動きがとにかく早いし複雑。足の動きだけでダウンのステップ、クラブ(横歩き)、回転とかなりのバリエーションがあり、そこに手も加わって頭がついていかなくなる。順番を覚えるのに気を取られると、今度は動きにキレがなくなってしまう。

高校時代を思い返しても「こんな難しい振りってやったっけ…?」と感じるような内容だった。高校1年生の頃に憧れの3年生のダンスを見て真似しようとしたが、「無理だ…」と思った感覚に近かった気がする。

「就活ミュージカル!!」にはダンスなどの経験者もいるものの、多くは未経験者。中にはこの日が初参加という人もちらほらいた。少しダンスの経験があっても難しいと感じる内容であるため、未経験者にはかなりハードなはず。そもそもアイソレーションだって、どうやって身体を動かすのか分からないだろう。

それでも誰も弱音は吐くことなんかせず、必死に練習していた。初心者の人も見よう見まねで喰らいついていた。レッスンは18時30分から20時30分の予定が、少々延長して20時45分まで。その間は一分一秒も惜しいという感じで、休憩時間のトータルは10分ほど。しかも多くのメンバーは、帰り道の途中にある公園で自主練を行っていた。それだけ「就活ミュージカル!!」にかける想いが強いのだろう。
大学1年生「私たちが出ることで友達が就活を考える機会になったら」

「就活ミュージカル!!」は現在のところキャスト約50人、スタッフ約30人にプロが加わって構成されている。学生と社会人の混合なため、メンバー間の歳の差が最大10歳程度あるが、いわゆる上下関係や畏まった雰囲気は感じなかった。レッスン中もあだ名の書かれた名札を着用するなど、声を掛けあいやすい工夫がされていた。

出演者はいったいどのような人たちなのか。記者は、昨年から引き続き出演するという櫻井俊介さん(24)と今年が初参加だという橋本あかねさん(18)から話を伺った。

櫻井さんは現在社会人2年目。昨年出演するまでは、歌やダンスは未経験。そのため「全然できませんでした」と振り返る。昨年は仕事との両立が難しく、練習に参加できなかったことも多かった。それでも引き続き出演するのは、公演後の達成感がひとしおで「今年はもっとできるようになりたい」と思ったからだという。

昨年は会社で人事を担当。学生としての就活の悩み、会社側に立たなくてはいけない採用の悩み、どちらも感じたことがある。ミュージカルには実話が盛り込まれ、社会人になってからの場面もあるため、「見てもらった人に『就活は大事だけど、自分のことを全否定されたと感じるほど悩むものではないのかな』って思ってもらえたら」と語った。

一方、橋本さんは現在大学1年生の最年少。大学のダンスサークルを辞めて他に夢中になれるものを探していたときに存在を知った。これまで8年間、ダンスや新体操、バトントワリングの経験があるが、練習は楽しく、やりがいがある内容だと笑顔で話した。就活はまだ遠い存在だが「私たちのような大学1~2年生が出演して、その友達に見てもらうことで、働くことや就活について考える機会になればいいなと思います」と語った。

多くの人の想いが詰まった「就活ミュージカル!!」は、来年の3月18日から20日の3日間、銀座博品館劇場にて全6公演を予定している。なお、久しぶりにガッツリとダンスを踊ったために、翌日記者が筋肉痛に悩まされたのは言うまでもない。

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