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まずい?美味しい?おすすめ&ユニークイギリス料理11選

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Photo credit: Mitsukuni Sato「TENT LONDONへ行く

こんにちは、TRiPORTライターのないとぅです。
「イギリスの料理はまずい」がテンプレとなってしまった不名誉極まるイギリスの食事情、いったいどこまでが本当でどこまでが嘘なのか、英国旅行を考えるほとんどの旅行者は、この疑問に直面することでしょう。そんな疑問を少しでも解決できるよう、イギリスのおすすめ料理を6つと、人を選ぶと言われるチャレンジ料理を5つチョイスしました。
さらに、気になるお値段、物価情報やロンドンのレストラン情報も、あわせて紹介していきたいと思います。

イギリスの物価とレート

2015年現在ポンドのレートは、£1あたり約180円とかなりの円安です。よってレストランでの食事は割高感を感じることも多いです。
現地では£1を基準に考えることが多く、感覚としては、日本で100円を基準に買い物をするのとほぼ同じ。ランチにかかる値段は£15〜20程度の場合、日本での1500円〜2000円のランチといったところなのですが、実際のレートに換算すると2700円〜3600円となってしまいます。
イギリスの物価が高いせいというよりは、円安のせいで高くかんじますね。こればかりは、仕方がないと割り切るしかなさそうです。

おすすめ料理

まずはイギリスの料理の中から評価が高いものから紹介していきたいと思います。ただし、ひとつだけ注意してもらいたいのは、どんな美食も万人を満足させることはできないということです。
人それぞれ好みがある以上、ここに紹介した料理が美味しくないと感じることもあるかと思います。でも、それはイギリス料理だからではなく、好みに合わなかったからだと私は考えています。フランス料理や日本料理でおすすめ料理をまとめても、同じように美味しくないと思う料理はある、だからまずはみなさんに食べてもらいたいです。
そしてお気に入りの料理が見つかることを願って、筆者おすすめの料理を7つ紹介させてもらいます。

1. イングリッシュ・ブレックファスト

Photo credit: emo「2015 PARIS LONDON BELGIUM⑥ ~ロンドン2日目~

イギリスで美味しいものといえばこれですね。いきなり料理というよりはメニューみたいなもので申し訳ないですが、さまざまな意見を聞くなかでもっとも評判のいいイギリスの食文化のひとつです。さくっとした食感のトースト、厚みのあるベーコン、ソーセージ、ベークトビーンズに焼いたトマト、油で炒めたマッシュルーム。たまごの調理方法は目玉焼き、スクランブルエッグ、ポーチドエッグなどから選ぶことができるところもあります。

筆者もイギリスやアイルランドでの滞在中にこのイングリッシュブレックファストを、B&B(ベッド&ブレックファストの略で民宿のような宿泊施設)で何度か食べる機会がありました。旅行者にはこのボリュームはとてもありがたいですし、文句なしに美味しいといえる料理だと思います。

値段の目安: £10〜20程度 B&Bなどの宿泊施設の場合宿泊費に含まれる場合が多いです。

イングリッシュ・ブレックファストを食べられるレストラン

The Breakfast Club 
ロンドンに8店舗ある朝食専門店。朝食専門といっても夜まで営業している。
住所:33 D’Arblay Street W1F 8EU (Soho店)
電話番号: +44 (0)20 7434 2571
営業時間:月〜土 8:00am-10:00pm 日 8:00am-7:00pm
定休日: なし
HP: http://www.thebreakfastclubcafes.com/

2. フィッシュ・アンド・チップス

Photo credit: Tomoki「初めてのロンドン

イギリス労働者のエネルギー、フィッシュ・アンド・チップスは、白身魚の揚げ物にフライドポテトを添えた料理。チップスはいわゆるポテトチップスのことではなく、フライドポテトのことです(ちなみにポテトチップスのことはクリスプスと呼びます)。揚げ物ですので揚げたてアツアツをいただくのがベスト、ちゃんと揚げたてを出してくれるレストランを選ぶ必要があります。
イギリスの料理全般にいえることですが、塩味が控えめ、あるいはついていないことが多いので、自分で好きなだけ塩をふって、お好みでビネガーをかけて食べます。モルトビネガーをかけることに関しては賛否両論。たぶん、唐揚げにレモンをかけるか否かのように好みが分かれるところなのでしょう。塩、ビネガー以外にもタルタルソースが付いているところも。

