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名古屋名物どて焼きの老舗。地元民・観光客から愛される甘辛の八丁味噌の魅力にゾッコン

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味噌おでんと言われる“それ”は、八丁味噌で煮込んだ名古屋独自のおでんの事を指します。甘すぎず、辛すぎず、どちらも感じさせるコクのあるところが人気の理由となっています。ぐつぐつと煮こまれた大根、豆腐、こんにゃく、玉子…どれもココでしか味わえないものばかりです。ほかに牛スジ、串かつも人気メニューとなっています。

名古屋はくどい味噌でおでんを食べるんだって!? 」と、偏見とイメージで敬遠している方々、こちらのどて焼きは決してそんな言葉で片付けられる代物じゃーございませんよ!

1949(昭和24)年創業、名古屋名物“どて焼き”が味わえる老舗です

創業当時は屋台として始まった「島正」さん、当時の屋号は「きむらや」。店主の喜邑さんの名前にちなんで名付けられました。

当時の名古屋・栄のメインストリートである広小路通りにあらゆる屋台が立ち並んでいたそうです。時代の流れと共に現在の場所に移転され、たちまち繁盛店に。

ここでひとつ、エピソードを紹介します。それは、屋号の成り立ちについて。

新国劇俳優・島田正吾さんがお店をとても気に入られ、名古屋に来られるたびに立ち寄られる様に。いつしか「島田正吾の店」と呼ばれるようになったそうです。それから新国劇の紋の入ったのれんを頂いた事もあり、島田さんの快諾で屋号を「島正」に改めた経緯があります。

注文率No.1!来店したら「まずはコレ」

常連客も観光客も、どて焼きを求めて訪れた人がかならずと言っていいほど注文するのが、『どて焼き盛り合わせ』(1,200円)。

豆腐、こんにゃく、玉子、里芋、大根、牛スジと、しっかりどて焼きが堪能できる顔ぶれとなっています。

「うちのどて焼きはくどくなく、さっぱりと食べられるのが特徴」とは、店主の喜邑竜治さん。

いざ実食! どれも手間を掛けて煮こまれた絶品!

 それでは大根から頂きます。しっかりと中まで八丁味噌が染み込んでいるのに、くどくどとしていない絶品です。

大根は10日間掛けて仕込むそうで、アク抜きに3日(!)費やすのだとか。それぞれの具材によって仕込み方も変えているそうで、練り物を使わないのが「島正」のこだわりなのです。曰く、「しっかりと味噌の味を堪能して欲しいから」。

お酒のメニューも充実。曰く、「お好みのお酒で楽しんで下さい」 

イメージ的に「日本酒で飲まないと粋じゃない」なんて事を考えてしまいがちですが、ビールでもワインでもハイボールでも、どて焼きには合うんです。だからこそ、店主の「お好みのお酒で楽しんで下さい」が正解なのです。

どて焼き以外にも人気メニューが目白押し!

串カツ、焼き串など串ものも充実しています。

『串カツ』(一本150円)は“味噌・醤油・ソース”から選べて、一本ずつ異なる味も楽しめます。私は味噌とソースで頂きました。

王道は、どて焼き盛り合わせを頼み、串カツなど串ものを数本楽しんだ後に、〆のご飯ものをペロッといく流れのようです。〆のご飯もの…気になりますよね!?


カウンターの上には一味、七味までセットされているのでお好みの味で頂けます。

どて尽くし、ここに完結。トロふわ卵と味噌の相性抜群! 

気になる〆メニュー『どてめし』(小500円、大750円)、『どてオムライス』(800円)。私は以前から気になっていたでてオムライスをチョイスしました!

トロふわ卵と甘辛味噌は、絶対に合うと確信できますからね。実食。はい、予想以上の相性の良さです。ふわっとした卵と牛スジのコリッとした食感がランダムに口の中で楽しめます。

二代目と三代目が共に店に立ち、味を守っている

大鍋の前で煮込み具合を常にチェックしている二代目と、串カツなど揚げ物などを仕込む三代目。歴史ある老舗の味を長く守り続け、昔も今も変わらぬ繁盛店として人気を誇っています。

常連客の憩いの場でもある老舗のこんな光景も

二代目と常連さんとのひと幕。常連さんがフラッと訪れたら、お店の状況を見て隣りにて話に花を咲かす事も。

開店30分、時刻は17:30。カウンターには続々とお客さんが!

取材に訪れたのは平日。17:00から混む事もあるとは聞いていましたが、平日でも早い時間から賑わいを見せています。

常連さんもお一人様も若いカップルもナイスミドル・マダムも、お酒を片手にどて焼きを堪能していました。

以前はランチ営業していたのですが、現在では夜のみの営業です。

ちなみに席料500円がかかります。回転が早いお店なので、混んでいても少し待つ程度で中に入れますよ。3,000円もあれば、お腹一杯で飲み食い可能です。

本当に老若男女に愛されているお店であり、常連さんも観光客も満足を得られる老舗として界隈では認知されています。

16:30前にお店の前を通った時には、準備中の札が出ているのに、はやる気持ちを抑えきれず扉を開けているナイスミドル2人組の姿が印象的でした。都合でお酒が飲めなかったのが悔やまれますよ。次は絶対ほろ酔いでどて焼きにお会いしたいと思います。

お店情報

どて焼き 島正
名古屋市中区栄2-1-19
052-231-5977
17:00~22:00(夜はチャージ500円が必要)
土日祝休み
予約は座敷のみ可


書いた人:
小林雅之

1984年の早生まれ、名古屋生まれ名古屋育ち。販売員、出版社勤務を経てフリーランスのライターに。好きなもの→餃子、焼きそば、二杯目までの生中、喫茶店系の漫画喫茶など。寒い冬は嫌いだ…でも、鍋は好きだ。

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