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ウイルス性拡散サイト!? 「バイラルメディア」って何?

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それはSNSでの拡散狙いの面白ニュースサイト

ウイルスは、英語でVirusでバイラスと発音することから想像がつくと思うが、バイラル(Viral)とは「ウイルスみたいに感染しやすい」という意味。バイラルメディアとは感染、つまり拡散狙いのサイトということになる。言い換えれば、FacebookやTwitterにシェアされやすいコンテンツを掲載することによって集客を伸ばそうというニュースサイトのことだ。

たとえば、日本の人気バイラルメディアの「Whats(ホワッツ)」を見てみよう。トップページにズラリと並ぶコンテンツには、「スノーボードで滑走中、雪に埋もれた凍死寸前の馬を発見。その時ボーダーがとった行動とは…」といった、思わず続きを読みたくなる見出しが躍る。クリックすると、短い解説文とともに、YouTubeから引用した動画が掲載されている。そして、この動画スペースのすぐそばに、FacebookのシェアボタンとTwitterのつぶやきボタンがデカデカと配置されているのが、典型的なバイラルメディアのユーザーインターフェースだ。ちょっといい話、ビックリする話、思わず笑い出す話、不思議な話などを集め、SNSでシェアしてもらって拡散させることで、アクセスを増やすというビジネスモデルだ。いわゆる「まとめサイト」などもバイラルメディアの仲間に入るかもしれない。


この「Whats」の記事のように、動画をメインとした記事のすぐそばに、SNSで共有するためのボタンが並ぶのがバイラルメディアの典型的なレイアウト

このバイラルメディアはアメリカ生まれなのだが、2013年ごろから日本でもいろいろなバイラルメディアが続々と生まれた。しかし、大手IT企業の出資で話題となった「BUZZ HOUSE(バズハウス)」が閉鎖となるなど、厳しい生存競争が続いている。ちなみに現在の人気のサイトを一覧表にしてみたので、ご覧あれ。

Whats(ホワッツ)

動画メインだが社会問題も取り上げるバランスが特徴

grape(グレープ)

わかりやすく誰でも楽しめる面白動画が中心で人気急上昇中

CuRAZY(クレイジー)

笑える動画や診断ゲーム系などに特に力を注いでいる

Spotlight(スポットライト)

ちょっぴり大人系のメディアでシリアスな話題も多い

dropout(ドロップアウト)

知っておくとためになる的な動画中心のメディア

TABI LABO(タビラボ)

大人向けのスタイリッシュな話題や動画以外の記事も満載

Gamy(ゲーミー)

その名の通り、ゲームに関係した話題がメインのメディア

世界最大のバイラルメディアが日本進出!!

さて、ここに来て、なぜかバイラルメディアへの注目度が再び高まっている。世界最大のバイラルメディア、アメリカの「BuzzFeed(バズフィード)が2015年冬の日本進出を決定したからだ。実はこの「BuzzFeed」こそが、世界初のバイラルメディアなのだ。誕生は2006年、創業者はハフィントン・ポストの共同創業者でもあるジョナ・ペレッティ。以来、コンスタントに成長を続け、現時点で、全世界における「BuzzFeed」のユーザー数は月間2億人以上、動画視聴回数は月間15億回、年間売上が1億ドル(およそ120億円 ※1ドル120円として計算)を超えるという巨大メディアと化している。そんな「BuzzFeed」がやって来るのだから、まさに黒船来航である。

こちらは「BuzzFeed」の記事で、政治ニュースがトップだ。やはり、記事のすぐそばにSNSへの共有ボタンが並ぶ

「BuzzFeed」の成功は、独自のニュースコンテンツが豊富なこと、そしてそのクオリティーの高さにあるといわれている。実際、創業当初は動画や画像中心のコンテンツだったのが、2012年ごろからは政治ニュースや調査報道などのコンテンツが加わり、中高年の支持が増えていった。ほかのバイラルメディアが、他サイトやYouTubeなどからの引用で占められているのとは対照的だ。

さて、巨人「BuzzFeed」を迎え撃つ日本勢、いったいどんな対抗策を用意しているのだろうか。日本のバイラルメディアの進化のためにも、この黒船来航は大いに楽しみだ。

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