フィッシュ・アンド・チップス専門店では魚の種類を選ぶことができます。これがなかなか種類が多いので、メニューを見ると混乱するかも知れません。いくつか紹介すると、一番オーソドックスなものでCod(タラ)、Haddock(コダラ)があります。他にも、Rock(カサゴ・メヌケ)、Skate(エイ)、Halibut(ヒラメ)、Lemon Sole・Plaice(カレイ)などがあり、それぞれ個性のある味が楽しめます。

値段の目安: £10〜15程度

フィッシュ・アンド・チップスを食べられるレストラン

Poppies Fish&Chips 
ロンドンに2店舗展開する有名店。
住所: 6-8 Hanbury Street London E1 6QR (Spitalfields店)
電話番号: +44 (0)20 7247 0892
営業時間:月〜木 11:00am-11:00pm 金〜土 11:00am-11:30pm 日 11:00am-10:30pm
定休日: なし
HP: http://poppiesfishandchips.co.uk/

3. アフタヌーンティー

Photo credit: Chieri Sawada「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland♡♥グレートブリテン及び北アイルランド連合王国

イギリス紅茶文化の集大成、憧れのアフタヌーンティーは、イギリスに来たら一度はいただきたい料理(というよりはこれもメニュー?)です。料理に関して無頓着と言われるイギリスが、七つの海の支配者となったときから愛してやまない紅茶を、より美味しくいただくためでしょうか。お茶うけに対しては並々ならぬ情熱をかんじます。
伝統的なアフタヌーンティーは、ポットの紅茶と、3段のティースタンドに下から順に、サンドイッチ、スコーン、ケーキ類が盛り合わせられたものが一般的ですが、最近では若者層や女性層向けにさまざまな構成のものがあります。
スコーンには必ずクロテッドクリームとジャムかはちみつが添えられています。このクロテッドクリームは、バターとクリームの中間といったかんじのクリームで、スコーンにいちごジャムと一緒にたっぷり塗って食べると、とろけるようなおいしさです。

さて、このアフタヌーンティー、量が量なだけに結構いいお値段なのです。目安としては安いもので£30、普通の値段で£40くらいはします。そこで筆者がおすすめしたいのはクリームティーです。クリームが入った紅茶のことではなく、スコーンと紅茶のセットをこのように呼びます(アメリカ、オーストラリアではデヴォンシャーティーとして知られています)。大きなスコーンが1〜2個、もちろんクロテッドクリームとジャムを添えて、紅茶もポットにたっぷりなので、アフタヌーンティーよりはリーズナブルな値段で、お茶の時間を満喫できます。

値段の目安: £30~40程度

アフタヌーンティーが楽しめるティールーム

Marriott Hotel County Hall, The Library Lounge 
マリオットホテルの歴史ある書斎の間を利用したティールーム。人気なので予約推奨。
住所: London County Hall, Westminster Bridge Road London, SE1 7PB United Kingdom
電話番号: +44 (0)20 7902 8055
営業時間: 2:30pm-4:30pm
定休日: なし
HP: http://www.marriott.com/hotel-info/lonch-london-marriott-hotel-county-hall/tea/t2fyie7/home-page.mi

4. ローストビーフ

Photo credit: Abe Akihiro「初ロンドン、南仏 2週間

イギリスの牛肉料理として日本でもお馴染みのローストビーフ。日本ではよくわさびをつけて食べますが、イギリスではホースラディッシュという辛味のあるカブが付け合せにでることがあり、これがピリッと効いてローストビーフによくあいます。他にもヨークシャー・プディングが付け合せによく出てきます。
ローストビーフとヨークシャー・プディングにはグレイビーソースという肉汁でできたソースをかけるのが伝統の味、お肉の旨味をたっぷり堪能できる逸品です。

ローストビーフとヨークシャー・プディングのセットはサンデーローストとも呼ばれ、もともとは日曜日に家族揃って食べるごちそうでした。レストランのメニューが、平日と日曜日で違うものを用意しているのは、その習慣の名残です。
今では高級レストランの定番メニューですが、イングランドの素朴な習慣から生まれた家庭料理だったんですね。

値段の目安: £30前後から
ローストビーフを食べられるレストラン

Rules 
ロンドン最古の高級レストラン。軽いドレスコードがあるので注意。
住所: 35 Maiden Lane, Covent Garden, WC2E 7LB
電話番号: +44 (0)20 7836 5314
営業時間: 月〜土 12:00pm-11:45pm 日 12:00pm-10:45pm
定休日: なし
HP: http://rules.co.uk/

