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スロベニアってどんな国?高速列車に乗って港町ピランへ

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筆者撮影

こんにちは、TRiPORTライターの新田浩之です。今回はスロベニアの高速列車と港町ピランを紹介します。おそらく、「スロベニア」という国を聞いたことがない方も多いはず。そんな知られざる国、スロベニアに迫っていきたいと思います。

スロベニアとはどのような国か

そもそも「スロベニア」という国を知っている方はどれくらいいるのでしょうか。おそらく、聞いたことがあっても正確な位置まで答えられる方は少ないはず。そこで、最初にスロベニアの基本的な情報を紹介します。

スロベニアの面積は20,273平方キロメートルで、四国とほぼ同じ面積となっています。首都はリュブリャーナで、ここの人口は約28万人。国全体の人口は約206万人で、人口の約90%が南スラブ系のスロベニア人です。スロベニアはイタリア、クロアチア、オーストリア、ハンガリーに囲まれており、長年、様々な国によって支配されてきました。

1991年、旧ユーゴスラビアから独立。まだ独立して24年しか経っていない若い国です。そんな小国ですが、独立してから順調に発展しています。2004年にEUに加盟し、2007年にはユーロを導入。旧東欧圏の中で、先んじて西側に接近しているのがスロベニアなのです。

スロベニアの高速列車に乗る

順調に発展した国と言われるだけあって、小国なのにもかかわらず自前の高速列車を保有しています。高速列車は他国でも見られるペンドリーノです。2000年に導入され、一時期はイタリアにも乗り入れていました。現在はイタリアへの乗り入れは中止となり、第二都市のマリボルから首都リュブリャーナを通ってコーペルまでを結んでいます。

筆者撮影

10月15日、私は高速列車を使ってリュブリャーナからコーペルまで移動しました。この時期にしては珍しく、あいにくの雨。「9時42分:ICS(特急)Koper」とプラットホームの電光掲示板には表示されていますが、列車は雨の影響か、なかなか来ません。周りの乗客もそわそわしています。ようやく、30分遅れてマリボルから高速列車が到着しました。高速列車は3両編成で、とても身軽な特急です。

筆者撮影

車内に入ると2列、2列のシートがズラッと並んでいます。ただし、ポーランドのペンドリーノのような液晶ディスプレイはありませんでした。しばらくすると、車掌さんが乗車券確認を始めます。すると、年配の団体客と車掌さんが楽しく会話をしたり、大きな笑い声も聞こえてきたり…。その様子を見ているとこちらまで楽しい雰囲気になり、車内でそんなコミュニケーションが起きるスロベニアが少しうらましく思えました。

スロベニアの高速列車はカーブでもスピードを落とさないように、カーブでは車両が自然に傾くシステムを採用しています。スロベニアの鉄道はカーブがとても多いので何回も車両ごと傾きます。列車はカーブでもスピードを落とさないまま走り、12時過ぎにコーペル駅へ到着。ここからバスでピランへと向かいました。

落ち着いた港町ピラン

ピランはアドリア海に面したスロベニアの一大観光地です。ただ「観光地」と言っても、隣国のクロアチアとは全く異なっていました。まず、雰囲気が全く違います。時期の問題もあると思いますが、町全体が静かでのんびりとしているのです。そして、観光地特有の騒がしさがないので、のんびりとアドリア海を眺めることができます。

筆者撮影

特に高台にある14世紀に建造された聖ユーリ教会からの眺望は素晴らしいです。青々としたアドリア海、目を凝らすと対岸にはイタリアの街並みが見えます。海が好きな私にとっては最高の町でした。

筆者撮影

なお、ピランへは鉄道ですとコーペルでバスに乗り換えとなります。コーペルからピランまでは約1時間かかります。バスの場合、コーペルからリュブリャーナ直行便で約3時間。ただしカーブがとても多いので、酔いやすい方は避けたほうがいいでしょう。

文・写真:新田浩之

スロベニアの旅行記はこちら

*Mayu「CROATIA&SLOVENIA

*Yoshio Hasegaw「スロヴェニア;アルプスの瞳;ブレッド湖

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