5. コテージパイ(シェパーズパイ)

Photo credit: Susieclue (Own work) [Public domain], via Wikimedia Commons

イギリスの家庭の味、コテージパイは、ひき肉の上にマッシュしたポテトを敷き詰めて焼き上げるパイで、羊肉を使うものはシェパーズパイとも呼びます。塊の肉は、庶民にとっては高価だったため、余り物の肉や野菜のの切れ端をミンチにしたものを使ったのがもともと。シンプルにして素朴、しかしお腹いっぱいになれる、そんな料理です。
家庭料理ですので、高級なレストランではあまり見かけませんが、パブ、カフェなどで食べることができます。

値段の目安: £10〜15程度

コテージパイ/シェパーズパイを食べられるレストラン

Albion Cafe
近くにテート・モダンなどの観光スポットがある便利なロケーションのカフェ。夜遅くまで営業している。
住所: 2-4 Boundary Street, Shoreditch, London E2 7DD
電話番号: +44 (0)20 7729 1051
営業時間: 月〜水、日 8:00am-11:00pm 木〜土 8:00am-1:00am
定休日: なし
HP: http://albioncaff.co.uk/

6. ショートブレッド

 

Photo credit: Dave souza (Own work) [CC BY-SA 2.5], via Wikimedia Commons

紅茶大国イギリスのお茶うけへの情熱が昇華された逸品、その二。アフタヌーンティーより軽く気軽なお菓子です(アフタヌーンティーはもはや軽い食事ですからね)。外見は厚めのクッキーのようなかんじで、バターの風味たっぷり。焼き菓子なのでお土産にもいいですね。
日本でもスコットランドWalkers社のショートブレッドは大変有名です。Walkers社の赤いチェックのパッケージはショートブレッドの代名詞になっています。スーパーマーケットなどで手頃な値段で買うことができるので、ぜひ英国旅行のお土産にどうぞ。

値段の目安: 安いものは£2程度から 缶に入ったものは£10前後

ショートブレッドを買うのにおすすめのイギリス大手スーパーマーケット
TESCO 店舗数はイギリス内でNo.1、とても安いかわりに品質は保証しない。
Sainsbury’s テスコ同様店舗数が多く、とても安い。ものによってはテスコより安いものもありますが、やはり品質は自分の目で見てしっかり確認する必要あり。
Marks&Spencer スーパーというよりはデパートの品揃え。値段は高いものの、高品質。
Waitrose 店舗数は少ないものの高品質な食品を取り扱っている。自社製品も高いクオリティのものが多いので、見かけたら覗いてみるのも。

チャレンジ料理

ここまではおすすめ料理を紹介してきましたが、ここから紹介するのは、玄人向けとも言うべきイギリス料理、食品たちです。これらを美味しいと感じるか否かはかなりはっきり割れるので、一概においしい、まずいをここで決めつけることはできません。それを決めるのは、実際に食べた貴方自身となるでしょう。

1. マーマイト

Photo credit: WestportWiki (Own work) [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

発酵食品大国ニッポンに、紳士の国イギリスからの挑戦状とも思えるこの黒くドロリとした食品は、「イギリス人の味覚の破壊の原因」などと不名誉な評価を下されている、世界的にある意味で有名な健康食品です。
ビールの酒粕を使った発酵食品で、発酵食品にありがちな強い臭気、独特の苦味が倦厭される要因だと思われます。匂いの強い食品は人を選ぶ、あなたはこの黒い悪夢に魅入られるだろうか?
ちなみに筆者は魅入られました。普通に美味しいです。トーストにちょっとだけ、塩気の少ないクリームチーズといっしょに塗って食べるとかなりいけます。見た目より塩気が強いのでちょっとだけ塗る、というのがポイント。

値段の目安: 250gが£2前後

2. スターゲイジーパイ

Photo credit: Krista via flickr cc

星を見上げるというロマンチックな名前に反して、圧倒的な存在感を放つ魚の頭が、これから食そうとする人々を威嚇する・・・イギリス人の味覚よりも美的センスを疑いたくなる衝撃的なパイ、それがスターゲイジーパイです。
味に関するレビューが少なく、どうやら日本人旅行者の多くはその独特すぎる外観の前に屈してしまった模様。しかし、これを極端にまずいというレビューをあまりみないので、外見で損をしている料理なだけなのかもしれません。
ちなみに、この料理はとある有名なアニメ映画に登場します。ジブリ映画「魔女の宅急便」で、おばあさんが孫のパーティのために作ったニシンとかぼちゃの包み焼き、あれが実はスターゲイジーパイです。あのおいしそうな外見なら、ここにチャレンジ料理として列挙されたりはしなかったでしょうに、と魚の頭が寂しげに訴えかけてくるようです。

値段の目安: 約£10〜15

3. ウナギのゼリー寄せ

Photo credit: JanesDaddy (Ensglish User) (English Wikipedia – [1]) [GFDL, CC-BY-SA-3.0 or CC BY-SA 2.52.01.0], via Wikimedia Commons

これもなかなか見た目にインパクトのある料理ですが、ベッカムの好物であることで有名なロンドンの下町の味です。うなぎをぶつ切りにしてぐつぐつ煮込んでそのまま冷やすというワイルド極まりない調理法であるがゆえに、うなぎの小骨や内臓が全部そのまま入っています。
うなぎの臭みが苦手な人にはつらい食べ物には違いないと思うのですが、美味しかったというレビューもちらほら見かけますし、ベッカムの好物ということもあるので、とりあえず「まずい」という先入観を捨てて、チャレンジしてみてはいかがですか?

値段の目安: £6前後

4. ハギス

Photo credit: Tess Watson via flickr cc

フランスのシラク元大統領の発言により、ちょっとした国際問題と化したスコットランド名物です。このちょっとした国際問題というのは、シラク元大統領が2005年に、ロシアのプーチン大統領と、ドイツのシュレーダー首相との会談で、この料理を挙げて、「ひどい料理を食べるやつらは信用ならないということだ」と発言、英大衆紙がこれに猛反発したというもの。
どんな料理かというと、羊の内臓のミンチ、オート麦、玉ねぎやハーブ類を、羊の胃袋に詰めた詰め物料理です。ウイスキーをベースにしたソースをかけることも多く、お酒によくあうといわれています。これもまた、まずいという声だけでなく、美味しかったという声を聞きますので、特にお酒が好きな方は、探してみてください。

値段の目安: 約£5〜(量によってまちまち)

5. ブラック・プディング

Photo credit: bob walker via flickr cc

炭化してしまっているのでは、との疑問を持った方も多いのではないでしょうか。ブラック・プディングという名前では想像しにくいですが、これはソーセージの一種で、材料は豚の血と脂身です。
血で出来ているということ以上に、ものすごくしょっぱい味が、このブラック・プディングのまずいといわれる所以で、そのしょっぱさたるや、血で出来ているなんて些細なことに思えてくるほど。現に血で出来たソーセージは、古くから牧畜が盛んだったヨーロッパの各地に見られる、食材を無駄にしない知恵ですので、西洋諸国ではめずらしくありません。
問題はここからで、このブラック・プディング、実は先述したおすすめ料理のイングリッシュ・ブレックファストに、高確率で入っているのです。おかしいじゃないか、といわれても困ります。イングリッシュ・ブレックファストの評判は間違いなく良いのですが、ブラック・プディングが苦手な人は多い、と考えるほかないということでしょう。
ちなみに筆者が食べた感想はといいますと、「うわ〜しょっぱいなこれ」くらいの感想でした。著しくまずいかといわれると、そうでもないといったところでしょうか。イングリッシュ・ブレックファストにこれがついていたらぜひ、チャレンジしてみてください。

値段の目安: 約£5〜7程度(量によってまちまち)

おわりに

イギリス料理特集、いかがでしたか?食べてみたい、もしくはチャレンジしてみたい料理はありましたか。
ちょっとした自論になってしまいますが、筆者には食事に関して1つポリシーがあります。それは食べ物を「まずい」と思わないことです。「まずい」というのは食文化の否定のように感じてしまうので、その代わりに「苦手だ」と思うと、食べ物への感謝の度合いが変わってくると思います。文化の違いは味覚の違いだと思って、他国の料理を楽しめると、旅行がより楽しくなりますね。英国旅行へ行く際に参考にしてもらえたらうれしいです。

ライター: Momo Naito
Photo by: Mitsukuni Sato「TENT LONDONへ行く

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